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2025/03/30

ぐるっと日本を旅してみた Vol.68

2023年8月31日(木)68日目

島原半島の末端まで南下してきた。

この先は海になるのでフェリーで海を渡ることになる。

ここまでずっと陸地を走ってきて久しぶりのフェリー。

イルカウォッチングもできる海らしいので、楽しみなルートになりそうだ。

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フェリーターミナル 口之津港

フェリー乗り場のある口之津港についた。

ここからフェリーで熊本県へ渡る。

フェリーの出港時間まで1時間位あった近くを観光してから来ようかとも思ったが、フェリーに乗り慣れていないので手続きをしたらターミナルで待とうと思った。

「2階に展望テラスがあるから行ってみようか」

ただ、椅子に座って待ってるのでは時間を持て余してしまう。

僕らは2階の展望テラスへ行った。

テラスと言っても通路の様なところで目の前の港を見下ろす事ができる位の所だった。

そこに口之津民族資料館というのがあったので時間潰しに見る事にした。

入場料が 200円で島原半島の南島原市周辺の歴史や南蛮貿易についての展示があり、意外と見応えがあった。

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やがて港にフェリーが到着したのが見えた。

程なくフェリー乗船の案内放送が流れる。

僕らは、車に戻った。

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イルカウォッチング 島鉄フェリー

口之津港を出港したフェリーは、対岸の港を目指して海上を進んだ。

とても天気が良くて、波も穏やかだった。

僕らは乗船するとデッキに上がって潮風を浴びていた。

口之津港のターミナルの隣には、イルカウォッチングの観光船の乗り場があった。

うまくいけばイルカをみる事ができるかも知れない。

フェリーの案内にもそんな事が書かれていた。

「イルカが見えるかな?」

ミィと僕はずっと海面を見続けていた。

長崎県と熊本県に挟まれた海峡の端から端まで目を凝らして見ていた。

「あれかな?」

などと指を刺してみるが、波頭だったりしてそれらしい影は見えない。

結局、30分程のイルカウォッチングは、成果の無いまま対岸の鬼池港に着いてしまった。

こうして僕らは熊本県に入った。

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赤巻 道の駅イルカセンター

熊本県天草市の鬼池港に着いた。

駐車場の傍には天草四郎の像が立っていて、隠れキリシタンの地だというのが分かる。

その近くにイルカが引くサンタのソリという良く分からない像もある。

イルカがいるという事なのだろうけれど。

そして、熊本県に入ると現れるのは、くまモン。

無料Wi-Fi のマークに早速描かれていた。

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僕らはまず道の駅を目指した。

道の駅イルカセンターは、いかにもという感じでイルカウォッチングの受付が併設された道の駅だ。

「イルカ受付」という謎の幟がたくさん立っていた。

まぁウォッチングという事だろうけどね。

道の駅の店舗へ入って行くと、売店には海鮮が並びどれも新鮮で美味しそうだった。

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そしてここにもくまモンがいた。

・・・と思ったがこれは「くまモンさん」

阿蘇中岳で発掘された像とのこと。

大阪のビリケンさんのように足の裏を触るとハッピーになるらしい。

と、いう噂という謎の「くまモンさん」。

「くまモンさん」に限らず、しばらくは、こいつらの顔を見ながら旅をする事になりそうだな。

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売店で熊本名物、赤巻を買ってみた。

カステラの餡巻を赤い求肥で包んだものだ。

カステラのザラっとした食感の後に求肥のツルッとした食感がくるちょっと不思議な食べ物だった。

ここから熊本の旅が始まった。

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天草チャンポン 来々軒

平戸チャンポン、長崎チャンポンと食べてきたが、ここ天草にも天草チャンポンがあるらしい。

九州にはチャンポン文化があるのだ。

天草市の来々軒さんで天草チャンポンいただきます。

魚介がたっぷり、

野菜もたっぷり、

太麺があっさりとした豚骨スープに絡んで美味しい!

餃子も皮がもちもちしていて美味しい!

食後にコーヒーまでいただいてしまった。

ありがたい。

ほんと、美味しかった!

ごちそうさまでした。

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ありあけたこ街道 道の駅 有明 リップルランド

今走ってる道はありあけたこ街道と言うらしい。

タコが獲れる地域の様だ。

その街道の途中に道の駅 有明 リップルランドがあった。

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駐車場に車を置いて、歩道橋を渡り海岸へ降りてみる。

そこにはタコの巨大モニュメントがあり、タコ漁が盛んなことを表していた。

海岸は砂浜ではなく、岩がゴツゴツとした海岸だった。

その磯でちょっとだけ遊んでみた。

あちこちできている水たまりでタコでも居ないかと覗き込んで探してみるが、こんな浅瀬にいるわけもない。

虫の様な小さな生物がいるくらいだった。

ただ、水辺で遊ぶのは楽しかった。

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龍の足湯と天草五橋 松島温泉

合津港の駐車場に車を置いて目の前の温泉に浸かる事にした。

と、言っても露天風呂があるわけではなく、港に足湯があるのだ。

簡単な屋根のついた足湯の屋根は雲。

湯船は龍の形をしていた。

口からお湯を出していて、手洗い場になっている。

背中が足湯になっていて、龍の背中の雲から出たお湯が尻尾の方まで流れていた。

お湯に足をつけてふと上を見上げると、龍の足湯の元となった龍にまつわる伝説「池島の龍伝説」について説明が書いてある。

真上にある説明文は、ものすごく読みづらかった。

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足湯からは港が見え、その奥に橋がかかっているのが見える。

