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2021年3月の18件の投稿

2021/03/11

「区切らず」に「続ける」事。


10年一区切りという言葉があるとしたら、それは外側から見ている人達の言葉ではないでしょうか。
東日本大震災から10年。
一見、区切りとも思える年数です。

でも、被災した方の中には、家族が今だ見つかっていない人もいると聞きます。
区切りをつける必要はあるんでしょうか?

ここを記念日的に捉えている人、マスコミ、社会。
そんなものがあるとしたら、それは他人事から生まれた善意なのでしょう。

あの震災で被災した場所へ行くと感じます。
かつてここにあった物と。
今ここにある物。

被災した人達は、その重みと生きています。
被災していない自分達にできる事はなんでしょう。
それは、あの時の事を語り継ぐことだと思います。

自分達が、TVを通して、ラジオを通して、現地へ行って、話を聞いて・・・等。
感じたことを語り継ぐことだと思います。

あの地震の事は、遠く離れていても体験しているはずです。

行われなかった九州新幹線の開通祝いとか。

TVから流れてきた被災地の様子とか。

ぽぽぽぽーんという CM しか流れなかったTVとか。

それを見て、何かを感じた自分がいると思います。
その事を語り継ぐこと。
感じ続ける事。
思い続ける事。
気にし続ける事。
それが、10年経った被災地への思いではないでしょうか?

その後、起きた熊本地震にしても、それ以前に起きた様々な事のしても。
見て、聞いて、感じたことを語り継ぐこと。
それが大切だとあらためて感じています。

3/11 14:46 「黙祷」

この10年間、この日、この時間に「黙祷」とツイッターに発信してきました。
それは、弔いの意味だけではなく。
思い続けていると言う事を伝え続けたかったから。
自分自身に「忘れるな」と戒めたかったから。

「復興」のお手伝いはできないけれど、現地へ行って何かできるわけでもないけれど、
自分自身に、「忘れるな」と言い続けたい。

それは、これからも同じ事。

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その17

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その17

「映画 花束みたいな恋をした」

・「好きなこと」を続ける為に 個人的見解


麦くんと絹ちゃんは、何故離れていったのか?
何故、別れなくてはならなかったのか?

静岡の海岸がきっかけだったとか、
麦くんの就職がきっかけだったとか、
絹ちゃんの浮気とか。

いろいろな意見がネット上に出てきているけど、
自分なりに気付いた点は・・・。

オタクっぽい2人は内に籠もっている感じを受けてしまう、

でも、絹ちゃんは、実は外に向けて生きている感じがする。

・ネット上のめいさん
・バイト先の人
・歯科の先輩
・麦くんの友人達、ナナさん
・加持さん
・加持さんの会社の人

状況に応じて2人以外の人との関わりが描かれている。
そして、2人以外の外側の人から影響を受けて自分の進む道を選んでいる。
「好きなこと」をやる為に職を転々とする。
それは、自分勝手なように見えるけど、自分以外の人から影響を受けて自分で導き出した結果だと思う。
これは、極々当たり前なことじゃないだろうか?
そして、これは決して「遊び」じゃないと思う。


一方、麦くん
全てが内向きな気がする。
外部の人との付き合いは、ほぼほぼ大学の友人と先輩。
先輩の海人さんが紹介してくれたイラストの仕事も、Line でやりとりしているだけ。
バイトをしていたとの表現もあるけど、外部の人との接点が何も無い。

イラストの仕事ができなくなって、「就職」を考えている時もアドバイスをくれる人はたぶん絹ちゃんくらいしかいない。
そんな状況で仕事を決めても、この仕事が他と比べてどうだとか、自分に向いているか、とかそんな事を考えられなくなっている。
その反動で、仕事にある意味没頭していく。

仕事が決まり「僕の目標は、絹ちゃんとの現状維持です」と宣言した時。
絹ちゃんはどう思ったんだろう?
「現状維持」とは、衰退はないけど、発展もない状態。
今が良ければそれで良し、と言うことだろうか。

自分の「好きなこと」をやる為に次のことを考える絹ちゃん。
自分の「好きなこと」を続ける為に「現状維持」を考える麦くん。

結果的に麦くんは「現状維持」の為に「好きなこと」も手放してしまう。
これは本末転倒なのだが。

お互いが「好き」であることには違いがないが、「好き」でいる為の方向性が微妙にずれていく。
それが「好き」だけど、「別れたくない」けど、「別れ」を決めた結論に繋がるんじゃないだろうか?

