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2025/01/05

ぐるっと日本を旅してみた Vol.53

2023年8月16日(水) 53日目

広島のホテルでテレビを見ていた。

ニュースが被災地の映像を流している。

台風7号が岡山県から鳥取県を直撃し、鳥取県で大打撃を与えて通り過ぎていったのだ。

氾濫した川、

崩れ落ちたがけ、

寸断された道路。

被災地の状況に驚くとともに予定通り鳥取に向かわなくて良かった、そう思った。

それと同時にどのタイミングで鳥取へ行くか?

悩みの種が一つ増えた。

 

路面電車とフェリー 宮島口

日本三景の一つ、安芸の宮島へ行くフェリー乗り場は混んでいた。

駐車場が満車で入れないのだ。

いくつか見たが乗り場に近いところはもういっぱいだった。

国道を少し戻ったところにある駐車場がかろうじて空いていてなんとか停めることができたのが幸いだった。

フェリー乗り場の前に広島電鉄の駅があり、路面電車が止まっていた。

駅舎は最近移設新築されたらしくキレイな駅舎だ。

路面電車でくればよかったかな?と、ふと思った。

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宮島口のフェリー乗り場は、2つに分かれている。

右が JR 、左が宮島松代フェリーだ。

どちらも料金が片道200円、15分間隔で交互に出る様な感じで運行している。

まもなく出航するという案内が流れていたので宮島松代フェリーの往復チケットを買い、改札を抜けた。

桟橋を渡ると隣に JRの船が止まっていて大勢の客が乗り込んでいる。

僕らがフェリーに乗り込むとこちらの船が先に出航した。

天気が良く、晴れ渡っていて船の上から広島市街地が見える。

船は静かな水面を揺れもせずに進んで行く。

宮島口行きのフェリーがすれ違い、手を振る人が見えた。

こちらも手を振ってしまう。

その向こうには赤い鳥居が見えてきた。

フェリーは、10分ほどで宮島に到着する。

安芸の宮島、厳島神社、どんなところなんだろう?

写真やテレビでしか見たことのない風景に想いを馳せて僕らは下船した。

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鹿の島 宮島

フェリーを降りて厳島神社を目指す。

地図を見なくても、人波に合わせて歩けば辿り着きそうだ。

そして、すぐに現れる鹿。

宮島は鹿の島だった。

奈良公園のように鹿が人を恐れることもなくごく当たり前にそこにいる。

鹿せんべいの様なものはないので鹿にエサを上げる様なこともなく、鹿と共存しているかの様な空間だった。

座り込んでいる鹿、

歩いている鹿、

佇んでいる鹿。

昔からこの島には鹿がいたそうだが、戦中、戦後に激減した。

その為、鹿を元のように増やすことが計画されて奈良公園から繁殖のために鹿を連れてきたそうです。

奈良公園の鹿の一派だったのか。

鹿にまみれたあの奈良公園をふと思い出していた。

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海上の神社 厳島神社

赤い鳥居が海の上に立っている。

フェリーからも見えた鳥居だ。

どうにかこの鳥居をバックに写真を撮ろうと大勢の人がシャッターチャンスを狙っている。

厳島神社の本殿も海の上に立っていた。

潮の満ち引きがある様だが、今は潮が満ちていて支柱の先は水の中だった。

社殿に入っていく。

客神社の拝殿で参拝すると赤く長い本殿の廊下を歩く。

陸地から突き出すように建っている本殿の下は海だ。

不思議な感じがする。

グルッと回り込む様にして本殿の拝殿へ入り参拝をする。

振り返ると舞台がありその先に赤い鳥居が見える。

反対側へ回り大国神社、天神社を参拝していく。

少し廊下を戻り左手へ進むと出口になる。

入口から本殿を通り抜けて反対側へ出てきた感じだ。

ここからは散策しながらフェリー乗り場へ戻ることにする。

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食べ歩き 表参道

厳島神社の裏側を回って参道へ戻ってきた。

丁字路の角の店で牡蠣の文字を見つけた。

牡蠣料理とりい という食堂の店先で焼牡蠣を売っているのだ。

「牡蠣を食べようぜ」

広島焼きに牡蠣の入った物は食べたが、やっぱり生牡蠣とか焼牡蠣とか牡蠣そのままを食べてみたい。

注文すると焼きたての牡蠣を発泡スチロールのトレイに入れて手渡してくれた。

牡蠣殻に乗った牡蠣は、醤油をかけてあって、ぷっくりしていて、プリプリで、海の香りがした。

美味しい。

名物は、やっぱり美味しいのだ。

ごちそうさまでした。

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殻とトレーを店先のゴミ箱に捨てると、また海沿いの道を歩き始める。

鳥居をくぐったところで、行きとは違う道に入ることにする。

表参道商店街に入った。

狭い道の両側には土産物屋、食堂、などが並んでいて、大勢の人で混んでいた。

その中をふらふらと歩き気になる店を物色する。

ミィは、キャラクターショップを見つけて入っていった。

相変わらずだ。

商店街には、美味しそうな食べ物、飲み物も売っていて、何か食べてみようかと思ってしまう。

土産物を買うわけでもなく、フラフラと歩いていると商店街を通り抜けていた。

海沿いの道へまた戻ると「あなご竹輪」と書かれた暖簾があった。

土産物屋の店頭で焼きたての竹輪を売っているのだ。

棒に刺さった竹輪は、焼き立てで温かくて美味しい!

