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2016/01/09

【街歩き】年末恒例、仙台をウロウロしてきた。 〜その1:ピザと干潟とリベンジ登山〜

我が家の年末恒例行事、仙台光のページェントを見に仙台へ行って来ました。 今年の目的は、7月に開館した「仙台うみの杜水族館」と12月に開業したばかりの「仙台市地下鉄 東西線」に乗る事。 そしてもう一つ、ある事にリベンジする事!

今年は雪が少ないとはいえ会津の天候が心配でしたが、周囲は白くなっていても雪がちらつく事も無く、路面も快適。
いつもは磐梯山SAで休憩するのですが、かみさんと子供が後部席で寝ていた事も有り SA を通過。
安達太良SA まで行ってみました。
智恵子の「本当の空」と安達太良山が見渡せます。

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この SA では、駐車場に入るとドーンと、ウルトラマンが迎えてくれます。

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ただ、今まで磐梯山SAで休憩していた理由はやっぱり 3.11の原発事故があったからです。
安達太良SA に一人では寄る事もあったのですが、子供連れだとちょっと躊躇していました。
福島の中通りは素通りして通り抜けてしまおうと・・・

今回、寄ってみるとどこにでもある当たり前のSA の風景でした。
当たり前と言えば、当たり前なのですが。
しかも、線量計すら置いてなかった。
以前はあったような気がするんだけどなぁ。
まぁ、自分も簡易型のガイガーカウンターを持ち歩く事は無くなっているのですからね。
時間が経つと、少しずつ忘れてしまうのだな、と思ってしまいます。

ここからは、一気に仙台に行く事にします。
到着予定はお昼。「何を食べようかな?」と、ガイドブックを眺めてアレでも無い、コレでも無いと検討。
前もって調べていた店で「ピザを食べよう」と、言うと「ピザは新潟でも食べられるから、仙台で無ければ食べられないものが良いなぁ」とのこと。
結局、「農家レストラン もろや」さんへ行ってみる事にしました。

仙台南から東部道路、南部道路と乗り継ぎ仙台東ICへと。
そこから地図を頼りに住宅街をウロウロ、ようやく辿り着いた所は、何も無い所に白く細長い建物が建っている場所でした。
工場?ナニコレ?って思い良く見るとそれは仙台市地下鉄の荒井駅でした。
そして近くに同じような建物が・・・そちらは地下鉄の車両基地。

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この駅前の建物の2階にあるのが「もろや」さんでした。
やっと見つけたのに店は静まりかえり、入口の門が閉まっていました。
今日はお休みなのか、荷物を持った人が階段を上がっていったのでこの後開くのか?
分からなかったので、ここはあきらめて別の店に行ってみる事にしました。
次は「野菜ビュッフェレストラン 六丁目農園」さん。

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ところが、こちらは結構人気があるようで満席で長蛇の列。
すぐにあきらめ、結局当初の目的通りピザを食べに「ナポリピッツァの店 Progresso」さんへ行ってみる事にしました。

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ようやく、お昼にありつけました。
なので、写真を撮る前にピザを食べてしまっていました。
マルゲリータ ハーフ&ハーフ を頂きました。
イタリア産チーズとデンマーク産チーズが半分ずつ載っているのだそうです。
美味しかった!
そして、ピザだけかと思ってたらパスタもあったので 明太マヨ と 仙台味噌チーズ牡蠣 をいただきます。

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生パスタでモッチモチの麺が美味しかった。
なかなか美味しいお昼でした。
結構お勧めのお店だと思います。

ただ、隣がラブホでその入口の真ん前っていう立地が・・・。
子供連れだと何だかねぇ。

さて、お腹もいっぱいになったので最初の目的地でリベンジです。
10月に大阪へ行った際に日本一低い山天保山(4.53m)を登山しましたが、その後調べたら実は今日本一低い山が他にあるとの事。
「日本一低い山に登った!」と、言っていたのに天保山は日本一では無かったのか!
それに気付いた時はビックリでした!

しかし、日本一の山が仙台にある、しかも「うみの杜水族館」の近くにあると分かったので今回再び、いえ、正式な日本一低い山を登山する事にしました。

その場所は、蒲生干潟にある「日和山(3m)」です。

もともとこの日和山は 1990年代に日本一低い山(6m)として登録されていました。
しかし、1996年に国土地理院により大阪の天保山(4.53m)が日本一とされたそうです。
そして 2011年3月11日。
東日本大震災で津波に襲われ日和山が削られました。
その後、国土地理院が再計測を行い標高3mである事が確認されて再度日本一低い山と認定されました。
つまり、2度日本一低い山となった山なのです。

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この中央に位置するのが日和山です。
案内の看板の方が大きく見えますね。

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天気が良く、青空が広がっていますが、風があってちょっと寒いです。
日和山にもちゃんと登山口があります。
その登山口から登山を開始します。

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山頂に到着しました。
日和山を少しでも高くしようと(?)石が積んでありますね。
この山頂の眼下(?)には大平洋が広がっています。
なかなか良い景色です。

そして、背後には広大な蒲生干潟が広がっています。
と、言いたい所ですが・・・

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ここが巨大都市仙台の郊外とは思えないほど荒涼とした風景が広がっています。
ここにも津波の爪痕が残っているのです。

見渡すと、大きなクレーンが見えて何か建物を作っています。
あれは、仙台市の南蒲生浄化センターだそうです。
こちらも津波の被害を受けて現在復旧工事中です。

荒涼としたとは書きましたが、この蒲生干潟 5年の間に少しずつ自然が戻ってきているのも事実。
水辺には水鳥がたくさん羽根を休めています。

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蒲生干潟周辺がかつてどのような姿をしていたかは分かりません。
ただ、草むらの間を覗くとあちらこちらに、かつて建物があったであろう痕跡が残っています。
そんな干潟の入口にたたずむ真新しい鳥居の高砂神社が昔も、今もこの土地を見守っているんですね。

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昔の写真を見ると、この神社の裏に住宅があったようですが、この地に人が戻ってくるのはいつになるんだろうか?
できれば、近くの工業団地に飲まれる事無く、このままの日和山と蒲生干潟を残して欲しいな。
それは、震災の遺構という意味では無く、自然の回復力を間近に見る事ができる場所として。
大切に保護して欲しいな。

そんな事を感じつつ、この地を後にしました。


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