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2016年3月の10件の投稿

2016/03/27

ナビスコカップで気になったこと。

ナビスコカップ、ホーム初戦。 1対0 でアルビ勝利です!

S席は、ビッグフラッグとビッグユニで埋め尽くしてます。
・・・って、事は観客が少ないんだな。

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試合開始前、人数少ないし選手が挨拶代わりに観客席に投げ入れるボールは意外と取れそうだな。
そんな事を考えていたら端山の投げたボールが一直線に自分の元へ!
前2列くらい空席だったのでしっかりキャッチしましたよ!

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木寺と、高徳に続いて3個目ゲットです。

さて、今日の試合は、ここ何試合かあった、わりと攻め続ける展開。
鳥栖のカウンター以外はあまり怖い感じがしなかった。

後半開始前には、鳥栖の選手にかかるんじゃないかってくらい挑発的に水撒きしてたし。

Sdsc_0011

そんな事をやりつつも、試合展開は、点が入らない。
ゴール前でボールを回せているんだけど、点が入らない。
そんな展開でしたが後半30分頃、レオが決めてくれて、それを守りきっての勝利!
どんな形であれ、勝利は良いですね!

この試合、気になったのは FWの平松宗。
去年も「そこもう少し走っておけよ!」というようなシーンをたびたび見ていたけど。
今年もあんまりかわんないなぁ。
シュートよりもパスを優先する感じ。
そして、ゴール前でのアイデアが少ない感じ。

せっかくカウンターで持ち込んで 1対1 とかの状況になるとボールを戻してしまう。
他の人がカウンターで持ち込んで後は宗にパスして決めるだけ、という状況でも動きが少ないから相手に押さえられて結局パスをもらえない。

達也の動きを見ているとさすがだと思うのはオフザボールの動き。
相手を引きつけといて、タイミング良く飛び出してボールを受けてシュートへ持って行く。
この動きを宗が身につけたら頼もしいんだけどなぁ。
終盤は良い動きをしていたんだから後はゴールに結びつく動きが欲しいな。

あと、もう一つ気になったのは後ろの席にいたちびっ子。
相手の選手、アルビの選手、どちらにもダメだしというか文句ばっかり叫んでる。
チャントの途中でもちょっと何かあるとすぐに文句。
お父さんが「あれはしかたないんじゃ無いかな?」とか言ってみたりしてましたが。
でも、「なにやってんだよ!」的な言葉を普段発しているんじゃ無いかな?子どもは見てるんだよね。

できるだけ、文句やブーイングはしたくないと思う。
口に出てしまうことはあるし、ブーイングだってするけれど。
応援中に、応援を止めてまでする事じゃ無いと思う。
文句で大きな声を出すんだったら、応援で大きな声を出したいからね。

今日の、ヒーローインタビューは 守田。
今日は当たってる感じだったな。
とにかくきわどいボールを止めてた、というか弾いていた。

おかげで、試合開始前と終了後で計3回も守田ジャンプやっちゃいましたけどね。

2016/03/23

贈る言葉 「努努」

今日は、息子が小学校を卒業しました。

担任の先生が、子供達に贈った言葉が良かった。

「努」

努力の努、つとめる、という言葉「ど」と言う文字。
ただ、この文字一文字では無く二文字贈りたいとのこと。

「努努」

なんて読むかわかります?
「ゆめゆめ」
と読むのだそうです。

先生曰く
「努力を重ねると夢が実現する」
・・・良い言葉だなぁ。

・・・意味は後で調べてくださいとの事だったので、後で調べたら・・・
「努努」(ゆめゆめ)は、「努力努力」とか「夢夢」と、書くこともあるらしい。
で、意味は「けっして」とか「少しも」とか、「まったく」という意味が有るようです。
つまり、使い方としては、
「“ゆめゆめ”忘れるな」
とか
「“ゆめゆめ”思いもしなかった」
とか言う時に使う「ゆめゆめ」。

先生の言った意味とはちょっと違うみたいだけど、でも音で捉えるとやっぱり
努力を重ねるとユメになる
のだから間違いない。

息子は、先生のおっしゃた意味をしっかりとらえて中学生になってもらいたいなぁ。
そんな事を思った卒業式でした。

2016/03/19

スワンを包み込み、相手を圧倒する、あの「音圧」を再び!

