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2015年8月の15件の投稿

2015/08/23

カバン

昨年末に鞄を新調したのですが、小型のショルダーなので物が入らない。

財布に、スマホに、携帯に、PHSに、iPad mini ・・・。
いや、思った以上に入るのですが、
ここにノートなんかが入ると通勤に問題なく使えるんですけどそこまでは入らなかった。

現状は、ショルダーを肩から提げて、水筒と弁当を持っての通勤。
駐車場から車内までとは言えちょっとスマートじゃ無い。
せめて水筒くらいは鞄に入れたいし、折りたため傘くらいは入れておきたい。

ついでにアルビの試合に持って行っているデイパックもそろそろくたびれてきたのでこちらも入れ替えようと思い、ネットで物色してました。

で、いつものノーマディックで購入。
アウトレット品だったので希望の色が無かったのですが、3点セットでお安く買えるし、まぁ妥協できる色だったので良しとしました。

さて、楽しみ楽しみ。

2015/08/16

【街歩き】再びの妻有巡り その4 〜かまぼこ達とカッパ達〜

今回見てみたかった作品は、飛渡地区に点在しているようです。 国道117号線から国道252号線へと入り、再び魚沼丘陵を登っていきます。

その作品は山沿いの集落に入ったとたん、突然現れました。
集落に溶け込むようにあちらこちらに点在します。

T139「かまぼこフェイス」

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この地方で使われているかまぼこ倉庫に顔を付けた作品です。
アニメに出てくるようなひょうきんな顔があちらこちらにあります。
中にはウルトラマン(?)のようなものまで。

ガイドブックで おばけのQ太郎 風の物を見つけた時には思わず吹き出してしまったくらい、面白い作品だなぁと思いました。
残念ながらその オバQ は見つけられなかったのですが、地元の生活に密着した建物も作品になっているんだな、と感心してしまいました。

この「かまぼこ倉庫」は、雪深いこの地ならではの物ですが、こんな物も雪深いために特別な格好をしています。

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雪につぶされないように消火栓に覆いがあるのです。
中には右のようにドラム缶をまとった物まで!
これも十分絵になるよなぁ。

目的の作品は見たのですが、時間もまだあるしこの周辺の作品を見て回る事にします。
さらに丘陵地の奥へと進んでいきます。

T296「搬入プロジェクト」

廃校にある作品ですが、そこに展示されている大きなヘビのような物が作品では無く、それを狭い入口から
学校の中に入れる行為そのものがアートなのだとか。
ここにあるのはその残骸(?)なのかもしれません。

また、このヘビを使って行われる奇祭についての解説が展示されています。
まるで関川村の「大したもんじゃ祭り」のようなお祭りなのですが、これも「作品」の一環。

最初、解説文を読み、ビデオでの紹介を見て、この辺りのお祭りなんだな、と思っていると実はこれ架空のお祭りでこの展示のために作られたものだとか。
なかなか面白い趣向の作品でした。

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ここでもボランティアの方にお茶や漬け物、トマトを頂きました。
もう時間も終わりに近づいたので「持ってって良いよ!」くらいの勢いでしたけど、それは遠慮しておきました。
その傍らには、ノンビリと草を食む山羊が。
この場所はゆっくりとした時間が流れている気がします。

この地区にはもう一カ所作品があります。

T297「オリザ」

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廃村となった小貫集落の小貫諏訪社にそびえ立つ県の天然記念物「小貫諏訪社の大杉」
その足下にかつての農民の姿や、集落の歴史を表現した作品です。
古着が広げられている一部が盛り上がってるなぁ、と思ったのですが、良く見ると人の形をしている。
あぁ、そういう作品なのか。
ただ、神社の境内と言う事も有りちょっと不気味に感じました。

こちらにもボランティアの方がいらっしゃって簡単に説明をしてもらえます。

ここからは一旦国道252号線へ出てすぐに山道へ登り峠越えをし漉野地区へ向かいます。
ここも廃校となった小学校、旧東下組小学校を利用した作品群。

T259「もぐらの館」
T283〜T291

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受付でスタンプを押してもらって、入口を入ると廊下はワラとか草で敷き詰められていて、土の中のもぐらの通り道を模したかのような作品や土をモチーフとした作品が並びます。
土の匂いが充満した場所でした。
出口の体育館に売店が有り、関連グッズ、冷たい飲み物やかき氷の販売を行っていました。
昔懐かしいお店で使って多様なカキ氷の機械で削られる氷が「おいしいよ」と誘っています。
思わずカキ氷を買ってしまいましたが、アンズのカキ氷はシロップを乗せただけなんですけどとっても美味しかった。

