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2025/04/09

ぐるっと日本を旅してみた Vol.69

2023年9月1日(金)69日目

熊本県で有名な観光地は阿蘇だろう。

僕らはいよいよ阿蘇のカルデラに入るのだが、

その前に、熊本地震から復興途上の町を巡りながら、

くまモンとワンピースを巡る旅になる。

 

26都道府県庁目 熊本県庁

2011年、九州新幹線前線開通記念に生まれたくまモン。

この年には東日本大震災があった。

2016年、熊本地震が発生し被災した熊本県。

2019年に復興支援プロジェクトとして「麦わらの一味「ヒノ国」復興編」が動き出す。

ワンピースのキャラクター像が熊本県内に建てられたのだ。

このくまモンと、ワンピースに占拠されたのが 26都道府県庁目 熊本県庁だった。

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県庁へ入る通路の両脇は木立が立ち並び、キレイに手入れされている。

そしてそこの街灯にはくまモンと、ルフィーが描かれているフラッグが下がっている。

通路の途中にルフィー像が立っていて、観光スポットになっていた。

平日なので人影もまばらだが、ルフィー像の前で写真を撮ってる人がいる。

そして、僕らも・・・。

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県庁舎に入ってみると、広いホールにソファーが並んでいる。

僕はソファーに座って休憩をし、ミィは積極的にフロアをうろついていた。

そろそろ次へ行こうか、県庁の裏の駐車場に車を停めたので庁舎内を横切っていく。

隣の庁舎へ入ると木製の格子があり、角度を変えるとくまモンが現れる仕掛けになっていた。

こんなところにもくまモンか。

やっぱり、占拠されているな。笑。

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車に戻ってから気づいた。

「傘が無い」

今日は天気が悪くて小雨が降っていた。

折り畳み傘を持って県庁を散策していたのだ。

「休憩した時にソファに置いてきたのかも」

県庁舎へ戻って探したが見つからない、一応受付の人にも聞いたけど忘れ物として届いていないようだった。

「しょうがない」

僕は諦めて先に進むことにした。

 

日本一広いアーケード サンロード新市街

お昼を食べるために熊本市内の商店街へ行く事にした。

駐車場に車を停めて、大きなデパートの脇を抜けるとアーケード街に出た。

屋根が高く、幅の広いアーケード街、サンロード新市街だ。

アーケードの広さは日本一だそうで、18mある。

平日だというのにアーケード街には多くの人が歩いていた。

佐世保のアーケード街も結構賑わっていたが、熊本のアーケード街もかなり賑わっている。

休日だと更に大勢の人で賑わうのだろうか?

僕らは、買い物をするわけではないが巨大ショッピングアーけどを散策して回った。

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太平燕(タイピーエン) 紅蘭亭

熊本名物で食べてみたかったものに、太平燕(タイピーエン)があった。

サンロード新市街にある紅蘭亭で食べられる様なので行ってみる事にした。

太平燕は、熊本の給食にも出てくる県民食とも言えるものらしい。

僕は、そんな食べ物なら気軽にその辺の食堂で食べられるのだろうくらい簡単に思っていた。


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店の前まで来て驚いた。

立派な店構え!

一歩店内に入るとそこは食堂なんかではなく、小綺麗なお土産屋という感じだった。

目の前にエレベーター。

その脇の椅子に・・・マダム達。

エレベーターの前にスーツの女性。

「いらっしゃいませ。

こちらで受付をしてお待ちください、」

受付機に入力をしてちょっと緊張気味に10分ほど待って名前を呼ばれてエレベーターへ案内される。

到着したフロアにも案内人がいて席に案内してくれた。

席についたけど高級感あふれる雰囲気になんか落ち着かない。

僕らは、太平燕のランチセット、中華定食を注文した。

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太平燕とは、簡単に言えば春雨スープのことだ。

春雨の上に野菜や素揚げしたゆで卵が乗っている。

あっさりとしたスープとツルッとした麺が美味しい。

老舗中華店らしく添えられたおかずも美味しくて、箸が進む。

僕らは、熊本のローカルフードを堪能した。

ごちそうさまでした。

 

チョッパー 熊本市動植物園

熊本市の中心に江津湖という湖があり周囲が公園として整備されている。

その公園の中に熊本市動植物園がある。

割とこじんまりとした動物園だ。

駐車場に車を停めると、小さな女の子が嬉しそうにお母さんと手を繋いで歩いていた。

動植物園の前にある像に近づくとキャッキャッと楽しそうにして走り回り、お母さんが写真を撮っている。

僕らは、その親子の写真撮影が終わるのを待っていた。

そう、ここへ来たのは動植物園へ行くのではなくこの像に用があったのだ。

熊本復興支援プロジェクト「麦わらの一味「ヒノ国」復興編」で建てられたチョッパーの像があるのだ。

小柄で、ツノの生えたチョッパーが笑いながらそこにいる。

「ヒノ国」の復興はどこまで進んだのだろうか?

離れた地に住んでいると復興の状況はなかなか聞こえてこない。

街中を散策する分には平常に戻っている様にも見えるが、実際に住んでいる人にとってはどうなのだろうか?

そんな「ヒノ国」をチョッパーが見守り続けていた。

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ネギパン 高岡製パン

「ネギパンを食べようよ!」と、ミィが言う。

熊本のローカルパンらしい。

一体どこからそんな情報を持ってくるのか?