今日、アルビは柏と 2-2 で引き分けた。

ここまで 1勝2敗1分 とあまり芳しくない結果。
ただ、今までダメだと言われていた攻撃は機能してきた。
後は、かつて輝いていた守備が戻ってくればと、期待しています。

ところで、アルビレックス新潟の「強み」って何でしょう?
ずば抜けた才能の選手がいる訳ではなく。
日本代表で活躍するスター選手がいる訳でもなく。
それでも「新潟」がJ1で居続ける為の「強み」って何でしょう?

それは、4万人の観客がスタジアムをオレンジ色に染め上げるあの風景だったはずなんです。

今日の柏戦、仕事で行けなかった自分が言うのも何ですが、スタジアムはガラガラでした。
観客数は約14000人。
天気が悪かったのかもしれませんが、それでも2万行かなかった。
まして、4万人なんてほど遠い数字。

前節の横浜戦へ行ってふと思ってしまった。
ゴール裏から発する応援の「音圧」が無いな。って。
S席 1/4位の横浜に負けてるなって。

再び、あの4万人を呼び寄せるだけの力が今のアルビには無いのかもしれない。
せめて、ゴール裏だけでもあの「音圧」を取り戻せないのだろうか?
ゴール裏の音量が上がれば、自然と周りの音量も上がりあの「音圧」が戻ってくるのじゃ無いだろうか?

とにかく、ゴール裏がガラガラ、スカスカな状況じゃ、選手に「がんばれ!」と言えないよなぁ。

ただ、あの4万に入った頃のアルビは J2とは言え、強かった。
あの雰囲気を取り戻すには強いアルビが必要だ!

結局、「強いアルビ」と「強いサポーター」ができあがらなければあの雰囲気にならないのだろうなぁ。
その為の努力をサポーター一人一人もやらなければならないんだろうなぁ。

あの「音圧」を取り戻すために自分にできる事。
・・・ビッグスワンへ行くことなんだろうなぁ。

次節は、行きたいな。
そして、力の限り声を出して応援したい。

2016/03/13

大失敗。orz

息子が中学生になると言うことで通信教育を行うことにしました。 その通信教育が iPad を使うコースを申し込むことになり iPad mini を購入。 昨日届いたので今日、ケースやら保護シートを貼ってセッティングを行いました。

で、その保護シート。
液晶画面をキレイに磨いて、そぉぉぉぉぉっと、貼ったらいまだかつて無いくらいキレイに、空気のアワの一つも無い状態で晴れた!
バンザイ!
スゲー!

と、喜んでシートの上に貼ってあるビニールを剥がしたら・・・
保護シートまで付いて来て、結局全部剥がれてしまった。

あわててもう一度貼ろうとしたら保護シートの接着面側にホコリが・・・

と、言うことでアワだらけの画面に。
どーしてこうなるんだろうなぁ。
ホント、ガッカリ。

【街歩き】房総半島をウロウロしてきた。〜その4:満開のお花と美味しいお蕎麦と大渋滞〜

房総半島で母が行きたがっていたお花畑へと車を進めます。

昨日の館山市から海岸線をグルッと回ってきましたが、この道路は「フラワーライン」という名前が付いています。
昨日走った前半部分 館山〜州崎〜平砂浦 はさほど花が咲いている訳でも無く、「フラワーライン」という感じでは無かったのですが、今日走っている平砂浦から先の部分は道路脇に菜の花が咲いていたり、所々にお花畑が見えたりと「フラワーライン」らしくなってきました。
道路沿いのお花畑は、個々の農家が花畑の前に駐車場を作って切り花を売ってます。

目的地は「白間津」というところ。
広いお花畑が有名なところです。
最初は広大な花畑が広がっているのかと思ったのですが、こちらも個々の農家の花畑。
ただ何件かの農家の畑が集まっているので一面の花畑になっているというところです。
一つ一つの花畑に小屋が建っていてそれぞれ切り花を売っているという仕組みです。
花は自分で摘んでくる事ができます。