物語の先の話として、2人はよりを戻すかという事が話題になっている。
個人的見解としては、それはない。

冒頭、顔を合わせた2人が「久しぶり」とはならない。
無言のまま背中合わせに手を振る2人。

このすがすがしさが、この映画の良さだと思う。
続編とか、2人が実はよりを戻すとか、そんな話になったらこの映画は元も子もなくなってしまうから。

このすがすがしさのまま、映画が終わるのがこの映画の良いところだと思う。

2021/03/08

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その16

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その16

「映画 花束みたいな恋をした」

・ネイルカラーについて確認してきた 個人的見解

絹ちゃんのネイルカラーについて意味が有るかどうか? その2 で書いてみたけど、
映画館で再確認してきました。

主な場面は以下の通り。

出会いの時に絹ちゃんの服装は赤、ネイルは 赤系
ミイラ展での服装は、青、 ネイルは 青
告白する日 服装は、グレー(袖が青紫?) ネイルは青
静岡の海岸デート 服装は、青 ネイルは、赤系
就活から同棲している間は、ネイルが無職もしくは薄い色。
クリスマスの映画デートは、服が白っぽかった気がするけど、ネイルは青。
そして、
最後にした夜 ネイルは青
結婚式から別れのファミレスまでは、服装が赤、ネイルは赤。

意外と、「青」のネイルをしている絹ちゃん。
「青」とか「水」が、この映画の中で「死」「別れ」を象徴しているとの話しが多いけれど。
どうも違和感を感じていました。

気持ちが最高潮の頃の、ミイラ展、告白の日、の絹ちゃんのネイルが「青」
こんなことあります?
その2 でも書いたけど、ミイラ展の青は違和感があって赤い服に赤いネイルなら絹ちゃんのその時の感情を出せた気がしています。

ま、このシーンは、

「絹ちゃん」「看板」「麦くん」
  青   :青   :青

と、統一されてるシーンなんですけどね、

ただ、基本的にネイルカラーと服装の色があっているのに、時々色が違うシーンが出てくる。
その2 で、服装とネイルカラーが2人の気持ちを表しているような事を書きましたが、
なんか違う気がしまます。

唯一、告白のファミレスシーンがこれに合わないから。

だとしたらネイルカラーは意味がないと言うことにもなるかもしれないけど、
最後に「した」夜のネイルカラーだけが意味分からない。
意味が無いならあそこでネイルカラーをしているのが分からない。
その前のシーンにネイルカラーをする必然性がないから。

あそこでネイルに色が乗っていると言うことは、何か意味が有るはず。
特別な夜だから。

そういうのは、パンフレットとか、シナリオ本、ノベライズを読むと分かるかもしれないけど。
これらは、買っているけれど、

まだ、映画の余韻に浸っていたいので、
読んでいないんです。

「上書き」して欲しくないから・・・笑。

2021/03/07

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その15

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その15

「映画 花束みたいな恋をした」

・天竺鼠に関する 個人的見解


ルミネtheよしもと で麦くんと絹ちゃんが天竺鼠のワンマンライブを見る予定だった。
2人の座席は、
麦くんが入口入って真っ直ぐ通路を進んだ右手2つめの席 M-11
絹ちゃんが麦くんの2つ前の列、通路から左手2つめの席 K-8
結構、後ろの席。

ルミネtheよしもと (客席案内参照)

結構近い席で、客席への出入りに使う通路は一緒だから、もしもライブへ行っていたとしたら出会った可能性はあります。
ただ、よほどのきっかけがないと話しかけるまではいかなかったでしょうね。

この2人が天竺鼠を好きじゃない説が結構出回っています。
友人と行くでもなく1人でチケットを取っているので天竺鼠が好きな雰囲気はあるのですが、
なにしろ行けなかった理由が酷い。

麦くんは、うっかり忘れてた。
誰かに会ってたとか、急用があったとかではなく、単純に忘れてて。

絹ちゃんは、名前も覚えてくれないような男と焼き肉デート。
しかも、夕方久しぶりに出会ってから終電まで一緒にいたという。
結局、後から来た女に持って行かれるんですけど・・・。

さらに、絹ちゃんが「テンジクネズミ」を、「テンジュクネズミ」と読んでるらしい。
これは、自分的に未確認なのでまた確認に行かなくては!・・・えっ!

シナリオ本では、「天竺鼠」となっていて「テンジュクネズミ」とは書かれていないので、アドリブなのか素で間違えたのをそのまま使っているのか?
そこは、分かりません、。

ま、行けなかった好きでもない天竺鼠のチケットを、後生大事に財布に入れておく2人。
それも似ているところなんでしょうかね。

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その14

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その14
「映画 花束みたいな恋をした」

・2人の住処 2 個人的見解
  
2人の住処について「その12」で書いてみました。
屋上にもセットを組んで撮影したんじゃないか、と。
答えが載っているサイトがありました。
 
菅田将暉・有村架純の『花束みたいな恋をした』ロケ地“調布”からうれしい悲鳴!
 