昼前なので二人で分けて食べる。

さて、お昼は何を食べようかな?

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あなごと牡蠣 山一本店

フェリー乗り場まで戻ってくる。

フェリーで戻ってから昼を食べるかどうするか?

お腹も空いたしこっちで食べよう。

フェリー乗り場の前に何件かある食堂をチラ見しながら一番角にある山一本店さんに決めて、入る。

古民家風の内装で奥の席に通された。

来日観光客も大勢いる。

日本語以外の言葉の方が多く耳に飛び込んで来る感じ。

ここは、日本?

あなごのひつまぶし と、

焼き牡蠣飯をたのむ。

鰻ではなく、あなごのひつまぶしは、甘じょっぱいタレが絡んで、ご飯にしみて美味しい!

そして、焼き牡蠣飯。

宮島で食べる牡蠣は間違いない、と思う。

牡蠣の風味が口いっぱいに広がる。

タレのしみたご飯が進む!

美味しかった。

ごちそうさまでした。

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もみじ饅頭 白竜湖

「あれが原爆ドームか」

市内の橋を渡った時に原爆ドームが目に入ってきた。

大勢の人がドームへ向かって歩いているのが見える。

僕は、原爆ドームを車窓から見ながら車を進めた。

 

広島市街地を抜けて国道2号線を岡山方向へ戻るように進む。

道の駅のん太の酒蔵で休憩すると、幹線道路を離れて、山沿いの道を走って行った。

赤い瓦屋根がどこまでも続く。

2時間ほど走ると水海沿いに出た。

「ちょっと休憩しようか」

僕は、道路沿いの駐車場に車を停めた。

白竜湖というダム湖が広がっている。

湖畔にホテルも建っていてちょっとした観光地になっているようだった。

「もみじ饅頭を食べようよ」

ミィが宮島で買ったもみじ饅頭を取り出した。

5個入りで5種類の味。

シンプルなつぶあん、こしあん、の他にクリーム、チョコそして抹茶味のもみじ饅頭だ。

僕らは、駐車場脇の公園のベンチでもみじ饅頭を食べた。

空は雲も出ているが青空が広がり、日差しが気持ち良かった。

キャンプ場はまだ先だったがちょっとノンビリとした時間を過ごしていた。

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芦田湖オートキャンプ場

キャンプ場へ予約電話をいれた。

ただ、台風の影響が心配だったので確認をする。

「そちらは台風の影響はありますか?」

「いえ、なんの影響も無いですよ。

気をつけておいでください。」

電話の向こうからは「何のこと?」ときょとんとした感じの返事が返ってきた。

心配せずに先に進める事にホッとした。

車を進めて山中から、町へ出た。

世羅町というところ。

世良公則と関係あるのかな?

ふと思ったが、関係はないようだった。

世羅町で食料を調達すると、キャンプ場へ向かった。

山中の道を抜けて芦田湖畔を走る。

橋を渡った先に芦田湖オートキャンプ場があった。

チェックインをすると

今日は2組だけなので好きなところを使って良いです。

キャンプ場は芝生の広場になっていて広場に沿って周回道路になっている。

その道路に沿って内側と外側にサイトがある。

芝生広場の中央に炊事場、入口に近い所にトイレとシャワーがあった。

僕らは内側の木の下にテントを設営した。

広いサイトでテントとタープを立てても余裕がある。

気持ちの良いサイトで過ごせるのが嬉しかった。

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日帰り温泉 せら香遊ランド

キャンプ場からは離れているが、温泉へ行く事にした。

車で20分ほど、せら香遊ランドへ行く。

宿泊もできるこの施設は、道の駅の様な雰囲気の建物だったが、入口を入ると公民館か役場の施設のような雰囲気がした。

大きな Uの字をしている建物で、その底辺に入口がある。

入って右手にレストランがあるが今日は閉まっていて利用することはできなかった。

左手の廊下を進むと鉄筋の建物の奥が木造の休憩室になっていて雰囲気が変わった。

その奥が男女に分かれた風呂場になっている。

天然ラジウム温泉のお湯は、無色透明で気持ち良く身体の温まるお湯だった。

僕らは風呂上がりでくつろいだ気分でキャンプ場へ戻った。

 

53日目のDATA

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2023/08/16(水)

天候:晴れ 最低 26.8℃/最高 34.4℃

広島県広島市〜広島県世羅郡世羅町

走行距離:163.0km

総走行距離:7782.3km



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