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2024/11/14

ぐるっと日本を旅してみた Vol.39

2023年8月2日(水) 39日目

今日は、日本有数の温泉地、草津温泉を散策し、標高1800mの万座峠を越えて長野県へ向かいます。

草津温泉も初めてで楽しみなのですが、

万座峠に行ってみたかった場所があるのでワクワク、ドキドキ楽しみです。

 

湯畑 草津温泉

草津の朝は、よく晴れていた。

キャンプ場からは噴煙を上げる浅間山が見えた。

天気が良いと見晴らしの良いキャンプ場だった。

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テントを撤収すると僕らは温泉街へ向かった。

車を置いて賑やかな通りを歩く。

土産物屋や旅館が並ぶ坂道を下った先に湯畑があった。

もうもうと湯気を立てて温泉が湧いている。

その中に木の樋が何本も並んでいて、その先は温泉が滝のように流れ落ちている。

湧き出た温泉を木の樋に流して湯の花を取ったり、湯温調整をしているらしい。

テレビや雑誌で良く見る草津温泉の風景だ。

湯畑の周りを大勢の人が見学をしたり、食べ歩きをしたり思い思いに過ごしている。

ふと見上げると太陽の周りに虹色の輪ができるハロが現れていた。

珍しい光景を見る事ができて喜んでいたが、実際は天気が悪くなる前兆らしい。

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温泉街の狭い通りを歩いて西の河原公園へと向かってみる。

土産物屋やキャラクターショップがあるたびにミィが喜んで飛び組むのでゆっくりしたペースで歩いていく。

狭い通りを多くの観光客が散策している。

海外からの観光客も多く、皆楽しそうに歩いている。

温泉旅館でゆっくり泊まるのも良いよなぁ。

今度、カミさんと泊まりに来ようかな?

ぐるっと回って湯畑へ戻ってくる。

神楽のような格好をした人達が踊っている。

何かお祭りかイベントがあったのだろう。

カメラマンや観光客で混み合っていた。

少し離れたところで湯もみショーの案内をしている人が大声をあげている。

まもなくショーが始まるようだ。

大通りから繋がる通りには、次から次へと人々がやってくる。

観光地の賑わいがここにはあった。

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この先危険 毛無峠

草津温泉からグングンと標高を上げていく。

カーブを曲がる度に眺望が開けていく。

国道292号線は気持ち良く走ることのできる道だ。

この先に国道で日本一標高の高い場所がある。

その手前を万座温泉方面への脇道へ入る。

万座温泉を過ぎ、木々の間を進むとすでに観光地の様相は無くなった。

さらに左折して林道を進むとやがて開けた場所に出た。

すでに長野県に入っていた。

思った以上に車が停まっている駐車場に車を停める。

グライダーが空を旋回している。

何人かがラジコンを飛ばしているようだ。

青い空にグライダーが気持ちよさそうに飛ぶ。

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駐車場の一番奥は登山道の入口になっているが、その左手に向かって林道は続いていた。

続いてはいるが、進む事ができない。

そこにある標識には、

「この先危険につき関係者以外立入禁止」

「群馬県」

と、書いてある。

県外の人間が、グンマー帝国へ入国するのを防ぐ場所。

なんて、勝手な想像が出てきてミィと2人で笑ってしまった。

実際には、廃坑となった鉱山から有毒ガスが噴出しているため立入り禁止となってるらしい。

周囲を見渡すと草木が生えずに土が剥き出しになった斜面に鉱山の跡らしい錆びた鉄骨があちこちに見える。

それもまたこの風景に溶け込んで景観を作っているのだ。

気持ちの良い風が吹くこの場所で弁当を食べるのも悪くないな、持ってくればよかったと、ちょっと残念い感じた。

グライダーが再び大空へ飛び立つ。

軽い風切り音立てて頭上を旋回し、山の上へと舞い上がって行った。

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熊 県道112号線 大前須坂線

林道のような山の中の県道を下っていく。

先の見えないカーブがいくつも続いていた。

カーブを曲がり、わずかな直線に出た時だった。

道路の真ん中に黒い物体があった。

慌ててブレーキを踏んで止まり、よく見ると小熊がいた。

北海道でも見なかったのに、長野の山中で見るとは。

小熊がいるということは、親熊もいる可能性もある。

クラクションを鳴らして様子を見てみるが、小熊は動く気配がない。

どうしようかな?と、思った時、前方のカーブから一台の車が現れる。

ブレーキをかけて止まったようだが、それに驚いたのか子熊は斜面の森へ駆け上って行った。

親熊が現れなかったことにホッとしながら車を進める。

ホントに熊っているんだなぁ。

初めて見た熊にちょっと興奮していた。

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キャンプ場 漁樵カオス

須坂市まで下りて、お昼にラーメンを食べた。

その後、キャンプ場を探すのだがここというところがなかった。

「あそこへ行こうかな」

ふと以前利用したキャンプ場の名前が浮かぶ。

「漁樵カオス」

ネーミングがすごい。

キャンプ場自体は至って普通のキャンプ場なのだけれど。

電話をしてみると予約は取れた。

さて、松本にあるキャンプ場までは山を2つ越えなければならない。

1つは、2000m級の山越えだ。

約2時間半、今日もチェックインギリギリに到着しそうだ。

須坂からは菅平へ。

いかにも観光地といった雰囲気の高原地帯を走っていく。

気持ちの良い道路だ。

山越えをして上田市に入る。

食料を調達するとキャンプ場へ向けて走り始める。

標高を再び上げていく。

美ヶ原に近いところを走っていく。

夕暮れが近づき、曇り空ということもあり薄暗い道を走る。

峠を越えたところで国道を離れ狭い山道へ入っていく。

20分ほど走っただろうか。

魚礁カオスの看板がありキャンプ場に着いた。

美ヶ原の真下にあり、見上げると美ヶ原の建物やアンテナ群が見える、そんなキャンプ場だ。

サイトが少し狭かったが、どうにかテントとタープを立ててようやく落ち着く事ができた。

今日は、峠道ばかり走っていた気がする。

2000m級の毛無峠

1500m級の菅平

2000m級の美ヶ原

熊にも出会って、タフな1日だった。

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39日目のDATA

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2023/08/02(水)

天候:晴れ 最低 16.0℃/最高 32.8℃

群馬県吾妻郡草津町〜長野県松本市

走行距離:149.9km

総走行距離:6062.4km



 

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