屋上に1週間かけてセットを組み上げて、撮影は1日で終わったそうです。
と、言うことは・・・
 
・2人が不動産屋に連れてこられて多摩川の眺めに大喜びするシーン。
・ベランダで就職先の説明をしながら食事をするシーン。
・明け方のベランダに並んで立って、「別れ」を決めたシーン。
 
これらを1日で一度に撮ったと言うことでしょうか?同棲を始める2人の大盛り上がりのシーンから別れを決めたシーンと正反対のシーンを同日に撮ったのだろうか?俳優さんって凄いな。感情の入れ方ってどうやっているんだろう?
 
菅田将暉さんと有村架純さん・・・凄い俳優さんですね。
 
あっ、麦くんと絹ちゃん、の話しではなく、
現実の話になってしまった。
 
しかし、サイトの記事を読むと・・・調布に行ってみたくなってしまった。

2021/03/05

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その13

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その13

 

「映画 花束みたいな恋をした」

 

・楽曲(歌) 個人的見解

 

 

ausome city club の「勿忘」がメインテーマだと思ってしまった。
そう思った人は結構いると思う。
映画を見た時に「アレ?」って思ってしまった。
映画の中には出てこないのです。

 

「勿忘」は、インスパイアソング

 

つまり、映画あって初めてできた曲だからです。
だから歌詞を読むと、映画の流れが全て理解できる。
むしろ全て語っている気がする。

 

「例えば今君が
 その瞳ぬらしていたとしても
 呼ぶ声はもう聞こえない」

 

これは、冒頭の 2020年の麦くんのこと。
すでに絹ちゃんの声は聞こえないのだ。

 

その後の歌詞は、そのまま映画の流れを歌っています。

 

 

カラオケで歌う「クロノスタシス」
350ml の缶ビールを持って甲州街道を歩く2人は、まさに「クロノスタシス」のMVを思い起こす。
ここから、翌朝バスに乗り込むシーンまで、時は止まっているのだ。
時間配分がどうしても合わない。
そりゃそうだ。
盛り上がっている2人に、「時間」なんて関係ない。

 

「時計の針が止まって見える現象のことだよ」

 

これは、そのまま2人のことを指している。

 

 

最後のカラオケで歌う フレンズの「night town 」
これから起きる出来事に対して相反する明るい曲。

 

でも、前にも書いたけど、麦くんの歌う歌詞が辛い。

 

「もう会いたいな会いたいなって
 抑えきれないよ 君はどう?」

 

と、問いかける絹ちゃんに答えて、

 

「どのみち未来変えたくって
 握れない手と手もどかしくて
 諦めず距離を縮みようと
 頑張ってみても届かないよ」

 

と、歌う麦くん。・・・しんどい。

 

 

 

この3曲は、それぞれの場面を引き出す素晴らしい曲だと思う。

 

映画を見た後、
awesoem city club の 「勿忘」を帰りの車で聞いて、声に出して歌ったとたん
涙が溢れてきた。

 

「クロノスタシス」を聞いても、
「 night town 」を聞いても、
胸がキュッと締め付けられる自分がいます。

 

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その12

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その12

 

「映画 花束みたいな恋をした」

 

・2人の住処 個人的見解

 

2人の住処は、駅から徒歩30分で、多摩川が一望できる土手沿いのワンルーム。
一緒に映画を見に行ったカミさんに映画の感想を聞いたら。

 

「あの部屋に住みたい」と、一言。
俺も住みたい!

 

で、探してみたらありました!
Google Map 凄い!

 

2人の住処の近くに4車線道路で反対側が歩道になっている橋がある。
それを目印に探したらありました。
で、その位置は調布駅から徒歩約30分。
まさにその場所。
でもね、最寄り駅は調布駅からの帰り道で通る京王多摩川駅。
徒歩13分。
さらに近いのは橋を渡ってすぐの JR南武線 矢野口駅。
徒歩11分。  

Futarinosumika_s

何故、最寄り駅を紹介しないんだ! 不動産屋!っと思ってしまった。
ま、演出上それで良いんですけどね。

 

そしてここに建っている建物がこちら。

 


20210305-205132

ベランダの感じと、窓がまさにあの2人の住処に違いない。

 

ただ、疑問点が1つ。
右側にある螺旋階段がベランダでまったりしているシーンに一切出てこないのです。
オフィシャルフォトブックを買って分かったのは、室内シーンはセットで撮影されていたと言うこと。
もしかして、ベランダのシーンもセットで撮影してるのかな?とか思った。
それとも、CGで消したとか。
そこまで手をかけるかな?