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駐車場は、自家用車とバスで一杯。
路上にもバスが止まっていたりして道路は大混雑です。
どうにか空いたところに車を止めて早速お花畑へと向かいます。
海の見える立地で鮮やかな花の色とバックに見える海がなかなか良い感じです。
花摘みもできるのですが、お花畑を巡って鑑賞だけにしました。

ここはパーキングエリアにもなっているのですが、お花がメインでゆっくりコーヒーでも、という感じでは無く混雑しているので次へ行く事に。
目の保養にもなったし、何より母も喜んでくれたようです。

「フラワーライン」沿いのお花畑を車窓から楽しみながら千倉の町へと入っていきました。
千倉の町外れにある「ローズマリー公園」へ行ってみます。

ローズマリーという名前で、なんとなくお花畑があるのだろう。と、思っていましたがこちらは「ウィリアム・シェイクスピアのテーマパーク」なのだそうです。
どおりでヨーロッパ調の建物が並んでいるなぁ。と思ったらそういう事だったのか。

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小腹が空いたのでちょっとおやつ代わりに「くじらメンチ」を食べてみる。
揚げたてなので美味しかったぁ。
昨日から気になっていた「枇杷ソフト」も食べてみた。こちらも Good!
この道の駅にはお土産物屋があったのでここでお土産タイム。
お土産のお菓子やら地ビールやら買ってお昼を食べに行く事にしました。

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お昼は、Google Map で見つけて気になっていた「ギョ作」へ。
最初見つけた時は、その名前にビックリしたのですが、古民家を使った雰囲気の良いお店らしい。
調べると魚料理が主らしいので良いと思ったのですが、予想に反して結構混んでた!
しかも8人まとまって入るのは難しそうだ。
昼過ぎとは言え、まだそんなにお腹も空いていないと言う事でここは断念して館山市方向へ進む事にしました。

GoogleMapで調べながら進むとお蕎麦屋さんを発見。そこに入る事にしました。
九重そば店」さんというお店。
適当に入った割には、これが大当たり!
自分は鴨せいろをいただきましたが、美味しいお蕎麦でした。

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お昼を食べた後、館山道の「ハイウェイオアシス『道の駅 富楽里とみやま』」まで走り、最後のお土産買い。
さすがにこの時間はお客さんでものすごい混みようです。

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ここからは昨日と同じ「海ほたる」へ寄りつつ帰るつもりでしたが、どうもアクアラインが混んでるらしい。
水戸へ帰る妹は、「海ほたる」へ寄るのをあきらめて真っ直ぐ京葉道方面へ帰ることになりここで別れ我々はアクアラインへ突入しました。
しかし途中の標識に表示されたのは「アクアライン 11km渋滞」の文字!
そして目の前にはちっとも動かない車の列。
ヤメタ!と、思い袖ヶ浦ICで一旦高速を降りそのままUターンして再び館山道を入り千葉方面へ向かいました。
東京湾沿いに走り、京葉道、東関東道を通って幕張へ向かいました。
こちらも所々断続的に渋滞しています。
やっぱりこの時間の東京近郊は来るもんじゃないなぁ。

もう夕方の5時だというのにまだ幕張!
予定ではとっくに関越を走っているはずだったのに・・・。
休憩もそこそこに首都高へと突入していきます。

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結局、首都高から関越道へ入り家に着いたのが午後11時近く。
2日間で約1000kmの長旅でした。

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今回は、房総半島の先端 館山市をほぼ一周する旅。 勝山とかへも行きたかったのですが新潟から一泊二日ではとても無理ですね。 それでもおいしい物を食べ、きれいな花を眺め、新しい高速道を走りと、とても楽しい旅になりました。

ただ、車での移動ばかりだったので,今度はのんびり町を散策できるような旅をしたいなぁ。

2016/03/12

【街歩き】房総半島をウロウロしてきた。〜その3:初めての日の出を拝む〜

本日のお宿は、「平砂浦ビーチホテル LANIKAI
海岸線に建つ小綺麗なホテルです。
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海の見えるプールがあったり、ロビーの造りや、露天風呂の造りがリゾート感を醸し出していました。
所々、古さも感じさせますがお部屋も広くてなかなか良かったです。

