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2024年10月の4件の投稿

2024/10/17

ぐるっと日本を旅してみた Vol.34

2023年7月28日(金) 34日目

新潟で健康保険証を受け取り、年金の手続きやら、保険の手続きやら旅の途中ではできない事を終わらせた。

その他に映画を見たり、買い物に出かけたりして自宅でノンビリしていた。

西日本への旅を始めると新潟へ戻ることはできない。

荷物の整理をして日本一周を再開する事にした。

 

磐梯山とクリームボックス 道の駅 いなわしろ

新潟で、健康保険証を受け取り、年金の手続きやらをしたり、映画を見たりしてあっという間に5日が過ぎた。

カミさんには「もう行くの?」と言われたが、踏み出さなければ残りの旅がいつになるのか分からなくなりそうだった。

防寒具などの寒さ対策の服など余計な荷物はもういらない。

夏用の荷物にまとめて準備をした。

「行ってきます」

僕らは、再び旅を始めるために会津へ戻ってきたのだ。

磐梯山が目の前に悠然と構えている。

青空が広がり、夏の暑さがそこにあった。

磐梯山が正面に見える撮影スポットは、多くの人がカメラを構えて写真を撮っていた。

再び訪れた道の駅いなわしろは、観光客でごった返していた。

店内に入るとお土産を手にする人々で溢れ、にぎやかだ。

僕らも人混みに混じって土産品を見て回った。

「クリームボックスがあるよ」

ミィがパンを指さす。

郡山のご当地パン「クリームボックス」は、食パンにたっぷりのクリームを乗せたもの。

せっかくだから買って見ることにする。

もう一つ、ミィが大好きな「ままどおる」を買う。

しっとりとしたミルク餡を皮で包んで焼いた細長いお菓子だ。

車に戻って、クリームボックスを食べてみる。

クリーム好きなのでこういうパンは大歓迎!

溢れそうなクリームを口に頬張ると甘みが広がる。

美味しい!

ままどおるは後で食べることにしたらしい、ミィは大事にカバンにしまっていた。

旅を再開した僕らは、まず郡山市を目指すことにして車を走らせた。

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フラミンゴとカニピラフ シーフードレストラン メヒコ

ガラスの向こうにフラミンゴが立ってこちらを見ている。

水の中に入るもの、

歩き回るもの、

レストランの中央にガラス張りの区画があり多くのフラミンゴがその中にいた。

 

新潟に一時帰宅していた時にテレビを見ていた。

地元民が行く食堂のようなテーマの番組だった。

そこで出てきたのが郡山市のレストラン メヒコ。

フラミンゴを見ながら食事ができるという異色のレストランだった。

お昼はそこへ行こう。と、いうことになった。

お勧めは、カニピラフ。

ピラフの上に蟹足がこれでもか!と、乗っている。

カニ用の細いスプーンで身をほじくり出し、ピラフと一緒に頬張る。

カニの旨さがしっかりと出ていて、美味しい!