 

そこでふと気付いた。
屋上にも手すりがあるじゃん。っと。
もしかすると屋上にセットを組んで撮影したんじゃないかと。

 

ベランダのシーンで螺旋階段が映像に出てこないと書きましたが、実は、麦くんがイラストの仕事を「いらすとやを使うからいいです」と断られるシーンで映っているんですね。
螺旋階段が。
と、言うことはこの建物で撮影されたと言うことは間違いがない。
2階、3階は所有者の自宅と思われるので、屋上で撮影というのが一番納得がいく。

 

ホント、あのワンルームに住んでみたい。

 

2021/03/04

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その11

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その11

 

「映画 花束みたいな恋をした」

 

・場面転換 個人的見解

 

この映画、場面転換が良いなぁって思った。

「カラオケ」でも書いたけど、クロノスタシスの始まる音。

 

ジャ!ジャ!ジャ!ジャ!

 

この音だけで絹ちゃんの気持ちの盛り上がりを表しているのが凄い。
きた〜!って感じ。

 

基本的な場面転換は、年が画面に表示される。
2020
2015
2016
2017
2018
2019
2020
前にも書いたけど、 2018 と表示された時が一番辛い。

 

冒頭のパンを落とすシーン。
「・・・バターを塗った方から床に落ちる」
このシーンを回収する所も場面転換になる。

 

めいさんの死

 

このパンを落としたシーンから、絹ちゃんはめいさんの呪縛に囚われる事になる。
軽く見られるかもしれないけど、このシーンからの絹ちゃんの考えに必ず「めいさん」の考えが入ってくる。
めいさんに囚われている気がする。

 

もう一つ、凄いなぁと思った転換のシーン。

 

楽しかった結婚式が終わり。
麦くんにとって初めての観覧車に乗り。
カラオケで盛り上がる2人。

 

「別れ」の告白をしようと意気込んでいたはずなのに、思いの外楽しい時間を過ごしてしまった。
「帰りますか」
と2人の住処へ帰り始める。

 

この時、背後に白い壁が続き、そこに立っている一本の街灯。
左から右へ歩いて行く2人を一瞬、その街灯が隠す。

 

街灯の右側へ現れて麦くんが話し始める、
「帰る前に」
「ちょっとどこか」
「寄って行きますか」

 

たった、一本の街灯が横切ることで、2人の気持ちを切り換えている。
凄いなぁ、このシーン。って思ってしまいました。

 

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その10

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その10

 

「映画 花束みたいな恋をした」

 

・ファミレス 個人的見解

 

麦くんが絹ちゃんに告白したファミレスは、2人のお気に入りの場所のようだ。
席は決まって窓側、奥から2番目のボックス席。
ここで時間を忘れて、大好きな事を思う存分話し合う2人。
awesome city club の PORINさんと知り合うのもここ。
音楽のミキシングについて語られるのもここ。
もちろん、告白もここ。

 

もう一つは、静岡の「さわやか」。
並んではみたものの、あまりの混み具合に最終の新幹線の時間が迫ってくる。
「また今度来ようか」
結局、2人で訪れることがない場所。

 

麦くんは、仕事で静岡へ訪れて「さわやか」でハンバーグを食べることになる。
「実は、あの後”さわやか”でハンバーグ食べたんだよね。」
という麦くんの言葉に、
「私も食べた」、サラッと言う絹ちゃん。
いつ食べたのかは謎のまま。

 

最後のファミレスは、やはり2人のお気に入りのファミレス。
でも、今回は様子が違う。
いつもの席はすでに先客がいて座れない。
「えっ」という顔をする2人。
やっぱり、あの席に意味はあったんだろうな。

 

奥の席に案内され楽しかった友人の結婚式の話しを始める。
この時、何気にさっきの先客が立ち上がり「あの席」を離れて行くのです。
そして、店員が現れて「あの席」を片付けを始める。

 

麦くんの肩越しに「あの席」で行われているこの何気ない映像が、凄いと思った。

 

「結婚」という言葉に逃げ道を見つけようとする2人、
「僕の目標は、絹ちゃんとの現状維持です」
この言葉はいつか、
「ハードルを下げても良いと思う」
という言葉に置き換わってしまう。
最初は否定していた絹ちゃんもハードルを下げ始める。
「そうだね。
 結婚だったら、
 家族だったら、」

 

その時、片付けられた席に、案内されて若い2人が座ることになる。
出会った頃の2人を彷彿させる2人が。

 

結局、これがきっかけで麦くんと絹ちゃんは、別れることとなる。

 

