ぐるっと日本を旅してみた Vol.43
石川県を駆け足で進む。
駆け足で進みながらもローカルグルメを食べ、気になる物を見て、気になる場所に立ち寄る旅だった。
石川県の北側は、回ったことがあるので今回は南側、福井県寄りの地域を回ってみたかった。
この先、何があるのか楽しみだ。
金沢でホテルに泊まったのは、そろそろ洗濯をしたかったのもある。
しかし、ホテルにコインランドリーが無かったので翌日は朝から洗濯をする事にした。
市内のコインランドリーには、サポートスタッフが常駐していて驚いた。
おまけに専用タッチパネルで洗濯の種類を設定でき、スマホ登録や電子マネーが使えるなど最新式。
戸惑ってるとスタッフが使い方を教えてくれた。
ミィは、服の洗い方のアドバイスを受けていた。
親切なランドリーだ。
さて、洗濯の合間に石川県庁へ行くことにした。
日曜日でがらんとした駐車場に車を停めて庁舎へ向かったが、扉は固く閉ざされている。
展望フロアもあるので金沢市内を見渡す事ができたのだろうが残念。
僕らは、県庁舎の正面で写真を撮ると駐車場へ戻って車に乗った。
洗濯物が仕上がるまでまだ時間があった。
洗濯物が仕上がるまで時間で、からくり記念館へ行こうと、金沢港の端にある大野お台場公園へ向かった。
しかし、開館時間前で入れず、防波堤をウロウロする。
「醤油ソフトクリームを食べに行こう!」
ミィが来る途中にあったヤマト糀パークへ行こうと言うので、行くことにする。
こちらは開館していたので醤油工場の古い建物を見ながらショップへ行く。
ここでは糀を使った食事を楽しめるレストランもあるのだが、醤油ソフトクリームを買って、奥の味噌蔵へ行く。
この蔵は展示室になっていて、休憩室としても使われていた。
大きな味噌樽があり中を覗き込む事ができる。
ソフトクリームは、しょっぱさも感じるけど甘くて冷たくて美味しかった。
そろそろ時間だ。
僕らは洗濯物を取りにコインランドリーへと戻って行った。
「ハントンライスを食べよう」
ハントンライスは金沢のローカルフードらしい。
オムライスの上にフライが乗った洋食という事らしい。
市内の洋食屋で提供されている。
そんな数ある店の中から洋食厨房レンガ館さんへ行ってみることにした。
市街地から離れ、住宅街の中にあるお店で外観がレンガ作りの洋館で三角屋根になっている。
中に入ると明るさを落ちした照明が雰囲気を出していて、正面はバーカウンターのようになっている。
テーブル席に案内されてメニューに目を通す。
ステーキや、パスタなど美味しそうな写真が並んでいるがやはりハントンライスを選択。
この店ではフライの部分はカツが乗っているらしくハントンカツライスと名付けられている。
オムライスの上に細切りのカツが乗っていてそれなりにボリュームがある。
オムライスはフワッとした卵で包まれていてケチャップ味。
カツはサクサクでこの二つを合わせるというのが不思議な発想。
他の店では、エビフライとかが乗っているらしい。
美味しかった。
ごちそうさまでした。
今まで青森県三沢市で航空博物館を見てきた。
以前、岐阜県各務原市しでも見たことがある。
ここ石川県立航空プラザは、その中でも一番施設が小さい気がする。
とはいえ、十分な展示があり巨大な格納庫に展示されている実物機は見応えがある。
そして何より入場無料!
これだけの展示があって入場無料って石川県さん太っ腹!と、思ってしまった。
近所に住んでいたら子供を連れて毎日来ても良いくらい。
子供向けの展示が多く、遊具もたくさんある。
今日も大勢の子供達で賑わっていました。
加賀山中温泉に鶴仙渓という渓流が流れています。
そこにかかる橋が「こおろぎ橋」とか「あやとり橋」という名前がついていてちょっと気になっていた。
実際に「あやとり橋」を見に行ってみると確かに赤い紐であやとりの橋を作ったような形状をしている。それが川の上をS字を描いてかかっている。
いけばなの家元が設計したというその橋は、周囲の風景とも絶妙にマッチしている。
その橋から眺めると遥か下を流れる鶴仙渓の川沿いに川床が見える。
そこへも行ってみたかったが残念ながら今日はもう店じまいしたようだ。
川床というと京都を思い出すが、石川県にもあったのだね。
今度機会があったら行ってみたいな。
加賀山中温泉にあるスーパーに寄った。
食材の他に北陸名物ビーバーも購入。
揚げあられと書いてある、サクサクとして美味しいお菓子だ。
食材を購入すると、山の中へと車を進めた。
薄暗く細く曲がりくねった林道を登って行く。
「こんなところにキャンプ場があるのかな?」
ちょっと不安にも感じてくる。
峠の最頂部で不意に目の前が開けた。
神社の鳥居と十字路が現れたのだ。
道はそこからまっすぐ下り坂になっている。
右手には鳥居があり上り坂の先に神社があるようだ。
左へ向かう道を進むと少し上がった先に駐車場があった。
ここが苅安山キャンプ場らしい。
駐車場の一角にトイレがあり、10台ほど車を止めるスペースがある。
駐車場の端には階段がありその上がサイトになっているようだ。
駐車場脇の空き地にテントが一つ。
ソロキャンパーが来ているようだ。
僕らは上のサイトにテントを設営した。
無料キャンプ場とあってさほど整備されていないが、トイレが簡易水洗でキレイだったのが救いだ。
ただ、炊事場が一段下がった草むらのようなところにあって、ちょっと近寄りがたかった。
簡易水道で水を飲むわけにはいかないだろうから使うのを躊躇う。
「食器は拭くだけにして、次のキャンプ場で洗おう」
今更、別のキャンプ場へというわけにもいかないのだ。
日が暮れた苅安山から見る夜景はとてもキレイだった。
今夜眠る場所があるというだけでもありがたい。
静まり返った暗闇の中で眠りについた。
2023/08/06(日)
天候:晴れ 最低 25.5℃/最高 35.6℃
石川県金沢市〜福井県あわら市
走行距離:100.2km
総走行距離:6566.9km
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