妹と甥っ子も合流しての夕食は、金婚式のお祝いだからなのか、8人の大所帯だからなのかホールを貸し切り!
ビックリしたけど、おかげでゆっくりと、にぎやかに食事ができました。
両親も喜んでくれたので良かった、良かった。

翌朝は、早起きをして日の出を見に行く事にしました。
「もう少し寝てる」というかみさんを置いて一人で。
ここ平砂浦は、海岸線が南西に向いていて半島の内側へ湾曲しています。
その為、夕陽は海に沈むのですが、朝日は山から昇ってきます。
実は、新潟に住んでいる事もある今だに海から昇る日の出を見た事が無いんです。
せっかく太平洋側にいるのだから海から昇る日の出が見たい!
と、いうことで房総半島の最南端、野島崎まで行ってみる事にしました。
6時15分頃が日の出の時間ということで5時30頃にホテルを出発してビューポイントへと向かいます。
野島崎に着く頃には周囲はボンヤリと明るくなってきていました。
見所がたくさんあるのですが、岬へと急ぎます。

この野島崎には灯台がありその足下が公園になっています。
海沿いはごつごつした岩場で昼間ならキレイな風景を堪能できるのでしょうね。
日の出のビューポイントも岩の上。
なんと、カップルシートが設置してありました!

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邪魔をしないように、迂回して岩場を進み、撮影ポイントを決め三脚を立てます。
周囲は徐々に明るくなってきます。 岩場の上には釣りを楽しむ人も。
胸まで水に浸かりながら岩から岩へと渡り歩いていて釣り人ってすごいなと、ビックリしました。

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そして、待つ事約15分。
その時がやってきます。
(画像をクリックすると日の出の様子がわかります)

Sunrise

残念ながら、水平線に雲がかかっていたため水平線から昇る朝日を拝む事はできませんでした。
でも少し上の雲の切れ目から太陽が顔を出します。
これを見る事がで来ただけでも早起きしてきた甲斐がありました。
荷物を撤収して車へ戻る途中、ふと振り返ると岩の間から昇る朝日も見る事がで来ました。
2度も日の出を見る事がで来て何だかラッキーです。
野島崎灯台も日の出前に見た時とは、雰囲気が違って見えます。

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日の出を堪能し、ホテルへ戻り、朝食を堪能したら2日目の観光のスタートです。
と、言う事で再び野島崎へとやってきました。
今度は灯台へ行ってみます。
腰痛の父は、灯台の狭い階段を登るのは無理なので岩場で母と二人で新婚気分(?)に浸っているようです。

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野島崎灯台は現在も使用されている灯台ですが、内部を見学する事ができます。
1階が資料室になっていて、そこから螺旋状の階段を77段。
さらに梯子のような狭い階段を登ると光源の真下に出る事ができます。
そしてその外側に回廊があり 360度グルリと風景を楽しむ事ができるのです。

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灯台から降りてくると今朝歩いたばかりの岩場へと向かいます。
その途中、何だか怪しい洞窟がありみんな興味津々。
海神様が祀られているとか。
その正体は・・・・あっ、自分は見忘れていたのでわかりません。
どうもタコだか、魚だか、犬だかそんな神様らしい。・・・ググってください。
息子を溺愛している妹はと言えば、甥っ子と2人で例のカップルシートに座って御満悦の御様子。

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この公園、トビウオも勢いよく飛んでいるんですよ!

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充分に野島崎を堪能したので次へと進む事にします。
次はいよいよこの旅のメインイベント「お花見」です。


2016/03/11

あの日からの事

あの日、からの事を書いてみようと思う。 ひとつの記録として。

2011年3月11日 14時46分18秒
新潟市内の会社にいた自分が揺れを感じたのは、これよりも後の時間だったのだと思う。
いつになく大きな揺れを感じながら「震源はどこだろう?」とパソコンに向かってネットで調べたり、次々と流れてくる被害の状況を読んだりしていました。
特に千葉のコンビナート火災のライブ映像を「すごいなぁ」と見入っていました。
新潟では被害の出るような揺れではなかったため完全に観客の一人として外から被災地を眺めているような状況でした。