店内にいる人の全てに意味が有るかのような動きが凄い。
ちゃんと筋が通る動きを見せているから。

 

ファミレスということでちょっぴり「恋妻家宮本」を思い出してしまった。

 

2021/03/03

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その9

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その9

「映画 花束みたいな恋をした」

・卯内さん 個人的見解


映画の冒頭。
Google Map ストリートビューに映り異常な盛り上がりを見せる麦くん。
友達に見せては、おごり。
見せては、おごり。
一躍時の人となり友人達に囲まれて有頂天になる。

そこに登場するのが「卯内さん」
恐らく、麦くんの憧れの人。

「卯内さん、これ俺!」
と、周りを囲んでいた友人達から抜けだし、MacBookAir を差し出したまま卯内さんに近寄る麦くん。

そして、燃え尽きて倒れ込む麦くんが映し出される。

見るからに美人な卯内さん。
このシーンで、ちょっと冷たい人、お高くとまってる人。って印象を受けてしまう。

麦くんが、卯内さんに誘われて行ったカラオケ屋で、卯内さんが見当たらず隣の幹事らしき人に
「卯内さんは?」と聞くと。
「お月様の形が悪いから、今日はやめとく」と言って来るのをやめた、と言われる。
ここでもお嬢様キャラが印象づけられる。

でも、この後の居酒屋のシーン。
「あっ、いた。 麦くんいた。
 どうして?
 どうしてここにいるの?
 どうして?」

そして、一緒に飲もう。と、強引に麦くんの腕を引っ張っていく。

「麦くんと、ちゃんと話がしたかったの」
甘ったるく、甘えたような憧れの卯内さんの声。
あきらかに麦くんに気のあるそぶり。

それを見た、絹ちゃんの嫉妬。
「すみませ〜ん」と、お金を置き店を出て行く。
帰り際に「ちーす。」と絹ちゃんが挨拶すると、
「ちーす」と返してくる卯内さんの友人達、大学生感出てるなぁと感じてしまった。

この後、卯内さんは劇中に現れることは無い。
存在を匂わせることも無い。

この映画の凄いのは、敵役がいないと言うこと。
麦くんと絹ちゃんの間を裂こうとする人物が一人も現れないのが凄い。
オダギリジョーですら、自分の考えを述べただけだから。
これ、ラブストーリーですよ。
邪魔者を押しのけて結ばれる努力をするのが、世の中の恋愛ストーリーなんですけどね。
結果は別として・・・

卯内さんをあそこで終わりにする潔さ。
凄いです。

だって、冒頭の 2020年。
麦くんの相手が卯内さんだったら、全てぶち壊しになっちゃうもんね。

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その8

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その8

 

「映画 花束みたいな恋をした」

 

・カラオケ屋 個人的見解

 

カラオケ屋に見えないカラオケ屋に人数あわせで誘われた絹ちゃん。
学生で埋め尽くされたカラオケ屋に誘われた麦くん。

 

この時点で同じ大学生なのに、普段彼らの周囲がどういう思考の人達がいるのかが良く分かり、2人の違いがはっきりと示されている。

 

しかし、終電に乗り遅れて偶然で合う2人。
その後、意気投合し2人で居酒屋へと向かう。
この時点で絹ちゃんの気持ちは徐々に上がっていく。
天竺鼠のワンマンライブ、ラジオの話しなどで盛り上がり、ガスタンクの画像を寄り添って見るまでにテンションが上がる。
ここで、卯内 さん登場。
「こいつも焼き肉デートの彼と一緒か。」
恐らく絹ちゃんはいきなり谷底へ落とされたような気分になったのだろう。
「すみませ〜ん」とふてくされ気味に店を出て行く。

 

「麦くん、麦くん。 麦くんとちゃんと話がしたかったの」
あこがれの卯内 さんの甘い誘い。
しかし、この誘いを振り切って出会ったばかりの絹ちゃんを追いかける麦くん。

 

絹ちゃんに追いつくが、絹ちゃんの気持ちは麦くんには向かっていず、
「友達の家へ行く」と行って聞かない。

 

ここからの展開が素晴らしい。

 

2人の横をベルを鳴らして通り過ぎる自転車。
とっさに避ける2人。
「カラオケ屋に見えるカラオケ屋さんに行きたいです」と訴える絹ちゃんに重なるように

 

ジャ!ジャ!ジャ!ジャ!

