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2025/02/27

ぐるっと日本を旅してみた Vol.65

2023年8月28日(月)65日目

キャンプ場に陽が差してきた。

何の糞かわからない糞に囲まれて一晩過ごした。

幸い謎の動物は現れなかったので無事一夜を過ごすことができた。

動物を見てみたかった気もするが、何言もなかったことに安心して旅を続けることにする。

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本土最西端の地 神崎鼻

岩場の潮溜まりを眺めるのは楽しい。

時折小さな魚が泳いでいたり。

カニが横切って行ったり。

波しぶきが飛んできたり。

天気の良い青空の下なら尚更だ。

 

キャンプ場から15分ほどで神崎鼻公園の駐車場に着いた。

この神崎鼻が本土最西端の地なのだ。

駐車場から伸びる遊歩道は途中で2股に分かれる。

まっすぐ木々の間を進む道と、右手へ下る階段だ。

僕らは階段の方へ進む。

階段を降りると遊歩道は岩場を進んでいた。

僕とミィは遊歩道から離れて岩場を歩き出す。

潮溜まりがあちこちにあって、小魚やカニがいた。

それを見て回るのが楽しくて、しばらく磯遊びを満喫した。

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磯から上がると遊歩道を歩く。

階段を登ると最西端の碑があった。

一眼レフを構えた人がアングルを変えながら写真を撮っていた。

僕らは撮影が終わるのを待った。

カメラマンは撮影が終わると僕らに会釈して去っていった。

ここからは僕らの撮影大会が始まる。

あーだ、こーだとアングルを変えては写真を撮ってはしゃいでいた。

ふと振り向くと次の人が待っていた。

僕らは撮り終えて会釈しながら車に戻った。

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日本本土四極到達証明書 佐世保市小佐々支所

神崎鼻から佐世保へ向かう途中の佐世保市役所小佐々支所で日本本土四極到達証明書を受け取れることが分かったのでそこへ向かった。

窓口で証明書を欲しい旨を話すと、受付の人は証明書を発行してくれた。

僕は、それを受け取ってお礼を言ったのだが、小佐々地区コニュニティセンターでも受け取れるらしいのでそこも行ってみた。

同じ庁舎の1階が小佐々支所、2階がコミュニティーセンターになっているのだ。

階段を上がり、コミュニティセンターの前に行くと、テーブルの上に証明書が山積みになっていた。

「ご自由にどうぞ」

ここへ来れば自由にもらえるのか?

なんだか有難みが少し薄れた気がした。

どうせならちゃんと一儀式があってから貰いたいのだが、そんなのにいちいち付き合ってられないよ!って事なのだろうか?

すでに証明書は手にしているので、どうでも良いのだが、場所によって対応が違うんだな、と思った。

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砂岩に掘られた文字 大悲観公園

江戸時代。

肥前平戸藩主が夢枕に現れた大悲観菩薩の教えに従って残丘に登ろうとした。

しかし、家臣に止められて登るのを諦めた。

その代わりに残丘(大砂岩)に「大悲観」の文字を彫らせた。

その残丘を中心に整備されたのが大悲観公園だ。

 

駐車場に車を停めて公園に足を踏み入れると、目前に大きな岩があり、「大悲観」の文字が彫ってあった。

高さ20mの大岩によじ登ろうとした藩主は無茶だが、この文字を彫った人はすごい。

岩を見上げながら感心してしまう。

岩の真下まで行く小道があって上がってみた。

間近で見る「大悲観」は、より文字が大きくはっきりと見えた。

つくづく、良くあんな所に掘ったなぁ。

そう思った。

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佐世保名物 Cafe Resturant白ばら

「ぽけフタ探してくる」

ミィはそう言ってどこかへ行ってしまった。

僕は、日陰を探してジュースを飲んでいた。

しばらくするとミィが戻ってきた。

「お昼を食べに行こう」

佐世保の名物は色々ある。

有名なのは佐世保バーガーだと思うが、他にはレモンステーキ、トルコライスがある。

僕は、レモンステーキを食べたいと思った。

「蜂の屋」という喫茶が有名らしいのだが、満席で入れず、その手前にある「カフェレストラン白ばら」へ行ってみた。

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こちらも満席だったが、少し入口で待っているとじきに通してくれた。