フラミンゴが並んでこちらを見ている。

不思議な空間でした。

ごちそうさまでした。

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ポケふた 開成山公園

日本一周の旅を再開したということは、ミィのポケふたを探す旅も再開した。

「開成山公園へ行こう」

そこにもポケふたがあるのだ。

五十鈴湖を中心に広がる開成山公園は、郡山市の中心にあった。

今日は、天気がものすごく良くて、暑い。

木陰にいてもジリジリと熱気が伝わってくる。

暑さのせいか人影はほとんどなく、ポケふたを探すミィを掘っておいて僕は屋根のあるベンチに座っていた。

目の前に水辺があるのに涼しさは感じなかった。

しばらくぼぅっとしているとミィが戻ってくる。

「暑いから車に戻ろう」

開成山公園を散策して回るよりも、エアコンの効いた車内へ戻りたかった。

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さらにポケふた探し 大池公園

ポケふた探しのミィと、

大まかに行程を考えている僕。

行先を巡る攻防戦が始まる。

「矢吹町と、西郷村にポケふたがありますが、どうでしょう?」

ミィが希望を出してくる。

「あと、田村市と、昭和村にも」

時々地理的におかしな場所を言ってくることもある。

「矢吹は、行けるけど田村と昭和は無理。」

その都度取捨選択して答える。

「えぇぇ」渋々ミィが受け入れて行先が決まる。

そんな感じで次の目的地が決まるが、予想もしていない場所へ行くこともある。

矢吹町の大池公園もそんな場所だった。

池の周囲が公園として整備されていて、キャンプ場もある。

池には蓮が生えていて時期になると花を咲かすらしい。

とはいえ、特に観光客が訪れる場所でもない。

ポケふた探し、そんな目的でもなかったら足を向けることもなかっただろう。

静かな水面を眺めながらそんなことを考える。

とはいえ、

「チェックインの時間に間に合わなくなるからそろそろ行くよ。」

現実に戻ってミィを促す。

のんびりと時間に縛られないような旅をしているが、それでも時間に追われるのだ。

目的を果たして満足気なミィが車に戻ってくる。

僕らはキャンプ場へ向けて出発した。

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聖ヶ岩ふるさとの森キャンプ場

聖ヶ岩ふるさとの森キャンプ場は、社会人になってから学生時代の仲間達が OB会と称して集まってキャンプをした場所だった。

懐かしさもあって泊まることにした。

当時のキャンプ場の様子はあまり覚えていなかったが、結構整備されている気がした。

林の中のキャンプ場で、車を乗り入れできるサイトと、手付かずの森といったブッシュエリアに分かれている。

僕らは車乗り入れ側のサイトにテントを設営した。

近くを渓流が流れていて、キャンプ場の入り口には滝もあり、水の流れ落ちる音が聞こえてくる。

昼間は暑かったが、ここまで来ると気持ちの良い気温になっている。

山に挟まれているので、空は開けていないので星空を楽しむことはできないが、静かな夜を楽しむことができた。

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34日目のDATA

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2023/07/28(金)

天候:晴れ 最低 22.8℃/最高 35.6℃

新潟県新潟市〜

福島県耶麻郡猪苗代町〜福島県白河市

走行距離:88.2km(猪苗代町から)

総走行距離:5452.0km



2024/10/10

ぐるっと日本を旅してみた Vol.33

2023年7月24日(月) 33日目

旅に出て1ヶ月ちょっと経った。

見慣れた土地に戻ってきた気がする。

仕事を辞めて国民健康保険に入ったのだが、毎年8月に保険証が切り替わるとは思わなかった。

家に新しい保険証が届いたとカミさんから連絡が来ていた。

今日一日観光を楽しんでから一旦新潟へ戻ることにする。

 

7都道府県庁目 宮城県庁

朝から青空が広がる良い天気。

仙台市内を晩翠通りから定禅寺通りへ入り勾当台公園へと歩いていく。

年末の光のページェントでは煌びやかに飾られる欅の木々も今は葉っぱを広げ、木陰を作ってくれている。

朝の通勤ラッシュの喧騒が町中を覆っていた。

勾当台公園から奥へ入った所に、7都道府県庁目の宮城県庁があった。

まもなく就業時間なのだろう多くの人が建物に吸い込まれていく。

宮城県庁と書かれた碑の前で写真を撮りたいのだが、あまりに人の出入りが多くてちょっと躊躇してしまう。

仕事へ向かう人たちの目からは、呑気に写真を撮ってる父娘はどう映っているんだろう?

