【映画】「バジュランギおじさんと、小さな迷子」を見てきた。
インド映画、いわゆるボリウッド映画と言うことで、急な歌やダンスのオンパレード?みたいな事をちょっと覚悟しながら見てみました。
が、意外とすんなり受け止めることができたんです。
一番無理矢理ダンスだったのは、食堂のシーンくらいかな?
後は、割りとすんなり受け入れましたよ。
話しは、信心深いインド人が、インドで迷子になったパキスタン人の声を発することのできない女の子をパキスタンの自宅まで送り届けるという話し。
ただし、そこはインドとパキスタンの対立などが絡み合って簡単にはいかないのです。
しかも自宅はカシミール地区となるとかなり難しいよね。
映画の中でも、こんな会話があります。
パキスタン人「(自宅のある)風景と似たような場所は、カシミールにもある」
主人公「えっ、カシミールって事はインドへ戻らなくてはいけないのか?」
パキスタン人「パキスタンにもカシミールはある」
地図を見ると分かるのですが、インドとパキスタンの国境はこのカシミール地区で点線になっています。
まぁ、中国との国境も同じ感じですけど。
それ位、対立が激しい場所です。
ただね、「桃源郷」と言われる場所があるくらい美しい場所でもあるんですよね。
映画でも山々が迫るとても美しい映像が展開されます。
・・・パキスタンって事になってるけどたぶんインドで撮影されてるんだろうなぁ。
以前、沢木耕太郎の「深夜特急」を読んでからインド、パキスタン、アフガニスタン辺りに興味があって行けるものなら行ってみたい。
なんて思ったりしています。無理だろうけど。
ただ、ネットなどで写真を探して見てると、とても良いと頃なんだろうなぁってのが良く分かります。
なので映像に期待していたところもあるのですが、やっぱりキレイな映像でした。
もう一つ、この映画を見ていて頭の中でダブってきたのは、「ボクは5才」という日本の映画。
これは、大阪で単身赴任している父親の元へ5才の子供が一人で高知から行くという映画。
自分がおそらく初めて見た映画で、保育園か小学校低学年の頃に見たと思う。
今だに覚えているけど、旅に出たいって気持ちはこの時持ったのかな?
「バジュランギおじさんと、小さな迷子」は、170分と長い映画だったけど見ていて飽きずに、あっという間に時間が過ぎていきました。
えっ、もう終わりなの?って感じ。
言葉は分からないけど、言ってることがヒシヒシと伝わってくる気がしました。
そもそも、女の子が喋れないんですけどね。
自分の中では、「半世界」に次ぐ今年の2位かもしれませんね。
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