天草は多くの島々が連なっていて、その島々をいくつかの橋で結んでいた。

特にここ天草上島から宇土半島の先端、三角までの間にかかる5つの橋は、天草五橋と呼ばれて観光名所となっている。

その5号橋が目の前に見える。

海を渡る風景が楽しみな道だった。

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海のピラミッド 三角港

海のピラミッドは、三角港に建っていた。

白い三角形の建物は、外側に通路が底辺から頂点へ螺旋を描いていてピラミッドというよりは巻貝の様な感じだった。

内部も螺旋状に通路があり、所々外側の通路に出られる様になっている。

最上階が展望フロアになっていて、三角港を見下ろす事ができる。

特に何かあるわけではなく、大きな三角形の展望台。

それが海のピラミッドだった

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近くにJRの駅があるので行ってみた。

三角駅は協会のような形をしていた。

この先の天草へは鉄道がつながっていない。

ここ三角が終着駅だ。

 

駅をチラ見してから車でスーパーへ買い出しに行った時だった。

車を停めてスーパーに入ろうとした時、

カンカンカンカン・・・と、踏切が鳴り出し

ピーと鋭い汽笛。

慌てて駐車場脇の線路沿いのフェンスに走って行った。

ピー。

汽笛を鳴らして特急「A列車で行こう」号が走って行った。

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夏の終わり 若宮キャンプ場

「えっ、今日ですか?」

電話口の女性は、明らかに驚いていた。

しばらく話し声が聞こえて、

「大丈夫です。時間までに来てください」

今夜の寝床を確保した僕らは、食材を調達すると若宮キャンプ場へ向かった。

キャンプ場は、戸馳島という島にあり橋で繋がっていた。

時間ギリギリにキャンプ場の前に着くと心配そうに管理人さんが出てきた。

チェックインをすると説明をしてくれる。

「今日が最終日なんですよ。

だからこの後引き上げて誰もいなくなりますから。

明日、役場の人が確認に来て鍵を閉めていきますから。

フリーサイトの料金で良いですよ。

サイトはオートサイトでもどこでも使って良いです」

思えば、今日は 8月31日。

こう言う旅をしていると日付や曜日の間隔がなくなってしまう。

若宮海水浴場に面したこの若宮キャンプ場は夏場だけ開いているキャンプ場だったのだ。

すでに後片付けを終えたのだろう。

事務所にいた人達は皆帰り支度をしていた。

通常であれば最終日の宿泊はできないのだろうけれど、臨機応変に対応してもらった様だった。

トイレや、炊事場は使えるのはありがたかった。

僕らは礼を言うとサイトを周り、一番端っこの海に面したサイトにテントを設営する事にした。

風が強くてテントが飛んでいかないかちょっと心配だったので、タープは後から建てる事にしてとりあえずお風呂に入りに行く事にする。

もう、夏が終わるんだなぁ。

そんなことをふと思った。

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理解不能の方言 金桁温泉

倉庫のような外観の三角屋根が5個並んでいるオシャレな建物が日帰り温泉の金桁温泉だった。

こじんまりとした受付と休憩スペース。

温泉もこじんまりとしている。

地元の人のたまり場のような温泉だった。

湯船には年輩の方が2人先に入っていて世間話をしている。

70歳くらいのおじさんと、90歳くらいのおじいさん。

僕も湯船につかって聞くとはなく話を耳にした。

「俺は、長崎からこっちに来てね」と、おじさんが話している。

ほぼ一方的におじいさんに自分の身の上話をしている。

時折それに答えておじいさんが言葉を返す。

いや、言葉を返しているのだが、僕には何を言っているのかさっぱりわからなかった。

おじさんがニコニコしながらおじいさんの返答に答えていたので日本語なのだろうけれど、まったく理解できない言葉だった。

これが九州ローカルの方言なのだろうか?

おじさんの身の上話と、おじいさんのローカル弁は、いつまでも続いていた。

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最悪の夜 若宮キャンプ場

風が強かったので心配していたのだが、夕飯がを終える頃には風が弱くなっていた。

そろそろ寝ようかな?

そんな事を考えていたら砂浜に高校生くらいだろうか4,5人のグループが花火を打ち上げ始めた。

夏の終わりを楽しんでいるのか?

僕らがシュラフにくるまる頃にはかなり盛り上がり大声を上げている。

そのうちいなくなるだろうと、横になっていたのだが、大声はいつまでたっても終わりそうにない。

それどころかますます声が大きくなってきた。

夜が更けて来る頃にはバタバタバタと大声をあげながら走り回る音が聞こえてきた。

テントの近くまで走ってきているようだった。

注意しに行こうかとも思ったが、ミィもいるし、トラブルのもやだなと思い寝ることにするが、なかなか眠れない。

警察に電話?とも思ったがそれはそれでめんどくさそうだ。

それでもウトウトとして眠りにつく。

夜明け前には彼らはいなくなっていた。

この旅に出て初めての出来事だった。

そんな最悪の夜が明けた。

ミィも僕も寝不足気味だったが、トラブルもなく熊本の旅を続けることはできそうだった。

僕らは、朝食を食べることにした。

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68日目のDATA

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2023/08/31(木)

天候:曇りのち雨 最低 24.8℃/最高 31.0℃

長崎県南島原市〜熊本県宇城市

走行距離:98.7kmkm

総走行距離:9568.7km

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