人の流れが切れたところで急いで写真を撮る。

なんだか場違いな所にいるようで居心地が悪かった。

僕らは県庁舎へ入ることもなく、そそくさとその場を立ち去った。

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日本一の山 日和山

山の山頂から見渡すと、目の前に干潟がありその先に太平洋が広がっていた。

日本一低い山「蒲生日和山」

標高3m。

大阪の天保山がかつて日本一低い山だったが、東日本大震災の津波で山体が削られ日本一低い山になった。

登山道も整備されている。

と、言っても1、2歩で登れてしまいそうな道を登るとすぐに山頂に辿り着く。

何度も上り下りを繰り返して遊んでいた。

山裾に看板が立っていて、

「クマが出たら慌てず、餌をあげてください」と書いてあった。

「えっ、餌あげていいの?」

北海道で散々みてきた看板と違うので吹き出してしまった。

別の看板には「登頂証明書」を発行すると書いてあった。

せっかくだから記念に貰いに行こう。と、仙台市高砂市民センターへ向かった。

しかし、住宅街の中にある高砂市民センターは、静まり返っていた。

今日は、月曜日なので窓口はお休みだった。

奥の方で何か人が集まっていたが、入口脇の窓口は閉まっていて登頂証明書はもらえそうになかった。

残念だけどしょうがない。

また、今度来てみようか。

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震災メモリアル公園 閖上日和山

とても高い城壁のような道路が続いている。

数年前には無かった道路だ。

海岸線に並行に造られたこの道路は防潮堤の役目があるのだろう。

周りののどかな風景とは異質の様相をしていた。

その道路を走り閖上へ行ってみる。

ここも津波の被害を受けた場所で、震災の翌年から何度か訪れていた。

最初のうちは建物も何もない更地だった。

それが年々周囲に家や工場などが建ち少しずつ賑わいを取り戻しつつある。

広々とした平地にポツンと小高くなったところがある。

ここも日和山という。

蒲生日和山より高い、標高6.3m。

山の上には神社があり、閖上地区を静かに見下ろしている。

以前、簡易的な社務所のようなところがあり人もいたのだが今は無くなったようだ。

今は名取震災メモリアル公園となっている。

日和山の正面には鎮魂の碑もあり震災の記憶を刻んでいた。

閖上港朝市が行われる市場へも行ってみたが平日は店も閉まっていて人気がなく閑散としていた。

休日には多くの店が開店し、魚介目当ての人々で賑わっている。

昼ごはんが食べられるかな?と思っていたのだが、当てが外れてしまった。

閖上の美味しい魚介類は次の機会に食べに来ることにしよう。

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メカジキのハーモニカ 仙台空港

目の前で轟音を立てて飛行機が飛び立っていく。

仙台空港の展望デッキでのんびりとそんな光景を眺めていた。

 

閖上でお昼をどこで食べようか?と考えていたのだが、空港へ行けば何かあるだろう。

それにお土産も買いたかった。

そんな訳で仙台空港へ向かうことにした。

広い駐車場に車を停めると連絡通路を通ってターミナルビルへ入っていく。

電車の駅も併設されていてなんか都会っぽい。

と、言っても周りは田んぼで東北っぽい。

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レストランで昼食を食べることにした。

いくつかあるレストランの中で、滑走路の見えるところを選んで入る。

ハーモニカの煮付け定食を頼んでみた。

メカジキの背鰭の付け根の部分をハーモニカと言い、気仙沼の郷土料理らしいです。

コラーゲンたっぷりで、ぷるぷるで美味しい!

気仙沼で食べればよかったかな?