ところが翌朝、風景の変わった東北の海岸線の映像が目に入ってくると何が起きたのか理解できませんでした。
そして、陸前高田の状況が少しずつ伝わってくるとそこにいるはずの友人がどうなったか心配になってきました。

なんの情報もないまま時間も過ぎていき、その日のお昼に東京に住む仲間内のリーダー的な存在の友人に電話をしてみました。
話題は自然と陸前高田の友人の話に。
「申し訳ないけど、あの状況じゃぁ望みは無いなぁ」
彼がこの一言を言った時、おそらく何かのスイッチが入った気がします。
何の情報も入ってきていないのになんであきらめてんだよ!と。

おそらく、この後の自分は人生で一番「異常」な状況に陥っていたのだと思います。
新潟県は、過去に新潟地震という大きな地震を体験しその話は小学校時代にさんざん聞かされて育ってきました。
そして最近では中越地震、中越沖地震と立て続けに震災にあいましたがその度に「自分に何ができるのだろう?」と思いつつも何もできずにいました。

この時も「何かしなくては!何かしなくては!何かしなくては!・・・」
ずーっと、そんな事を考えていました。
思いついた事を全てやっていた気がします。
まず地震の翌日には掲示板を立ち上げて、メールアドレスを知っている友人達に安否確認のメールを送りました。安否情報を掲示板に書き込んで欲しい、と。
そして、なかば冬眠状態だった Twitter で震災の情報を集め、何かの役に立てばと、Facebook や Google+ に登録をし、情報収集と、集めた情報から必要と思われるものを流したりという日々を送っていました。
友人達からの安否情報も集まりはじめてずいぶん安心もしましたが、陸前高田からの情報は少しも入ってきませんでした。

何日か立つと被災地の避難所からの TV中継などが流れてくるようになりました。
そこで次に取った行動は「陸前高田からの映像」を片っ端からパソコンに取り込み何度も何度も見返して彼の行方を捜しました。
それらしい人影を見つけると「きっとコレは彼だ!」と何度も何度も繰り返し確認をしたりしていたのです。

「何かしなくては!何かしなくては!何かしなくては!・・・」でも、何ができるんだろう?
そんな悩みも抱えていたのも事実です。
中越の時は何もできなかったけど、今回も何もできないのか?と。

そんな時、熊本の Webラジオ「FMC」が被災地応援放送を始めていました。
その中で
「被災地の為に何かできないか?と考え、悩む人もたくさんいる。
 でも、そんなに悩まず、自分ができる事をやれば良いんじゃないの。」
という事を話していました。
これを聞いた時、「あぁ、それで良いんだ」とものすごく気が楽になったのです。
救われた気がしました。
そうか、無理せず自分にできる事をやれば良いんだ。と。

そんな時、彼の妹さんから「兄は無事です」との連絡をいただきました。
この一言がどれだけ嬉しかったか!
すぐに妹さんとメールで連絡をとり、避難しているとの話しを聞き涙が出るくらい嬉しかったのを覚えています。

彼は地震の後、家が津波に飲み込まれる前に幼い子供達をかかえて家族全員で高台に無事避難できたのだそうです。ホントに良かった。
掲示板にも彼の無事を確認したとの書き込みもあり一安心。
電話で連絡が取れたのは1ヶ月位後の事だったと思います。
「良かった。」と、あまり言ってはいけないと思ったけど「がんばれ」としか言えなかった。

この頃、陸前高田市では市報を配布する事ができないので、毎日ネット上に揚げていました。
これの内容を Twitter に毎日あげている方がいました。
すごいなぁ、と感心していたのですがいつしか自分も同じような事をやっていました。
地元の市報を読む事はあまり無いのに、この頃は陸前高田市の市報は毎日読んでいたんです。
今だに保存してあるし、ホント、何やってたんだろう?