中央のテーブルに案内されて、レモンステーキとトルコライスを注文する。

店内は落ち着いた感じのカフェでテーブルが10席程あり、全て埋まっていた。

料理が置かれると良い香りがした。

レモンステーキは、ステーキの上にレモンの輪切りとバターが載っていて、柔らかいステーキを口に入れるとそのレモンとバターの香りがして美味しい。

ステーキにレモンが乗っているのは初めてだった。

トルコライスは、ボリュームがすごかった。

ドライカレーの上にとんかつ、そこにたっぷりのデミグラソースがかかり。

さらにスパゲッティが添えてある。

金沢のハントンライス。

福井のボルガライス。

と、オムライスの上にカツが乗っている物があったがそこにスパゲッティまで乗ってるのだから驚く。

ミィは名物だからと頼んだのだが流石に食べきれなかったようだ。

残った分は僕が食べる事になる。

カツはサクサクで、デミグラソース、ドライカレーと一緒に食べると美味しい!

お腹いっぱいになりました。

ミィは「これも長崎に来たら食べなきゃ!」とミルクセーキを食べてた。

お腹いっぱいなのにこれは別腹。

シャーベットがさっぱりしていて美味しかった。

ごちそうさまでした。

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日本一のアーケード街 佐世保さるくシティ4○3アーケード

「CafeResturant白ばら」はアーケード街の中にあった。

佐世保市のアーケードは、日本一長いアーケード街。

四ヶ町商店街から三ヶ町商店街まで約1km続くアーケード街だ。

特に目的もなく、寄りたい店があるわけでもなく、ぶらぶら歩いてみる。

「四ヶ町くっけん広場」へ入ってみる。

海上自衛隊・陸上自衛隊のグッズを売っていたり、戦艦三笠や長門の模型が置いてあった。

護衛艦カレーというのも食べられるらしい。

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四ヶ町商店街を歩いてしばらくすると三ヶ町商店街に入る。

雰囲気も結構変わるので面白い。

三ヶ町商店街のハズレまで来た。

ここがアーケード街の終わりだ。

振り返ってふと思った。

あぁ、またこの距離を歩いて戻らないといけないんだなぁ。

僕らはこの長いアーケード街を戻っていった。

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海上自衛隊佐世保資料館 セイルタワー

「今日はどちらから?」

「お車ですか?」

「駐車場に停めましたか?」

「車をここに停めたまま、敷地の外へ出て行かないでください」

入口で制服姿のおじさんに注意を受けた。

年配の人で、上の階級の人なのか?退役してここにいる人なのか、といった感じ。

僕らは、入っちゃいけないのか?

自衛隊の施設は厳しいなぁ。

そう思った時、おじさんはニコっと笑って

「どうぞお入りください」と言った。

セイルタワーは、海上自衛隊の施設だ。

海上自衛隊佐世保資料館という。

入場するとまずエレベーターで7階まで上がった。

そこからは佐世保港が見渡せて、眼下に自衛隊の基地が見えた。

ダークグレーの大きな船が何艘も見える。

米軍の艦船らしきものも見えた。

そこから下の階へ降りて行くと旧日本海軍の創設から戦争へ続く歴史がわかる展示があり、

その先は、戦後の自衛隊の発足から現在までの歴史を知ることができる。

戦艦の模型なんかも展示してあり見入ってしまう。

思えば、航空自衛隊の展示は見た事があったが海上自衛隊は初めてだった。

展示を見て回るのは良いのだが、入口のやり取りを思うと、お固いところだなぁと思ってしまった。

それでも、展示は見ごたえがあって楽しかった。

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出口までくるとさっきのおじさんが、別の制服の人と話をしている。

僕らを見るとニコッと笑って、

「ありがとうございました」

と言った。

 