食後は、ずんだ茶寮でずんだシェークをテイクアウト。

これも仙台の味だなぁと思う。

車の中で美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。

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鳥の海

仙台空港から南へ走った所に鳥の海という湖がある。

堆積した土砂で川の水が堰き止められてできた汽水湖だ。

渡り鳥や海どりの生息地となっている文字通り鳥の海だそうだ。

鳥の海のサッカー場にもポケふたがあるというのでミィは探しに行った。

その後、荒浜漁港公園に車を停めて鳥の海を眺めてみる。

河口に広がる湖には、堤防が伸びて船が停泊している。

遠くに鳥の群れが見えたが、種類まではわからなかった。

左手には海が見える場所だが、湖面は穏やかで静かだ。

釣りをしている人もいるが、今日はあまり釣れていないようだった。

防波堤にもたれて、そんな風景をぼうっとみている。

ただ、ただ、時間だけが過ぎていく。

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砂州 松川浦

福島県に入った。

北海道の砂州を見たくて野付半島へ行ったが、福島県にも砂州がある。

砂州によって隔てられた潟湖、それが松川浦だ。

松川浦大橋を渡ると細長い砂州を進む。

野付半島よりもさらに細い砂州で、道路の左側に太平洋、右側に松川浦の湖面が見える。

まっすぐ伸びた道路は気持ちいい。

普段、見ることのできない風景の中で車を走らせた。

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8都道府県庁目 福島県庁

太平洋岸から内陸部へ向かう。

山間部のくねくねした国道を進んでいき、途中休憩を挟んで福島市内へ入る。

福島県庁に到着したのは午後4時頃だった。

駐車場に車を入れて写真を撮りにいく。

スーツを着た人が話をしながら庁舎を出入りしている。

皆忙しそうだった。

福島市でも食べてみたいもの、見てみたいものがあったが今日はこの後の予定もある。

「また来ることがあるだろう」

隣県ならいくらでも機会があるだろうと、ちょっと気楽に考える。

「いつか」が、いつになるのか分からないが、

やり残したことは、その「いつか」に託すことにした。

僕らは夕暮れが迫る福島の街を後にした

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喜多方ラーメン 来夢

標高1,240mの土湯峠を越えて、会津へ入ってくる。

以前、会津に住んでいたことがあるので何度も通った道だった。

懐かしいな、と思いながらハンドルを握った。

今日は、海抜0mにある標高3mの山から始まり、1240mの高さまで登ってきた。

随分標高差のある行程だったなぁ。

道の駅いなわしろ に着いた時にはもう陽が傾いていた。

ここまで約1ヶ月かけて東北から北海道を回ってきて今は、会津にいる。

今日は、一旦新潟へ帰ろうと思っている。

退職した時に国民健康保険に加入したのだが、健康保険が毎年切り替わることを知らなかった。

その切り替わるのが7月31日。

8月1日からは新しい保険証を使わなければならない。

健康保険なしで進んでも良いのだが、万が一何かあった時に困るので受け取りに戻ることにしたのだ。

当初の西日本先回りの予定を東日本先回りにしたのはこの理由もあった。

 

猪苗代町の道の駅猪苗代に着く頃には陽がすっかり傾いていた。

店舗も閉まっていたのでトイレに寄っただけで出発する。

会津に来たので夕飯は、喜多方ラーメンを食べることにした。

とはいえ、喜多方の夜は早い。

この時間に喜多方へ行っても店が開いているかどうか分からない。

僕らは会津若松へ行くことにした。

喜多方ラーメン来夢の会津若松店で懐かしいラーメンを食べることにする。

とろとろのチャーシューが乗って、太目の麺のラーメンは昔と変わらない味がした。

「美味しいね」と、ラーメンを啜る。

餃子も美味しかった。

ごちそうさまでした。

一時帰宅には、高速を使うことにした。

2時間かからずに家には帰れそうだ。

すっかり暗くなった道を新潟へ向けて車を走らせた。

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33日目のDATA

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2023/07/24(月)

天候:晴れ 最低 23.4℃/最高 31.4℃

宮城県仙台市〜福島県耶麻郡猪苗代町

〜新潟県新潟市

走行距離:210.4km(猪苗代町まで)

総走行距離:5363.8km

2024/10/09

ぐるっと日本を旅してみた Vol.32

2023年7月23日(日) 32日目

石巻市周辺には石ノ森章太郎に関する場所がある。

石ノ森章太郎のマンガを中心に、様々なマンガについても紹介もしている。

その場所へ訪れるだけで楽しい気分になる事ができる。

反面、東日本大震災の震災遺構も多数ある。

特に悲劇が起きた小学校がある。

今日は、1日でその両方を回り、陰陽両方の気持ちが入り交じった1日となった。

 