被災地救援募金も見かける度に募金していました。
少しでも多く入れられると良いのに。そんな事を思いながら。
今思えばこれも無茶苦茶な考えだったなぁと思います。

そして見つけたのがネット上の「ツイート募金」「クリック募金」等々。
最初は、自分がお金を出さないのに何で募金ができるの?怪しいサイトなの?
と、半信半疑でしたが「やれる事をやろう」と思い、少しずつ募金を始めました。
5月には募金のまとめサイトも立ち上げて、それからは募金の日々が始まります。

いつかは無くなるだろうと、思い続けてきた募金。
5年経った今もかなり減ったとは言え、まだまだ続いています。
最初はすこしでも多くの金額を募金できるようになりたい、と思っていました。
でも募金というのはそういうものでは無いという事に気付きました。
少しずつで良いのでより多くの人の善意を集めるもの。
金額が大きい事にこした事は無いけれど、一人の人から多額の寄付を受け取っても本当の目的では無いのです。
最近はそう考えるようになりました。

このツイート募金、クリック募金のおかげで多くの人とネット上で知り合いました。
Twitterのフォロワーが急激に増え、blogのアクセス数も爆発的に増えて、驚くと同時に恐ろしく感じたりもしました。
ホントありがたいです。

「できる事をやろう」FMC で受けたこの言葉を胸にしてこの5年間、なんとかやってきました。
そしてこれからも「できる事をやろう」と思い続けていくと思います。
少なくとも、クリック募金サイトが無くなるまでは。
・・・大丈夫かな?

自分のやっている事が正しいかどうかは分かりません。
実際、友人に心配された事もありました。
それでも、自分のやっている事を信じて明日もまたクリック募金をしていると思います。
少しでも被災地の復興が早まる事を願いながら。

今日、一番ドキッとした事。

今日、陸前高田に住む友人の Facebook の書き込みを見てドキッとした。

「本日は3月11日です。
 さんがつじゅういちにちです。
 さんてんいちいちでは、ありません。」

当たり前の事だけど、「3月11日」と、「3.11」では意味合いが違う。
今日は、「さんがつじゅういちにち」
あの日を差す言葉としての「さんてんいちいち」

今日生まれた人、今日出会った人、今日を生きている全ての人にとって今日は「さんがつじゅういちにち」、あの日だって「さんがつじゅういちにち」だったのだから。

「『今日』という日を差して『さんてんいちいち』と言うのに違和感を感じる」と、彼は綴っていた。
彼にとっては、いや彼だけではなく多くの人にとってあの日は特別な日だったのだなと思う。
今日が特別な日なのではなく、あの日が特別な日だったのだと。

今日は、さんがつじゅういちにちです。
今日を生きる全ての人々が、今日一日笑顔でいられますように。

2016/03/10

【街歩き】房総半島をウロウロしてきた。〜その2:懐かしの八犬伝〜

午後からは、房総半島観光のスタートです。 まずは、館山城へ向かいます。

館山城は、あの里見家所縁のお城らしい。
1614年に廃城となって以来再建される事はなく、当時の白の概要や外観等は不明で、現在の天守閣は 1982年に福井の丸岡城をモデルにして建てられた摸擬天守とのこと。
中は博物館となっています。

館山の市街地を散策していろいろ見てみたいところですが、今日は車で素通り。
館山城へ車を進めます。
城山公園の駐車場では、観光客の駐車場考慮しているのか臨時駐車場の準備をしていました。
「IN」とデカデカと書いてるのを見るのは初めてだなぁ。
駐車場に車を止めると、天守閣へと続く坂道が見えました。
最近腰痛に悩まされている親父は坂道を登るのを断念。
おふくろと一緒に駐車場の周りを散策しているとの事。
かみさんと息子、そして弟と4人でお城へ向かう事にしました。

坂の途中は梅や桜、椿が咲いていてようやく、「花見に来たんだ」という気分になってきます。
房総半島はやはり気温が高いのですね。

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歩いて5分程で城山の頂上へ到着です。
そこには館山城の天守閣がそびえ立っています。

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この館山城は「あの」里見家の居城だったところです。
そう、「南総里見八犬伝」の里見家です。
そして、自分達の世代は NHKの人形劇「新八犬伝」所縁の城です。(たぶん)
現在ある天守閣はこの「南総里見八犬伝」の資料を展示した館山市立博物館分館「八犬伝博物館」となっています。