変な雑学だけは多いのだ。

 

高岡製パンは、健軍商店街ピアレスクというアーケード街の入口を左折したところにあった。

外装がレンガ風の3階建ての建物の1階に店舗がある。

街のパン屋さんといった風情の店内には、惣菜パンや、菓子パンがずらっと並ぶ。

どれも美味しそうだった。

「これ、これ、これ」と、ミィがネギパンを見つけた。

半月の様な形をした白いパンが、ビニルのパッケージに入って売られている。

パンを買うと僕らは車に戻り食べる事にした。

ネギパンは、白いパン生地に刻んだ長ネギを乗せて焼いてある。

中の具はおかか。

ふわっとして、モチっとしたパンはちょっと塩気があって美味しい。

おやつ程度に食べてみたのだが、いろんな種類のパンを買って食べ比べも楽しかっただろうな。

美味しかった。

ごちそうさまでした。

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サンジ 益城町交流情報センター ミナテラス

地震で壊れた道路を修復しているのか?

拡幅工事なのか?

熊本地震の震源地だった益城町はあちこちで道路工事をやっていた。

益城町の体育館に車を停める。

その隣にある益城町交流情報センターミナテラスに用があった。

ここには麦わらの一味の「サンジ」がいる。

サンジの像の前には海外からの旅行者だろうか、東南アジア系の2人の若者が写真を撮りあっている。

僕らは、しばらく待ってから像の方へ行った。

熊本地震で益城町は大きな被害が出た。

学校給食センターも被害を受けていてその復旧に2年かかったそうだ。

その状況を受けて「コックのサンジが益城町を応援に来た」と、いうことで像が立っている。

 

食事の心配はするな、とでも言っているのだろうか?

お盆を片手に持ち、サンジがにこやかに立っていた。

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ナミ 俵山交流館萌の里

俵山交流館萌の里は、思った以上に混んでいた。

物産館を出入りする人が大勢いる。

僕らは物産館の脇の坂道を登っていく。

同じように坂道を上り下りしている人もたくさんいる。

大体目的は同じだと思う。

ここには、「麦わらの一味」のナミがいるのだ。

 

坂を上がったところで撮影大会が行われていた。

皆、カメラを構えてナミの写真を撮っている。

結構海外からの観光客も多いようだ。

それに混じって僕らも写真を撮る。

万国共通。

やる事は一緒だ。

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「X」 桑鶴大橋

つまんない事が気になることがある。

おぉこれは! その時は、そんな風に感じてるのだ。

「X だ!」

思わず目に入ったものを声に出していた。

桑鶴大橋の橋脚が「X」になっていた。

ちょうど、

Twitter の CEO がイーロン・マスクになり、

Twitter が X になり、

ツイートがポストになって約1ヶ月。

そりゃ反応もするよ。

この絵面はまさに「X」だった!

僕とミィは、しばらく「X」で盛り上がっていた。

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学校の施設? 南阿蘇久木野キャンプ場ヒカリトモリ

「学校?じゃないの?」

駐車スペースに車を入れようとしたら入口に

「くまもと清陵高等学校」の看板、というか校門がある。

「南阿蘇久木野キャンプ場ヒカリトモリ」の駐車場案内板は、その校門に向けて矢印が書いてあった。

校門の先に校舎が見える。

ほんとに学校のようだった。

校門を入ってすぐ左へ曲がると校庭というかグランドのような場所があり奥にキャンプ場への門があるようだった。

そのグランドを横切って車を停める。

キャンプ場への門を入ると小屋があり、そこでチェックインをする。

今日も僕らだけなのでサイトは選び放題。笑。

一旦駐車場を出たら受付の脇の通路を奥に進むとテントサイトがあるらしい。

ものすごい森の中へ入っていく感じで簡単に整地されたサイトが森の中に点々とある感じだった。

その一つを選んだが、サイトが広くて、車を置いても余裕でテントを立てることができた。

今夜は、木々に囲まれて静かな夜を過ごすことができそうだ。

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南阿蘇鉄道 南阿蘇水の生まれる里 白水高原駅

阿蘇山の麓を南阿蘇鉄道という鉄道が走っている。

1985年、国鉄 高森線が廃止となり第三セクター鉄道として再出発した鉄道だ。

その途中駅、「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」へ行ってみた。

なんとも長い名前の駅名だ。

この駅の周辺は湧水が多いのでこういう名前になったのだろう。

駅舎に入ってみる。

時刻表を見るとしばらく列車は来ない様だった。

夕暮れ時で人気もなく静まり返った駅。

僕ら2人だけでそんな場所を楽しんだ。

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阿蘇白水温泉 瑠璃

阿蘇白水温泉瑠璃の建物は木造で大きな建物だった。

宿泊棟もあるらしく、その分建物が大きいのだろう。

建物に入ると天井の高いホールになっていて、産直販売所となっていた。

別棟が渡り廊下でつながっていて休憩スペースがあり、そこから階段で下に降りていくと中庭が池になっていて錦鯉が泳いでいるのが見えた。

その先の通路が浴場に続いている。

温泉は、それなりに混んでいたがそれでもゆっくりと温まることができた。

風呂からあがり、休憩スペースでミィを待つことにする。

スペースには椅子ではなく、クッションがたくさんありくつろぐことができた。

風呂上がりのコーラが美味かった。

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僕らは、キャンプ場へ戻り、阿蘇の山々に抱かれながら夜を過ごした。

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69日目のDATA

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2023/09/01(金)

天候:雨のち曇り 最低 24.4℃/最高 29.6℃

熊本県宇城市〜熊本県阿蘇郡南阿蘇村

走行距離:112.0kmkm

総走行距離:9680.7km

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