石ノ森章太郎ふるさと記念館

登米市は、漫画家 石ノ森章太郎の出身地である。

石ノ森章太郎ふるさと記念館という資料館があり作品に触れたり、人物を知る事ができる。

一見すると作り酒屋か味噌蔵のような建物の前にはサイボーグ009が立っている。

中に入ると、フィギュアがあったり、ジオラマがあったり、原画があったりと石ノ森翔太郎が生み出したキャラクター達で埋め尽くされている。

初期の作品から仮面ライダー、009などのよく見た作品まで展示されていて見て回るだけで楽しくなってくる。

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ふるさと記念館の近くには生家もあり、子供の頃の様子を知る事ができる。

一歩入ると土間になっていて、ガイドの人が待機していた。

そのガイドの人が石ノ森章太郎の話をしてくれるので楽しかった。

2階へ上がると子供時代の部屋があり、当時使っていた机や椅子が置いてある。

ここであの偉大な漫画家のベースが作られたんだな。

石ノ森章太郎ふるさと記念館と合わせて見るとよりいっそう石ノ森章太郎に触れることができた気がする。

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震災遺構 大川小学校

川沿いの道を海に向かって進むと、山陰にそれが見えてくる。

廃校となった小学校の校舎。

よく見ると、窓は割れ、壁は無くなり、室内が見えている。

シーンと静まり返ったその場に長居はできなかった。

自然と涙が流れてくる。

震災遺構 大川小学校。

多くの小学生と教師がここで津波の犠牲となった場所。

3.11に何が起きたのか。

ニュースなどで知り得た事だけでも胸がいっぱいになってくる。

こんなにも山が近かったのか。

あそこに登る事ができていたら、もしかして・・・・・。

涙が止まらない。

ただ、ただ、冥福を祈るしかできなかった。

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超時空要塞マクロス 石ノ森萬画館

石ノ森章太郎ふるさと記念館ともう一つ、石ノ森章太郎に関するミュージアムがある。

それが石巻市の石ノ森萬画館だ。

川の中洲に造られた建物は丸みを帯びたどこか宇宙船のような形をしている。

ここも仮面ライダーやサイボーグ009をはじめとする石ノ森章太郎の作品を様々な角度で展示してある。

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萬画館を訪れた理由は、何度か来ても楽しいという事もあるが、特別展示で超時空要塞マクロス展をやっていたからというのもある。