この資料館、一歩中へ入ったとたん息子以外の3人が大興奮!
あの新八犬伝の世界を堪能できるのです。
入ったとたんに辻村ジュサブローの人形が目に入ってきます。
伏姫と犬飼信乃が並んで立っていて、その奥からは懐かしい声が聞こえてきます。
そこへ足を向けたとたん息子が一言。
「順路は向こうだよ!」
どうやらグルッと回った最後にこの声の出所に辿り着くらしいのです。
しかたがないので、展示物を見ていく事にします。笑。

南総里見八犬伝の初期の本だとか、設定資料だとか、興味深いものが次から次へと出てきて楽しくてしかたがない。
「八犬伝」を知らない息子はズンズン先に行ってしまいますが、我々はいちいち立ち止まり「おぉ!」とか「こうだったのか!」とか、「玉梓が怨霊!」とかいって楽しんでいます。
あきあきしてきた息子をなだめつつようやく天守へ辿り着くとそこには館山市内から館山湾を見渡せる展望が開けました。

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そして、天守閣から降りて行くと待ちに待ったものに出会います。
展示物の最後の最後にあったのは、一台のテレビ。
そこで放映されていたのはなんと「新八犬伝 第一話」なんです。
語りは坂本九さん!あの懐かしい声が流れてきます。
思わず、かみさんと2人でオープニングから食いついて映像に見入ってしまいました。爆。

とは言え、飽き飽きしてきた息子と、下で待っている両親の事を考えると前編見ている訳にも行かず泣く泣く城を出る事にしました。
最後まで見ていたかったなぁ・・・・。

ようやく城山から降りてきて両親と合流し、次の観光地へと車を向けました。

館山から海沿いを千倉まで走るこの道は別名「フラワーライン」という名前がつけられています。
文字通り道路沿いにきれいな花が咲き乱れる道路です。
・・・と、言いたいのですがこの館山付近は特に花が咲いている訳でもなく、海岸線を走る観光道路といった趣です。
東京湾沿いの道を進んでいくと目の前に洲崎灯台が見えてきます。
ここから先がいよいよ大平洋となります。
当初予定をしていた灯台に寄る事もなくさらに車を進め本日のお宿、「平砂浦ビーチリゾートホテルLANIKAI」へと到着です。

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ホテルの佇まいや部屋から見える風景がとってもリゾートでビックリ。
まぁ、こんな時じゃないと泊まれないからとちょっと奮発してみました。
腰の調子が悪い親父を心配して早めにチェックインしたのですが、まだ大丈夫との事なので荷物を部屋に置いたら再び出かけます。
次は「館山ファミリーパーク」。
ポピーが咲き乱れてキレイと言う事でようやく本当の目的「お花見」の始まりです。

ホテルから車で数分で到着。
ホームページなんかで調べていたけど、この建物の緑と黄色の原色を使ったセンスってどうなの?と思ってました。

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で、現地へ行ってみるとやっぱりこのまま。何か感じていた違和感は、「古さ」だったようです。
夕方の雰囲気もあってどこか寂れた感じがしました。
それを感じたのか入場券を買う時におふくろが一言。
「550円もするの?」
・・・止めようよ・・・そんな言葉を感じさせる一言でした。
ただ、せっかく来たのだから入ってみよう。と、言い聞かせて入場。
そこはちょっと寂れた公園っていう感じで目の前に菜の花畑が華やかさを装っていますが、日が陰ってきた感じと、目の前の海から吹いてくる海風がもの悲しささえ感じさせる雰囲気でした。
ところが、奥へ進むとちょっと小高くなった先にポピーの花畑が広がっていました。

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ようやくおふくろも満足したようで本日の行程は終了です。
ホテルへ戻って、リゾート気分を満喫しようと思います。

2016/03/09

【街歩き】房総半島をウロウロしてきた。〜その1:トンネルを抜けると海の上だった〜

昨年、両親が金婚式だったと言う事で家族旅行へ行く事になりました。

昨年はその願いが叶わなかったので今年こそ!
それも房総半島へ行きたいと言う事で日程調整をしていたら・・・。
「来週なら良いわよ」と、おふくろが言い出すものだから話しは急転直下。
この一言で急遽ドタバタと準備を開始。
総勢8人になるのでなかなか宿が見つからず、どうにか宿を仮押さえしたり、日程を調整したり、バタバタバタバタ。
最終的に宿が決まったのが一週間前という忙しさ。
しかも両親は時間が取れても、こちらは前日まで仕事でドタバタ。
週末金曜日、どうにか仕事をこなし、石川県に住んでいる弟もやってきてようやく出かける準備です。

