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2025/08/25

ぐるっと日本を旅してみた Vol.84

2023年9月16日(土)84日目

体調が悪いので松山市でもう一泊しようと思ったが、

手頃なホテルが無かった。

体調が悪いと言っても、何もできないわけでも、動けないわけでもない。

結局、前へ進むことにする。

無理せず、のんびり、行けるところまで行ってみよう。

 

渡し船 三津の渡し

朝になってお腹の調子は少し良くなったので出発することにする。

昨夜の居酒屋で近くに渡し船があると言う話を聞いていたので行ってみることにした。

三津の渡しは、川の河口近くにあった。無料なので乗って見ようと思ったが、駐車場が無かったので路駐して眺めるだけにした。

渡し船は、大型のボートに操縦席の小屋をつけた感じだった。

時間は決まっていなくて、人が来れば出発するらしい。

船が対岸にいる時は手をあげて呼ぶと来てくれる。

河口部分は、潮の満ち引きの影響を受けるのか結構流れが速かった。

小さな船は、波に揉まれてゆらゆらと進んでいく。

漁から戻ってきたらしい漁船が行く手を遮るようにやってくる。

約束事でもあるのか渡し船が川の真ん中で速度を落とし、漁船をやり過ごす。

対岸は、船を上げられるようにスロープになっているのだが、船はそこに近づくとドリフトするかのようにお尻を振って向きを揃えるとスロープに突っ込んでいった。

お客さんは、そのスロープから陸に上がるようだった。

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人っ子1人来ない船着場の前の道に車を置いて渡し船に乗っても良かったかな?

と、ちょっと思った。

「対岸まで車で迎えにいくから乗ってきたら?」

と、ミィに言ったが

「別にいいや」と、乗る気はなさそうだった。

川の流れにゆらゆら揺れる渡し船を見ているだけでも楽しかったのだ。

 

みきゃんパーク梅津寺

「9:30オープンだから!」と、ネットで下調べしたミィは言った。

しかし、現地に到着すると駐車場は閉鎖されていて人影もなかった。

「みきゃんパーク、休みじゃないの?」

「そんなことない!ちゃんと時間書いてあったから!」

それでも、みきゃんパーク梅津寺の扉は固く閉まっていた。

とりあえず、目の前の海岸でしばらく海を眺めて時間を潰していた。

10:00になったのでそろそろ開いたかと「みきゃんパーク」に戻ってみる。

しかし、人影がなく静かな佇まいだった。

諦めきれずにネットで調べていたのだが、どうやら今日は開店が遅くなるらしい。

「昼までここにいるのはやだな。

もう次に行こう」

ミィは不満顔だったが仕方がない。

店が開かないのだから。

そもそも昨日「みきゃんセンター」に行っただろう、と思ったが口にはしなかった。

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明治のカール

明治のカール。

「・・・ハァ、おらがさ山にも桜が咲いた〜」

カールおじさんのカール。

ちょっと太くて丸っこいカール。

サクサクした食感のカール。

東日本から撤退したカール。

 

そのカールの工場があった。

西日本では売られているとは、

風の便りで聞いていたが。

都市伝説ではなかったのか。

目の前に大きく「カール」と書かれた工場があった。

そんな大袈裟な話ではないのだが、

工場を見つけた時に

あぁ、まだ売ってるんだな、と思った。

久しぶりに食べてもようか?

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蛇口からみかんジュース えひめ愛顔の観光物産館

「愛媛では蛇口からオレンジジュースが出るんだよ」

都市伝説でそう囁かれていたが、それを具体化(商業化)した場所があるという。

飛行場や、観光施設に行くと体感できるという。

とはいえ、結構値段も高かったりするのだが。

1杯 100円で体感できる場所があり、ここが一番安いと聞いた(自分調べ)。

「えひめ愛顔の観光物産館」は、観光客で混んでいた。

その中に入り特産品やお土産の並んだ棚を見て回る。

キャラクターのキーホルダーや、グッズがあるとミィが食いついてみている。

海産の加工品が多いがやはり「みかん」の加工品が多い。

みかんジュースも、品種ごとにあってちょっとした色の違いもあって試してみたくなる。

その「みかんジュース」の出る蛇口だが、物産館の入口を入るとすぐの所のにあった。

100円払って紙コップをもらい、それに1杯分、蛇口を捻ってジュースを入れる形だ。

子供の頃、ガラスのドームにオレンジジュースが噴き上がっている自動販売機があったのを思い出す。

あれとは全然違う。

みきゃんがデザインされた流し台に「蛇口からみかん」と大きく書いてある。

蛇口を捻ると濃いオレンジ色のみかんジュースが出てくる。

思わず笑っちゃう。

楽しい!

僕らがジュースコップに注いでいると急に混み始め後ろに行列ができた。

みんなやりたいんだな「蛇口からみかんジュース」。

ホント、バカみたいだけど楽しい仕掛けだ。

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道路を挟んだ反対側の土産物の店先にも「蛇口からみかんジュース」があった。