展示コーナーへ入った途端テンションは上がり、足は止まった。

初代マクロスを見てハマった僕と、マクロスフロンティアから見始めたミィ。

世代を超えて延々と続いてるシリーズというのがすごい。

マクロスの各シリーズの紹介や、登場人物、登場メカの説明に食い入るように見てしまった。

特にマクロスがトランスフォーメーションで変形するシーンを再現したブースは、何度繰り返し見ただろう。

それくらい見応えのあるコーナーだった。

他にもバルキリーが変形する様子を模型で連続して見せていたり、

マクロスの世界観が満載の展示だった。

僕らは閉館までここにいてもいいんじゃないか?ってくらいマクロスの世界にどっぷりとハマっていた。

午前中は、石ノ森章太郎ふるさと記念館、午後からは石ノ森萬画館と石ノ森章太郎をメインにマンガ、アニメにどっぷりとハマった1日でした。

おかげで、昼飯を食べ損ねていたけど、それすら気にならない程でした。

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ロボット刑事K 石巻駅前交番

石巻市の市街地は、古い建物がところどころにあって趣がある。

石造りの建物は大震災にも耐えて当時の面影を伝えてくれている。

銀行だったり百貨店だったりという当時の目的とは変わり、市民ホールの様になっているところもある。

旧観慶丸商店は、元々百貨店として建てられた建物で外壁がタイルで覆われたキレイな建物です。

中に入るとその造形に驚かされる。

さぞかし賑わった百貨店だったのだろう。

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旧観慶丸商店

一旦車に戻り、石巻駅へと行ってみた。

市内には石ノ森章太郎にちなんだ物がたくさんあり、JRもマンガッタンというキャラクターを描いた車両を走らせている。

そして交番。

石巻駅前交番には「ロボット刑事K」描かれている。

警察もこういうことに乗るんだね。

ちょっと感心してしまった。

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牛たん 利久

仙台市へは、年末に光のページェントというイベントを見に来ていた。

コロナ禍になるまではほぼ毎年。

しかし、夏の仙台に来たのは随分久しぶりだった。

冬の仙台とは雰囲気も違う気がする。

ホテルに荷物を置いて街へと繰り出した。

仙台にもポケふたがあるというのでまずは探しに行く。

市の中心部からは少し離れたところだが、ホテルからは歩いて行けるところだったので歩いて行く。

目当てのポケふたを見つけてミィは嬉しそうだった。

その近くで「牛たん利久」を見つけてそこへ牛たんを食べに行くことにする。

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仙台へ来ると1食は牛たんを食べている。

店内へ入り、テーブル席に案内された。

牛たん定食を注文し楽しみに待っていると、隣の席から話し声が聞こえてきた。

仕事終わりのグループらしくしばらくは仕事の話だったのだが、やがてサッカーの話に変わる。

グループの中の女性がサッカーのサポーターらしく試合を見に行った話をしている。

「・・・そういえば、ワールドカップも行ったんでしょ」

その女性はカタールのワールドカップへ行ったらしくその話をしている。

「1人で行ったんだよね。よく行ったねぇ」と、男性が感心する。

ん?待てよ。

この話、昨年末の光のページェントを見にきた時にも聞いた気がする。

その時も同じ利休の同じ席に座り牛たんを食べていた。

隣からは全く同じサッカーワールドカップの話。

まさにデジャブーだった。

多分同じ人と全く同じシチュエーションで席に座ったんだろうな。

こんな事ってあるんだ。

と、驚いた。

肝心の牛たんは相変わらず美味しかった。

塩胡椒の効いた牛たんを食べ、生ビールを飲み、麦飯をいただく。

至福のひとときでした。

美味しかった!

ごちそうさまでした。

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32日目のDATA

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2023/07/23(日)

天候:晴れ 最低 23.2℃/最高 27.0℃

宮城県登米市〜宮城県仙台市

走行距離:137.3km

総走行距離:5153.3km



 

2024/10/03

ぐるっと日本を旅してみた Vol.31

2023年7月22日(土) 31日目

「車中泊は楽だな」と、思うことがある。

時間など気にせず、その日行けるとこまで行き、好きなところで泊まることができる。

車中泊の大変さもあるだろうが、その日その日を気にせず行けるのが良い。

キャンプ泊だとそうはいかない。

チェックインの時間が 16時とか17時までという場所が多い。

移動を考えると、観光は 15時位までその後はキャンプ場へ行きチェックイン、テント設営となる。

その日暮らしなので前もって予約などできない。

当日予約となるが、満員だったりすると代替案を探すのも大変だ。

今日はまさにそんな日だった。

 

カツオのぼり 迎 ムカエル

気仙沼港へ来たらなんか賑やかにイベントをやっていた。

迎 ムカエル

という名前の施設でカツオのイベントをやっていた。

通路にはカツオのぼりがたくさんはためいている。

これから行われるイベントの紹介をしているMCの声があたりに響く。

施設の中にコミュニティFMのブースもあった。

あのMCは、FM局の人だろうか?

