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2024/12/11

ぐるっと日本を旅してみた Vol.47

2023年8月10日(木) 47日目

京都を回ると至る所で歴史を感じることができる。

その歴史に潜む得体の知れないモノも住んでいるようだ。

そして京都は思いのほか広い。

京都市内の観光だけなら感じないかもしれないが、日本海側の天橋立から京都市内へと向かうとその距離を感じることができる。

今日は、まさにその京都を縦断する経路を辿って行く事になる。

 

鬼のモニュメント 日本の鬼の交流博物館

朝、目が覚めてテントを出ると朝日に染まった天橋立 一字観がキレイに見えた。

天気は良いのだが、少し風が出てきた気がする。

台風の影響だろうか?

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天橋立から離れ、山の中へやってきた。

木々の間に鬼のモニュメントがあった。

酒呑童子の故郷、大江山へやってきた。

道中いくつか鬼の像や看板があったが、その一番奥に鬼のモニュメントがある。

大きな台座の上に2匹の鬼が辺りを見渡すように立っている。

ここが鬼の領域だと言わんばかりの形相だ。

昔は鬼が住んでいたのか?

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モニュメントへ上って行く道の途中に「日本の鬼の交流博物館」があった。

鬼とは一体何なのか?そんな事を知ることが出来るかもしれない。

しかし、「鬼の博物館」ではなく、「鬼の交流博物館」。

様々な鬼が集まって交流しているというのだろうか?

中に入ると、日本の鬼、世界の鬼、それらの鬼面が壁中に飾られている。

大江山の鬼伝説や各地の伝説、祭り、鬼瓦も。

鬼に関するものがいろいろあった。

なかなか楽しい博物館でした。

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神聖なる場所 元伊勢内宮皇大神社

参道の真ん中に立つ御神木。

黒い丸太で組まれた黒木の鳥居。

金属のような音を発するカネの鳴る石。

本殿の佇まい。

全てが神聖な感じを受ける場所だった。

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伊勢神宮が創建される54年前に4年間だけ天照大神の御神体「八咫鏡」が祀られた場所。

その為、元伊勢内宮皇大神宮と呼ばれている。

この場所自体が次元の違う雰囲気を感じた。

ここから先、出雲、そして九州へと進んで行くと、神話にちなんだ場所がいくつも現れる。

この旅を通して、日本の神話、古事記を知りたくなった。

その始まりがここ元伊勢内宮皇大神宮だった。

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境内の舞殿なのか大きな建物の中で大勢の人が神妙な感じで巻物のような物を見ている。

何かの調査だろうか?

写真を撮ったり、ジッと観察したり。

近寄りがたい雰囲気がそこに漂っていた。

近くに天岩戸神社があった。

元伊勢内宮皇大神宮に来る前に林道を走り天岩戸神社に寄ろうとしたのだが狭い道で駐車場もなかった。

元伊勢内宮皇大神宮から山道を歩いて行ける案内もあったが今は道が塞がれていて通れないようだった。

結局、大きく迂回して林道を歩いて行しかないようだ。

僕らは、天岩戸神社へ行く事は断念して、この神聖な場所から離れることにした。

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鬼そば 食堂 大江山

酒呑童子のふるさと大江山。

お昼は鬼にちなんだ食事を食べることにした。

山中から町へと降りてきた。

県道から国道へ入るとすぐに食堂大江山があった。

名前がそのまま大江山。

ここの鬼そばを食べに来たのだ。

運ばれてきた鬼そばに目を奪われる。

大きな杯に黒い蕎麦。

その上に山菜と海苔。

汁は透明で杯の赤が映える。

「酒呑童子になった気分で飲み干して下さい」という意味が有るらしい。

美味しい蕎麦をすすり、大きな杯を両手で抱えて汁を飲む。

面白い食事だった。

蕎麦も美味しかった。

ごちそうさまでした。

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蛙と犬と台風と 蛙の駅キャンプ場

「予約は Line で送って下さい。」

「Lineやってないんですけど」

「では、メールで送って下さい」

キャンプ場へ予約の電話をするとちょっと、面倒くさそうなオーナーさんの声が返ってくる。

それもそのはず、

「私、今入院中なんです」

エッ!それは申し訳ない。ごめんなさい。

それでも、

「現地に留守番の人がいるからその人に話しておきます。」

と仰って下さった。

申し訳ない気分で、キャンプ場の予約の電話を切ったが、これで今日の宿は確保できた。

そこまでしてこのキャンプ場で一泊したかったのは、蛙好きのミィが喜びそうだったから。

途中で休憩をしたり、食材を購入したりして大江山から2時間ちょっとかけてキャンプ場に着いた。

「蛙の駅キャンプ場」

京都市の山奥にこんな面白いキャンプ場があった。

蛙好きのオーナーが蛙と暮らす為に山奥に移住し、キャンプ場を開いたという。

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小さなキャンプ場には蛙グッズを扱うショップと大きな犬がいた。

蛙好きであり、犬好きのミィにとっては天国のような所だっただろう。

蛙グッズを眺め、オーナーがTVでインタビューを受けてる動画を見せてもらい、犬と遊ぶミィ。

もう、満面の笑顔だ。

今日は僕らの他にバイク乗りのソロキャンパーが一人。

仕事を辞めて、九州へツーリングへ行った帰りとのこと。

自宅のある横浜へ戻ったら蕎麦屋を開くつもりだという気さくな人物だった。

話しをしていて話題は台風の話しに。

巨大な台風が来る前に予定を変更し横浜へ帰るという。

僕らはと言えばまだ行程を決めていない。

このまま進めば台風に突っ込むことになる。

過ぎるのを待つか、来る前に通り過ぎるか。

風が少し強まった京都の山中で、僕はまだ悩んでいた。

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47日目のDATA

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2023/08/10(木)

天候:晴れ 最低 27.1℃/最高 33.3℃

京都府京丹後市〜京都府京都市

走行距離:138.7km

総走行距離:7038.9km



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