ニイタカヤマノボレ 西海橋と針尾無線塔

佐世保市から長崎市へ向かうには大村湾の東側、大村市を通って長崎へ向かうルートと、海を渡り西側、西彼杵半島を通って行くルートの2つがある。

後者の方が距離も短く、早く着けるようだ。

僕らは西彼杵半島を通って行くことにした。

海を渡ると言っても針尾瀬戸という狭いところが 170mの海峡を橋で渡るのだ。

西海橋を車で渡ると西海橋公園の駐車場に車を停めた。

西海橋と、有料道路 西海パールラインの新西海橋の間を海峡沿いに歩く木製のウォークデッキがある。

せっかくなので針尾瀬戸を見に行こうと思った。

針尾瀬戸は、佐世保側から見た呼名で今いる西彼杵半島側からの呼名は、伊ノ浦瀬戸と呼ばれるのだそうだ。

ややこしい。

ウォークデッキを新西海橋まで歩く。

目の前の海峡では、渦潮が見えるらしい。

水面を見ているとそれっぽい波ができては消えている。

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新西海橋の奥に鉄塔が見えた。

岩手県宮古市のラサの煙突を思い出したが、こちらは電波塔。

旧日本海軍が建設した針尾無線塔と言う3本の塔で、真珠湾攻撃を指示した暗号文、「ニイタカヤマノボレ」を中継送信した場所だそうだ。

国の重要文化財に指定されている。

アーチのキレイな西海橋を見ながら駐車場へ戻ることにする。

途中土産物屋があるのでそこを覗いてみたが、午後5時が閉店時間。

すでに閉店していて見ることはできなかった。

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25都道府県庁目 長崎県庁

長崎市に入ると車が混み始めた。

市街地の道路には路面電車が走るようになり、バスも増えてきた。

市内を走って 25都道府県庁目 長崎県庁に到着した。

新しい建物かと思ったが 2018年の新築で5年くらい前の建物らしい。

キレイな鉄筋8階建ての建物だ。

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「ねるだ!」と、僕が言うと、

「福ちゃんだ!」と、ミィが言う。

長崎県庁舎に一步入ると、

西九州新幹線広報大使の長濱ねると、

長崎市ふるさと大使の福山雅治の観光案内ポスターがあちこちに貼ってあり、天井からもぶら下がっている。

「おぉぉぉ!」と、急にミーハーな感じで写真を撮り始める父娘。笑。

一通り写真を撮って満足した僕らは、エレベーターへ向かった。

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庁舎の8階が展望テラスとなっている。

エレベーターを降りて通路を進むと、床や柱が木製になっている空間がある。

ベンチや椅子、テーブルもあり静かで落ち着いた空間だ。

その先が外に出ることができる展望テラスになっている。

長崎の市街地、港、稲佐山が一望できてとても眺めが良い。

ここから夜景を見ることもできるそうだ。

長崎県庁は、以外と穴場観光スポットかもしれない。

僕らは、夕暮れの長崎市街を堪能した。

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五島うどんにハマる 海鮮炙り屋 いぶき地

長崎駅の近くに宿を取った。

ホテルに荷物を置くと夕食を食べに外に出たのだが、特に当てはなく、ネットで探しなが出てきた。

駅に行けば何かあるんじゃないの?

と、長崎駅へ向かうことにした。

西九州新幹線が開業したとはいえまだ駅前は工事中で通路が壁で覆われていたり、誘導路があったりする。

橋上駅舎の長崎駅構内は、大きな吹き抜けになっていて通り抜けると目の前に出島メッセ長崎というコンベンションセンターがあった。

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駅構内の長崎街道かもめ市場という所に入ってみる。

そこは、お土産屋や食事処の集まった場所で人で込み合っていた。

立ち飲み屋などが並ぶ奥に「海鮮炙り屋 いぶき地」と言う店があった。

「ここにするか」と、中に入る。

数組が食事をしていたがテーブルは空いていたのですぐに通された。

名前の通り、海鮮がメインのお店なのだが、何を食べても新鮮で美味しい。

刺し身の盛り合わせや、長崎鶏のタタキなんかを頼んでは「美味しい!」「美味しい!」と食べていた。

ご飯か何か食べたいね、となった時に「五島うどん地獄炊き」というメニューが気になった。

頼んでみると、釜揚げのうどんが来た。

麺は、そうめんを太くしたみたいなうどんで腰があり、ツルッとしていて美味しい。

こんなに美味しいうどんがあったのか!と、驚いた。

この一食で、すっかり五島うどんにハマっていたのだった。

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下から眺める夜景 プラタナス広場

長崎駅構内をちょっとうろつく。

時刻は午後9時。

さすがに人通りは少なくなってきた。

駅を出て港の方へ歩いてみる。

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県庁の裏側がすぐ港で、フェリー乗り場もある。

港沿いのプラタナス広場に出た。

結局、稲佐山からの夜景を見に行かなかったけど、

港から見上げる夜景もキレイだった。

稲佐山の電波塔から麓のビル群が見える。

ビル群の明かりが水面に反射して彩りを添えている。

僕らは夜景を堪能すると、ぶらぶら歩いてホテルへ戻った。

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65日目のDATA

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2023/08/28(月)

天候:晴れ 最低 27.1℃/最高 33.6℃

長崎県佐世保市〜長崎県長崎市

走行距離:107.9kmkm

総走行距離:9286.6km

 

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