陽も傾いたし後は帰るだけと思いつつも国道へ出るまでに後2カ所作品が並んでいます。
せっかくなのでそこも見ていく事にしました。

T292「田園の中の異国ing(OUTLAND)」

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この地に移住してきたという作者が一人で作り上げたコテージとキャンプ場。
今までの作品は制作年度毎に扉で仕切られていて「DOORS」と名付けられている。
最初の扉を開けるとカントリーウエスタン調のバーベキューサイトが現れる。
次の扉を開けると一転して仏教的な世界が広がる。
独特な音楽が結構な音量で流れるその作品は不思議な世界を醸し出している。

キャンプ場とコテージも見て回りましたが、あの音楽がずっと流れていると落ち着かないかな。
オートキャンプ場も完備しているし、コテージは結構広くて使い勝手が良さそうです。
予約の札もいくつか出ていたので、人気があるのかな?
ここをベースキャンプにして作品を回るのも良いかもしれませんね。

ところで、この梵天と思われる絵の中に隠れミッキーを見つけた。

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おや?と、思ってこの裏側、駐車場へ出た時に窓を見たら確かにミッキーが!
受付の奥で無愛想に座っていたご主人。実はユーモアたっぷりの方なのかな?と、思ってしまった。
ただ、この作品は今回で芸術祭への出品は終了なのだそうです。
キャンプ場の整備が一段落して一区切り付けるという事らしいので、今後は宿泊しないとみる事ができなくなるようです。

この近くの神明水辺公園にも作品群があります。

T020「小さな家 ー聞き忘れないようにー」
T021「石の魚たち」
T112「バタフライパビリオン」

「小さな家」は、小さな地下室へ入ってそこから見える対岸の木々の音を聞くという物。

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ただ、入ってみたけど蜘蛛の巣なんかがあってちょっと落ち着かなかった。
バタフライパビリオンでは演劇なんかも期間中に披露されるようですが、今日は静まりかえっています。

それよりもこの公園一帯にいるこのユーモラスなカッパ逹。

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ごろんと吞気に寝転がってみたり、抱っこをねだってみたり。
その他にも気ままにいろんな場所でいろんな格好をしています。
こっちの方が作品っぽかったけどなぁ。
どうも大地の芸術祭の参加作品では無いようですね。


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川沿いに広がるこの公園は、河原に下りて水遊びもできるようです。
しかし、もう陽も暮れて川遊びどころではありません。

そろそろ新潟へ帰ろうと思います。

2週にわたって大地の芸術祭の作品を見て回りましたが、今回もスタンプで18個分。
全作品の 1/10位しか回れませんでした。
見所はいっぱい有り、スタンプラリー的な楽しさ、山道を地図を片手に走る車のラリー的な楽しさなど楽しい時間を過ごせました。

また時間があれば来てみたい、そんな事を感じています。
次は、開催期間中にまた来る事ができるのでしょうか?それとも次回開催の3年後でしょうか?

そんな事を考えながら帰路につきました。


茄子の焼き浸し蕎麦を作ってみた。

今日のお昼に瓦蕎麦を作ってみようかと思ってレシピを探していたら茄子の焼き浸しの作り方を見つけました。 これ、そのままお蕎麦にかけたら美味しそうだなぁと思い急遽変更、茄子の焼き浸し(素揚げだから揚げ浸し?)蕎麦を作ってみました。