 

と、きのこ帝国の「クロノスタシス」が始まる。
この転換が凄い。

 

どん底の絹ちゃん。
  レ
ジャ!ジャ!ジャ!ジャ!
  レ
ハイテンションな絹ちゃん。

 

と、場面が変わる。
あの絹ちゃんの歌い方! 気分が最高潮だというのが良く分かる。
「クロノスタシスって知ってる?」
と歌いながら左手を背もたれに伸ばし、麦くんの肩を抱くんじゃ無いの?位の感じで、なんか全てさらけ出した感じの歌い方。
ものすごくリラックスしているのが良く分かる。

 

だから、この後麦くんに付いて行って、お泊まりする事になるんですね。

 

 

さて、もう一つのカラオケ屋シーン。
別れを切り出すタイミングを計ってる2人のシーン。

 

2人の気分とは裏腹にとっても明るくフレンズの NIGHT TOWN を歌う絹ちゃん。

 

「もう会いたいな会いたいなって
 抑えきれないよ
 君はどう?」

 

君はどう? と、麦くんを誘うと、

 

「どのみち未来を変えたくって
 握れない手と手もどかしくて
 諦めず距離を縮めようと
 頑張ってみてもとどかないよ」

 

と、ここまでの2人の生活を思い起こすような歌詞が続く。

 

 

出会いのカラオケ屋は、曲調は明るくないけどハイテンションな2人。
別れのカラオケ屋は、ポップで明るい曲だけど、この後のファミレスに続くような歌詞。

 

場面展開と表現が凄くて、どちらも印象に残るシーンでした。

 

2021/03/02

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その7

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その7

「映画 花束みたいな恋をした」

・出会いの謎と押井守 個人的見解

2人の出会いは、明大前駅の改札口。
終電に駆け込む為、自動改札へ入る2人。
ぶつかって、トイレットペーパーを落とし、それを拾う麦くん。
絹ちゃんは受け取ると、ホームへと向かう。

チャージが無くて改札を通れなかった麦くんは、券売機へチャージをしに行く、
そこへ遅れて到着したサラリーマンとおねーさん。
「始発まで待ちか」というおねーさんを下から上まで見たサラリーマンが、麦くんに「朝まで開いてる店知らない?」と聞き、おねーさんに同意を求める。
そこへ終電に乗り損ねた絹ちゃんが戻ってくる。

次のシーン。
バー(なのか?)で、飲み始める4人。
サラリーマン、おねーさん、麦くん、絹ちゃん。

さて、ここで絹ちゃんを誘ったのは誰でしょう?
このシーンで麦くんと絹ちゃんが気まずそうにしているし、2人がが話しをする事が無いので麦くんは誘っていないと思う。
おねーさんも誘う理由が無い。

たぶん、
サラリーマンがおねーさんをナンパしたいけど、声をかけた麦くんと 2対1 の状況ではおねーさんに引かれてしまう。
恐らく、「さっきはどうも」とか「乗れなかったんですね」と麦くんが絹ちゃんに声をかけたかそぶりを見せたので、そこをチャンスとみたサラリーマンが、 2対2 の状況に持って行く為誘ったんだろうなぁ。
だって、店に着いてから2人のことは無視しておねーさんと話しをするサラーマン。
見え見えです。

そしてここからが肝心のシーン。

押井守です。

押井守を見つけた麦くんが、両手で口を覆い、興奮をおさえて「見ちゃダメです」という。
その時の絹ちゃん。
両手を上にあげかけて、どこへ降ろして良いか分からないって感じで仰け反るんです。
ここ重要。
この絹ちゃん好きです。

結果的には、ナンパに成功したサラリーマンがおねーさんをタクシーで千歳烏山へと連れて行く。
残された2人はここで解散のはずなのですが。

「押井守、居ましたね!」

喜びを抑えきれない絹ちゃんが麦くんに話しかける。

押井守があそこに居ましたね。

では、無く。
単語で区切るように、 「押井守、いましたね」
この言い方を2度繰り返す絹ちゃん。
絹ちゃんが、いたく興奮しているのを充分に表現していると思う。

こうして、2人の物語が始まります。

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その6

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その6

 

「映画 花束みたいな恋をした」

 

・カウントダウン ストーリー 個人的見解

 

この映画は、カウントダウン映画だと思う。

 

告白にいたるシーン。
3回食事をしたら・・・と、まず回数を限定して告白のタイミングを見ている。
そして、次は告白をしようと2人とも気合いを入れたデート。

 

「終電まで」というエンドをまず決める。
そして、あと8時間・・・・あと1時間。
とカウントダウンが始まる。

 

最後の1時間が、ミキシング講座になってしまって意気消沈してしまう2人。
でも、ここでチョコレートパフェのアディッショナルタイムが訪れる。

 

そう、まずエンドを決めてからストーリーが始まる。
静岡のデートも、新幹線の時間がエンド。
他のシーンも「終電」がエンドとして押さえられている。

 

