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2024/07/27

ぐるっと日本を旅してみた Vol.16

2023年7月7日(金) 16日目

ここまで雨模様が多かったけど、今日は天気が回復する予報だった。

とは言え、朝から霧雨。

テントもタープも乾かない。

湿ったテントとタープを車に積み込んで、今日は網走観光へ出かけます。

 

オホーツク流氷館

網走市沿岸は、冬になると流氷が流れ着き閉ざされるという。

そんな風景を見てみたいが、今は夏。

見る事はできない。

しかし、「オホーツク流氷館」では、少しでもその断片を感じる事ができるらしい。

入館すると展示や映像で流氷の下の海を見ることができる。

冷たい水の中にこれほどまで生物がいるのかと驚いてしまう。

クリオネのフワフワした様子を見ているだけで妙にホッコリしてる自分がいる。

そして流氷体感テラス。

入り口で防寒具とタオルを渡される。

扉を入るとそこはマイナス15度の世界。

流氷が室内いっぱいに置いてあり、そこにキタキツネ、アザラシの剥製?がいる。

例によって濡れたタオルをぐるぐる振り回すとすぐに硬くなって棒状になってしまう。

どこかで見たような体験が面白くてツルツルした氷を触ったり写真を撮ったりして楽しんだ。

室外へ出るとその温度にホッとする。

マイナス15度の世界はやはり寒いのだ。

屋上の展望テラスへ行ってみる。

網走湖や周囲の湖、知床の山々、オホーツク海。

グルッと開けていて周囲の風景がよく見える。

のんびりとその風景を楽しんだ。

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博物館 網走監獄

「網走刑務所」というと有名な観光地と思っていたが、正式には「博物館 網走監獄」という。

タクシーで網走刑務所というと本当の刑務所に連れて行かれてしまうのだ。

網走監獄は明治時代に使われていた建物を保存している野外博物館で当時の様子を伺うことができる。

いくつかの建物で構成されていて敷地が広く、全て見て回ろうとするとかなりの時間がかかるようだ。

モデルコースがある中で程よく回れそうなコースを選んで歩いてみる。

庁舎や作業場を見たり、風呂場では入り方のルールが厳格に決まっているのに驚いた。

一番の見どころは重要文化財の舎房だろう。

見張り所を中心にして5方向に舎房(監獄)が伸びている。

中心から全てを見渡せるようになっているのだ。

その監獄の中も見ることができるのだが、その廊下の天井に人がいる。

脱獄王 白鳥由栄、ゴールデンカムイで言うところの白石だ。

不意にその姿が天井にあるので「なんだ?」と思ってしまう。

お昼は施設内の食堂、監獄食堂で食べることにした。

せっかくなので監獄食を食べてみる。

当時の囚人の食事を再現したものということだが、内容は焼いたサンマに麦飯、おかずと味噌汁。

サンマは脂がのっていて美味しかったが、当時はもっと酷い食事だったんだろうなぁ。

ミィは、オホーツク鱒のザンギ丼を頼んだ。

鱒の唐揚げが乗った丼でこちらは囚人の食事ではなく今風の丼で美味しかった。

ごちそうさまでした。

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紋別ガリヤ地区港湾緑地

網走から国道239号線を能取湖、サロマ湖沿いを進み、オホーツク海沿いを北上する。

紋別までの100kmちょっとを時計を見ながら走っていた。

この日の宿泊地を紋別ガリヤ地区港湾緑地と決めていたのだが、キャンプの受付が15時まで。

ちょっとギリギリだったのだ。

ホテル泊まりであれば時間を気にする事はないのだが、キャンプ場は受付が閉まる時間が早いところがあるので到着時間を考えながら観光地を回り、車を走らせる必要があった。

15時だと1、2箇所見学したらあとは移動。ということになる。

紋別へは2時間位、15時ちょっと前に着く事ができ無事受付を済ませることができた。

受付があるがここは無料のキャンプ場だ。

サッカー場が2つ位入りそうな芝生の広場にテントを張ることができる。

広い駐車場は、キャンピングカーや車中泊の車で埋まっていた。

キャンパーよりもそっちの方が多いくらいだ。

軽キャンから大型バスまでキャンピングカーの展示会のような様子にびっくりした。

キャンプ場はというと駐車場沿いにテントが並び中心部には誰もいない。

荷物の出し入れが楽なように駐車場沿いにテントを立てているのだ。

僕らも駐車場に近いところにテントを建てることにした。

見つけた場所は先着のソロキャンパーの目の前でちょっと気まずいなぁ、と思い少しズレた場所にテントを立てた。

僕らとソロキャンパーの間にはタープなしでテントを建てることが出来るくらいの空間を作った。

その後は時間が早いので夕飯の買い物へ行きテントサイトへ戻って来ると子供連れの2家族がテントの立て方であーだ、こーだ悩んでいた。

僕らが開けたわずかな空間に大型のテントを2つ立てようとしているのだ。

結局ソロキャンパーが食事をしている目の前に大型の2ルームテントを2つ立てたのだ。

ソロキャンパーはテントの入口で外へ向かって食事をしていたのだが、くるっと背中を向けて中へ向かって食事を始めた。

こうなるのが嫌だからあの空間を開けたのに。

しかも驚いたのはしばらくすると彼らはいなくなりその後戻って来る事はなかった。

今日は金曜日。休日前の場所取りだったのだろうか?

テント泊のキャンパーは、それぞれ自分達の時間を過ごしているのだが、駐車場に停まっているキャンピングカーや車中泊者同士は話がしやすいらしい。

あちこちでキャンピングカー談義が行われている。

自慢のキャンピングカーの話や、

費用の話、

退職してキャンピングカーで北海道を回ってる話。

終いには「これだけかかるけど、買うなら今だよ、今。今買わないでどうするの!」と、ショッピングチャンネルの商品紹介のような話まで聞こえてくる。

北海道へ来てから車中泊の車の多さに驚いている。

それを一番実感できたキャンプ地でした。

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16日目のDATA

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2023/07/07(金)

天候:晴れ 最低 15.3℃/最高 27.2℃

北海道網走市〜北海道紋別市

走行距離:130.9km

総走行距離:2753.3km

 

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