値段は、200円。

空港では、250円とか300円とかと、聞いた。

ずいぶん値段が違うんだなぁと、美味しいみかんジュースを飲みながら思った。

みかんジュースが美味しかったので味比べをしようと「宇和島みかん」「不知火」「河内晩柑」の3種類のジュースを買ってみた。

全部美味しいんだけど、ずいぶん味が違うもんだなぁ。

もう一つ、愛媛ローカルのクリームソーダ、「ホームアップ」も飲んでみた。

なんだか懐かしい味がする。

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巨大テント 道後温泉本館

高台の駐車場の脇にある足湯に浸かりながら眼下の景色を眺めていた。

そこから見えるのは巨大なテント?だった。

ただ、そのテントの中に巨大な建物がすっぽりと入っていた。

木造3階建てのその建物は、道後温泉本館だった。

重要文化財の指定を受けている現役の公衆浴場だ。

現在(2023年)は、保存修理工事中の為巨大なテントに包まれていた。

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工事中の為、入浴はできるが休憩室等は使えないらしい。

それどころか、入浴したくても順番待ちがすごくてまだ午前中なのに次に入れるのは午後遅くなりそうだった。

しかたないので、道後温泉本館を眺めながら足湯に浸かっている。

これで、道後温泉にはいって来たよ、と言えそうだな。

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坊ちゃんカラクリ時計 道後温泉駅

道後温泉本館をグルッと回ってその建物の造りを眺めていた。

とは言え、工事中なのでテントの隙間からのぞき込む感じですが。

そこからアーケード街となった温泉街をブラブラと歩いて行く。

気になる土産物屋やショップがあると立ち寄ってグッズやキャラクター商品を見ていく。

ミィは相変わらずキャラクターグッズが気になるようだった。

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温泉街を抜けたところが伊予鉄の道後温泉駅がある。

SLを模した「坊ちゃん列車」が走ってくる駅なのだが、この時間はオレンジと黒のシャレた路面電車がやってきた。

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駅前は、広場になっていてその中にカラクリ時計が建っている。

三々五々人々が集まり始め 11時30分にカラクリが動き始めた。

屋根がせり上がり、グルリと文字盤が回るとマドンナが現れ、さらに本体がせり上がると湯船が出てくる。

扉が開くと坊ちゃんとマドンナが現れたり、様々なキャラクターが表れて音楽に合わせて動いていた。

一通り音楽が終わると同時に全てが時計の中に収まって、元の時計に戻り静寂が訪れる。

あっという間に人々は散ってしまって誰もいなくなった。

終わりはあっけないのだ。

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バスカビル家の犬 萬翠荘

シャーロックホームズのバスカビル家の犬 といえばホームズの物語の中でも有名な話だが。

それをモチーフにした「バスかビル家の犬 シャーロック 劇場版」という映画を見たことがあった。

そのロケ地となった建物があるらしいので行ってみた。

愛媛県庁の裏手にあるその建物があった。

萬翠荘は、旧松山藩主の子孫が大正時代に建てたフランス風洋館だ。

真っ白な洋館は、キレイに整備されていて年月を感じさせない。

その前に立つと、車寄せや、バルコニーの雰囲気が映画で見た建物そのものだった。

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重厚な玄関から中に入ると、中央に階段があり、ステンドグラスが見える。

右手は、ちょっとしたホールになっているが、普段ここは貸室になっているらしい。

階段を上がりステンドグラスを間近にみる。

赤い帆を張った船が海原を進んでいる。

ステンドグラスの図柄としてはちょっと珍しいかもしれない。

2階は展示室になっていて、萬翠荘にまつわるさまざまな資料が展示されていた。

バルコニーのある小部屋には、椅子が置いてありちょとだけ「伯爵」気分を味わうことができる。

優雅な世界に浸ろうかと思って座ってみるが、僕はあまり落ち着かなかった。

畳の上であぐらをかいている方が性に合っているようだ。

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大混雑の夜 千本高原キャンプ場

「えっっと、今日は大勢いらっしゃっているんですよ。」

受付の女性は、ちょっと困った顔をしてタブレットを見せてくれた。

それは、キャンプ場に設置された Webカメラの映像だった。

確かに、車とテントでサイトが埋まっているようだった。

思えば今日は、土曜日だった。

混んでいるわけだ。

「行ってみて、テントを立てられるかどうか確認してください。

料金は、立てることができてからで良いですよ。

明日の担当者にも伝えておきますので、撤収後に支払いに来ていただいても大丈夫です」

親切に説明してくれたことにお礼を言って、僕らはキャンプ場へ向かうことにした。

千本高原キャンプ場は、久万高原にある格安キャンプ場だ。

道の駅さんさん で受付をすると山道を登っていくと、10分ほどでサイトに到着する。

キャンプ場は、ドーナツ状に通路があり、その両側にサイトがあるようだった。

通路の両脇は、タブレットで見た通り車とテントでサイトが埋め尽くされていた。

溢れたキャンパーは、その周囲の空間を見つけてテントを立てていた。

大型のキャンピングカー、というよりトラックといった感じの車両もある。

僕らは、通路を周回して内部のサイトにテントを立てるのを諦めたが、少し背の高い草が生えている場所が空いているのを見つけた。

「ここにしよう。」

車を停めて草を少し倒すとテントとタープを立てた。

その後も次から次へと車が入ってくる。

諦めて出ていく車もいるが、ほとんどの人はそれなりの場所を見つけてテントを立てていた。

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僕らは一旦、町まで戻り道の駅で料金を払い、スーパーで食材を買い、キャンプ場へ戻った。

温泉へ行きたかったがすぐ近くには無いようで、更に山奥へいく必要があったので諦めたのだった。

その夜、旅の洗礼が再び訪れる。

テントを出たり、入ったりを繰り返す。

ようやく眠りにつけたのは深夜を回っていた。

 

84日目のDATA

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2023/09/16(土)

天候:晴れ 最低 24.9℃/最高 33.4℃

愛媛県松山市〜愛媛県上浮穴郡久万高原町

走行距離:68.8km

総走行距離:11297.4km

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