もし、別のタイトルが付いていたとしたら「終電」だったのかも。
しょうもないタイトルだけど・・・・。

 

 

当然。
最後の別れのシーンも「今日」をエンドとして別れようと決めている。
エンドを決めた割りには、観覧車に乗り、カラオケ屋に行き、別れを決めきれない2人。
最後の場として選んだファミレスで、いよいよエンドに近づいた時、絹ちゃんが言う。

 

「麦くん」
「今日が良い」
「今が良い」

 

ここが「エンド」
常に、エンドへ向かってのカウントダウンは、始まっている。

 

 

もう一つ、大きなカウントダウンは。
全体を通してのカウントダウン。

 

2020
という文字で始まる物語。
これは、当然 2020年が終わりと言うことを物語っている。

 

そして、2015 から始まる物語。
2015、2016、2017、2018、2019、2020
と綴られるカウントダウン。

 

この物語は、カウントダウンストーリー なのだ。
恐らく、知らず知らずにこのカウントダウンに見ている人は乗せられて、せかされて、気持ちを持って行かれるのだろう。

 

この映画で自分的に一番辛いシーンは。
カウントダウンが

 

2018

 

と、表示された時。
ついに来てしまったっと、感じて辛くなる。
何度見ても、2018 と表示されると・・・辛い。
別れのファミレスが辛いという人が大半だと思う。
でも、2018 から辛いと、ほんとしんどいから。

 

あの家の狭い空間の中で無言で行き交う2人。
立ち上がり、イヤフォンを首にかけ、ミカンを手にしてパソコンの前へ戻り
「Stranger Things 2」を見始める絹ちゃん。
その横を素通りして、パソコンの前で仕事を始める麦くん。
その2人を見つめるバロン。
この間、無言のまま時間が過ぎていく。

 

そしてこれが崩壊の始まり。

 

そう、こんなエンドを意識したストーリーが展開されていると思う。
だから、この物語は、

 

カウントダウン ストーリー

 

なのだと思う。

 

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その5

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その5

「映画 花束みたいな恋をした」

・海辺のシーン 個人的見解


2人が付き合いはじめて、静岡までデートするシーン。
一見、2人のすれ違いの始まりのように見える。
ある意味そうなんでしょうが。

ただ、この直前に、めいさんの死が重要なファクターとして語られる。
ここは2人のデートシーンではなく、絹ちゃんがめいさんの死を受け止められなくて、心の中で葛藤しているシーンだと思う。
写ルンですで写真を取り合い、楽しそうに見えるが。
映像はフィルターがかかったような映像。
波の音も無く、ただ絹ちゃんのめいさんへの思いが語られる。

そして、はっきりとした映像に変わり、絹ちゃんが波打ち際で1人立ち尽くして麦くんがいないことに気付く。

このフィルターがかかったようなシーンは絹ちゃんが現実ではない所にいるのだと思う。
めいさんについて考え事をして周りが見えていない状態。
麦くんは、「シラス丼を買いに行こう」と誘ったはず。
でも、絹ちゃんが自分の世界に入り混んでいるので1人で買いに行ったのでしょう。
現に、途中から絹ちゃん一人で海辺にいる映像になっているけど、絹ちゃんは何かに入り込んで周りが見えていないように見えます。

だから、「勝手にいなくならないで!」と絹ちゃんが怒った時、ちょっとビックリする麦くん。

絹ちゃんは、めいさんの話しを麦くんにはしていないのでしょう。
後日、海辺のデートの写真を見て「この花の名前はなんて言うの?」という麦くんに対して
「女の子に花の名前を教えてもらうと、その花を見る度にその子のことを思い出す」という事を言う絹ちゃん。
これは、めいさんの言葉だけど、麦くんはその事を知らないもの。

絹ちゃんは、隠し事が多いような気がする。
その事が、後にケンカのきっかけにもなる。

ラーメンブログの話しもしていないんじゃないだろうか?
二人がラーメンを食べている姿は出てこなかったもの。

2021/03/01

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その4

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その4

 

「映画 花束みたいな恋をした」

 

・浮気 個人的見解

 

絹ちゃんが
「1回くらい浮気した?」
って聞くシーン。

 

麦くんはしていないと断言できる。
それは、自分が男だからとかではなく、この時の表情を見ていれば信じられる。

 

でも、ここを捉えて、絹ちゃんが浮気をしていたんじゃないか?疑惑があちこちで見受けられます。
その相手が加持さんじゃないか?とかね。

 

最初は、
・加持さんとラーメン食べに行った後・・・
・誰と「さわやか」行ったの?
とか、思って
絹ちゃんの浮気を疑いました。

 