翌日は3時起きで4時出発。
北陸道から関越道へ入り、一路東京を目指します。

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塩沢石打SAに着くとうっすらと明るくなってきた空に月が輝いています。
2月だというのにここまでの間、路面に雪が無かった事にビックリ!
この先の関越トンネルを抜けると雪の心配がないと思っていたのですが、新潟県内でも心配しなくても良いとはね。

関越道を南下し、外環道から首都高5号池袋線へと入っていきます。
ここまで来るとさすがに渋滞が始まります。
高速を降りるか?、そのまま行くか?などと考えながらノロノロと進んでいきました。
池袋付近で流れが良くなると道路は高架から一気に地下へと潜っていきます。
ここからが今回のメインイベント!(自分的にね)
首都高中央環状線の山手トンネルです。
池袋から新宿、渋谷を通って大井町へと抜けるトンネル。
18.2kmと、日本一長い道路トンネルで、高速道路のトンネルとしては世界一長いのだそうですよ!
ほんとビックリです。

新宿を過ぎると車の数も減り快適に走行し、あっという間に大井町へ。
大井町から地上へ出ると目の前は新幹線の車両基地!
ここで止まって眺めていたいけど先へ進みます。
次に現れるのは羽田空港。
羽田空港のまん真ん中を通過していきます。
驚く事に目の前を大韓航空の機体が道路を横切っていきます。
本当に飛行場の真ん中を走っているんですね。

羽田を過ぎると、本日2つ目のイベント。
アクアラインへ突入します。
海の下を一直線に突き進み房総半島へと向かいます。
途中海上へ出たところがサービスエリア「海ほたる」。
予想通り入場する車が並んでいますが、さほど待つ事もなく駐車場へ入れました。
ここで海の上の風景を楽しむ事にします。

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東京湾の真ん中なので横浜、東京、千葉、木更津をグルリと見回す事ができます。
遠くには東京タワーや、スカイツリー、ディズニーランド(?)も見えます。
房総半島方向は雲がかかっているのが気になります。
天気が良くなってくれると良いんですけど。

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「海ほたる」は、海の上とは思えないほど人が溢れていて、賑わっていました。
海外からの観光客も多くて中国、韓国、インド・・・等からの方が大勢きています。

建物は中央が吹き抜けになっていて、その周りを土産物屋、レストラン、足湯、といろいろな場所があってなかなか楽しい。

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海鳥達の良い休憩所(?)にもなっているらしく、多くの鳥がいました。
カモメくらいしかわからないのですが、たくさんいましたよ。

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小一時間、非日常的な空間を楽しんだあといよいよ房総半島へと上陸します。
「海ほたる」からは橋上を走り木更津へ。
木更津から館山道へ入り房総半島の先端、館山市へと向かいます。
若干渋滞もあったものの、予定通り12時過ぎに富浦ICへと着きました。

せっかく房総へ来たと言う事でおいしい魚を食べに行く事に。
ICにほど近い「福喜庵」さんでお昼にします。
時間が時間なので店内は一杯、15分位待つ事になりましたが、目の前が菜の花畑で風景を楽しんで時間をつぶしていました。

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しばらくして、名前を呼ばれて店内へ。
こぢんまりとしたお店ですが、お客で一杯。 我々は小上がりで食事をいただきます。
お刺身定食、煮魚の定食、鯨の生姜焼き定食と魚三昧です。
・・・ん?鯨は魚じゃないなぁ。

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美味しいお魚だったのですが、ちょっと味が濃いめでしょっぱかった。
おかげで御飯が進む、進む。笑。
すべて美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

ここからは、いよいよ房総半島を楽しむ事にします。
まずは館山城を目指します。
館山城ではとても懐かしいものに出会いました。

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