カツオの試食でもないかな?と思ったが、そういうブースは見当たらずちょっと残念だった。

日差しが強くなってきた。

今日は暑くなりそうだ。

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シャークミュージアム・氷の水族館

鮫が大きな口を開けてこちらを見ている。

鋭い歯がいくつも並んでいるのが見える。

気仙沼シャークミュージアムは、気仙沼港のショッピングモール「海の市」の中にあった。

サメに特化した博物館だ。

小さなサメから、大きなサメ。

サメの生態、習性。

サメに関するありとあらゆる情報がそこにあった。

ここまで特化した展示は面白いなと思った。

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「海の市」にはもう一つ博物館がある。

それは、氷の水族館。

北海道にあった流氷館は、流氷、つまり氷そのものを見せる展示だったが、こちらは違う。

氷漬けにされた魚を展示してあるのだ。

透き通った氷の中に様々な魚が、氷漬けになっている。

その様はまるで泳いでいるかのようだった。

僕らは、写真を撮ったり、魚を眺めたりして冷凍庫の中を楽しんだ。

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気仙沼ホルモン お福

気仙沼の名物を食べようと思って調べていた。

気仙沼だから海鮮だろうなぁと、思ったのだが見つけたのは

「気仙沼ホルモン」。

長期間漁で海に出る漁師が、港に戻ってきて船上ではあまり食べる事ができなかった肉を好んで食べていたとか。

中でも値段の安いホルモン焼きが好まれて食べられていた。

また、船上での野菜不足を補うために千切りキャベツを添えられている。

それが「気仙沼ホルモン」だという。

「お福」さんでその気仙沼ホルモンを食べることにした。

こじんまりとしたお店は、ローカルな焼肉屋という感じ。

テーブルには、四角い炭火の七輪が乗っている。

運ばれてきたのは、ご飯と、千切りキャベツとホルモン。

七輪で焼いてウースターソースをかけたキャベツと一緒に口の中に放り込む。

ご飯をかき込む。

この繰り返し。

ちょっと噛み切れない物もあったりするのは一興。

ホルモンが結構ボリュームがあって、味がしっかりしていて美味しい。

これでビールがあれば最高なのだが。

ここは、我慢。

美味しかった。

ごちそうさまでした。

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大震災の記憶 リアス・アーク美術館

震災遺構は、ここまでいくつか見てきた。

津波の破壊的な一面をこれでもか、というくらい見せてくれていた。

ここ、リアス・アーク美術館は違う角度から震災を表現していた。

気仙沼の博物館的な一面。

現代アート作品を展示する一面。

震災の記録を展示する一面。

そんな顔を持つ不思議な美術館だった。

特に震災直後から撮り溜めている膨大な写真展示が圧巻。

それぞれの写真の撮影者によるコメントが当時の状況を生々しく伝えてくれている。

この美術館は、「アート」という表現で、あの日のことを伝えようとしている。

これも貴重な記録だと思った。

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長沼フートピア公園キャンプ場

日曜日だからという油断もあったのかもしれない。

この日目指していたキャンプ場へ電話すると、

「すみません。今日は満員です」と言われた。

当てが外れて途方に暮れる。

このあたりのキャンプ場は意外と少ないのだ。

慌てて探し始めるが適当なところが見つからない。

「あそこに電話するか」

以前、何度か寄ったことのある公園を思い浮かべた。

電話をするとフリーサイトなら空いているとのことだった。

ただし、

「チェックインは、5時までです」

今は、4時ちょっと前だった。

「気仙沼にいるんですけど」

「三陸道で登米まで来ればちょうどですね」

予約はしたが、ちょっと迷っていた。

ただ、高速は使いたくなかったのだ。

下道だと1時間半はかかりそうだ。

仕方ない、無料区間だからギリ良いことにしよう。

自分に言い聞かせてキャンプ場へ向かった。

到着したのは午後5時ちょっと前。

ギリギリ間に合った。

フリーサイトは、すり鉢状の場所で、ドーナツ状のサイトが段々畑のように2段になっていた。

一番下になる中央のサイトはテントで埋まっていたので、2段目の空いているところにテントを建てることにする。

駐車場から荷物を運ぶのがちょっと大変だった。

キャリーを使って運ぶのだが通路がガタガタの坂道で、不安定で何度か荷物を落としてしまった。

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テントを立てて落ち着いたら近くの温泉へ行くことにした。

長沼温泉ヴィーナスの湯が車で数分の所にあった。

館内は結構混んでいて、賑やかだった。

気持ちの良い温泉に入り外に出ると、周囲にパン屋などもあってちょっとした観光スポット人なっていた。

ただ、すでに閉店していたので美味しいパンを買うことはできなかった。

登米の町まで行ってスーパーで食材を買いキャンプ場へ戻った。

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31日目のDATA

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2023/07/22(土)

天候:晴れ 最低 17.3℃/最高 26.7℃

宮城県気仙沼市〜宮城県登米市

走行距離:106.6km

総走行距離:5016.0km



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