でもね。
女の子ってこうやってカマかける時ってあるんだよね。

 

麦くんが「えっ、普通にないよ・・・・えっ!?」って答えた時の絹ちゃんの顔。
何かをごまかしている風にも見えるけど、

 

「だよね。麦くんは無いよね」って

 

そういう顔に見える。
安心したとか、そういう事では無く。
だって、もう別れた2人だからね。
「そうだよね。麦くんは無いよね。」って思ってる顔ですよ。

 

答えが分かっている質問だから、予想道理の答えがきて
「そうだよね」って顔。

 

じゃ、絹ちゃんはどうかというと
職場の人とコリドー街行ったり、梶さんの膝枕で寝てたりするけど、
結構、麦くんに対して一途だと思う。

 

そうじゃなきゃ、あの別れは無いよ。

 

「麦くん」
「今日が良い」
「今が良い」

 

笑顔で別れようとする彼女の思いやりは、麦くん一途だったから出てきたことだと信じています。

 

でなきゃ、あの別れは無かったよ。

 

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その3

「映画 花束みたいな恋をした」

 

・本音の感想

 

この映画は、
映画を見に行く、
ではなく

 

麦くんと絹ちゃんに会いに行く
という感じ。

 

2人の出会いからのノロケ話を聞いて、
ちょっと愚痴を聞いて、
悩み相談を受けて、

 

結果、別れちゃったけど、でもね、こうなんだよ。
って話しを聞かされている感じ。

 

すごく、仲の良い友達の家で、話しを聞いている感じ。
大好きな2人だから仲良くして欲しいし、また会いに行きたいし。

 

次、2人の空いてる時間ある?じゃ、その日に行くよ。
って、

 

だから、最後辛くもあるし、理解もできるという気もする。

 

 

また、会いに行っても良いかな? 2人に。

 

麦くんと絹ちゃんの話をしよう その2

「映画 花束みたいな恋をした」

 

・茄子

 

「茄子」
この物語とまったく関係ない単語に聞こえるでしょう、
個人的見解ですけど、

 

麦くんと絹ちゃんが最初に居酒屋に行った時
二人の間にあったのは、
「茄子焼き」のメニュー。
映画を見ながら「茄子焼き美味しそうだな」っと思った。

 

二人の出会いを象徴するシーンなんです。
その間にあるのが「茄子焼き」。

 

で、
二人の亀裂が見え始めた麦くんの出張前乗りのシーン。
絹ちゃんが読んでいた本が
「茄子の輝き」
そして、この本が雑な扱いを受けて二人の亀裂を感じさせてくれます。

 

出会いのシーンが「茄子焼き」
亀裂の最初が「茄子の輝き」

 

言葉遊びで「のかが」に意味が有るんじゃないかって疑ってしまいました。

 

ぜったい、言葉をかけてると思う。

 

麦くんと絹ちゃんの話をしよう。

「映画 花束みたいな恋をした」

 

・絹ちゃんのネイルカラー

 

最初に「花束みたいな恋をした」を見た時。
絹ちゃんのネイルカラーが、派手だな って感じた。

 

麦くんと絹ちゃんが出会った時。
絹ちゃんが着ていたのは赤いコートでネイルカラーが赤。
ほとんどの場合、着ている服とネイルカラーが合っている。
ミイラ展の時は上着が青で、ネイルカラーも青。
オシャレだなって思った。

 

でも、静岡の海岸。
青い上着に薄いピンク系のネイルカラー。
初めて二人の気持ちがすれ違ったシーン。
ネイルカラーの組合せが変わっていた。

 

他のシーンでも、二人の気持ちが別々の時は上着とネイルカラーの色が違う気がする。

 

同棲を始めて、絹ちゃんが就職活動を始めた辺りからネイルカラーをしなくなった。
絹ちゃんが社会に取り込まれたから、なのかな?

 

そして絹ちゃんのネイルカラーが復活した時、それは、
最後に「した」時。

 

無言で抱かれる絹ちゃんのネイルカラーは青。

 

その後、無言で日の出前の淡い明るさの中でベランダに立つ二人。
ここで、決定的に別れが決まる。

 

「赤」は、情熱的な時。
「青」は、何を象徴していたんだろう?
ミイラ展の時の青が、なんか異質な気がする。
あそこは、赤い服に赤のネイルでいてくれた方がまとまる気がする、

 

この後の結婚式からファミレスへいたるシーン。
赤いセーターに赤いネイルカラー。
当然、この時の二人は「別れる」という共通認識。
ネイルカラーで言えば、赤で出会って、赤で終わる。

 

ネイルカラーの色に、意図があったかどうかは知りませんが、
そこに注目して見るのも楽しかったです。

 

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