【材料】
・蕎麦(乾麺)・茄子・長芋・めんつゆ・酢・胡麻・焼き海苔

【作り方】
1:茄子を細長く切ります。
2:フライパンで油を熱し、茄子を入れて素揚げにします。
3:倍に薄めためんつゆに酢を入れて沸騰させて、火から下ろします。
4:素揚げにした茄子をキッチンペーパーに揚げて余計な油を落とします。
5:茄子をめんつゆに入れてしばらく置き、冷めたら冷蔵庫で冷やします。
  (今回は氷水で冷やしました)
6:長芋をすり下ろします。
7:蕎麦を時間通り茹でた後、水でしめてザルで水を良く切ります。
8:丼に蕎麦を盛りつけ、茄子の入った汁をかけます。
9:長芋、すり胡麻を蕎麦にかけて、焼き海苔を散らします。

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思いつきでチャチャッと作ってみましたが、焼き浸しは冷蔵庫でしっかり冷やして味がしみた方が良いのでしょうね。
本当は茄子を半分くらいにして作るのでしょうが、蕎麦に合わせて食べやすいように細切りにしてみました。
酸味が効いてさっぱりとした味で、長芋が入っているので蕎麦はツルツルといくらでも食べてしまいそうです。

あぁ、美味しかった。
ごちそうさまでした。


【街歩き】再びの妻有巡り その3 〜キナーレへ来なーれ〜

ここまでで結構時間がかかったので一気に芸術祭のメイン会場「キナーレ」へ行く事にしました。

辿り着いたのは「道の駅 クロステン

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クロステンは、道の駅なのでお土産物屋を中心にレストラン、ホール、会議場などが併設された建物です。
芸術祭開催中とあって駐車場は満車。
大勢の人が訪れていました。
作品の展示もあります。

T316「越後妻有で100人に振付しちゃいました」

こちらは壁に取り付けられたTVで鑑賞する映像作品です。
みんな楽しそうに振り付けしていました。

ところで、館内に入ったものの、ガイドブックは持っていてもほぼ行き当たりばったりで歩き回っているため勝手が分かりません。
ここが「キナーレ」だと思っていて作品展示があるものだとばかり思っていましたが、「キナーレ」は同じ敷地に建つ別の建物だったのですね。

越後妻有交流館 キナーレ」へ行ってみます。
こちらは、正方形の回廊となった建物と併設されている温泉「明石の湯」からなっています。
そして、この建物自体も作品になってます。

T025「越後妻有里山現代美術館[キナーレ]」

中には、美術館、レストラン、そしてコミュニティFMの放送局があります。
芸術祭の期間中は、回廊も美術館として作品を展示しています。

吹き抜けとなっている中央の池には、大きな山がそびえ立っています。

T307「蓬萊山」

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周囲を稲わらで作られた飛行機などが飛んでいます。
中には船や戦艦、空母まで!
よく稲わらで作ったなぁ、と思ってしまいました。
何故、戦艦や空母、戦闘機? ちょっとその辺は疑問でしたが。

展示してある作品はこの他にも
T026〜T029,T221〜T230,T233,T280,T281,T304,T305
と、美術館があるため集中して展示されています。

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三色の色が回転する不思議なトンネルや、歩いてるといつの間にか巨人になってしまう錯覚を起こすトンネルなど楽しい物から、よく分からない物まで(笑)、いろんな作品が並びます。

美術館の中には「信濃川バル」というレストランが併設されているのですが、その壁が書棚のようになっていてその中に FMとおかまち のスタジオの入口があるという面白い仕掛けもあります。
実は、この書棚も作品の一部だった。

一番感動したのは

T230「LOST #6」

暗く仕切られた空間を列車の模型がライトを照らして走ります。
そして、その周りに立てられた物体の影を周囲の壁に照らすという作品。
言葉ではうまく表現できませんが、最初は何だか分からないのですが、見ているうちに感動が生まれてくるという作品です。
列車がトンネルに入るとその外側にいるはずの観客もトンネルの中に吸い込まれてしまう感覚は、驚きと感動を与えてくれました。
息子と二人でしばらく見入ってしまいました。

キナーレの外にも展示作品は多数あります。
その一つが

T304「モグラTV」

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【ON AIR】の看板の脇に穴がありその中で毎日“モグラ”がTV放送をしているという作品。
USTREAME モグラTV で放映されています。
しかし、このモグラ「暑くないですか?」と聞いたら「暑いです!」と、答えてました。
思わず、「頑張ってください!」と、声をかけてその場を去りましたけど、もっとじっくり見れば良かったなぁ。
・・・なんとなく見て良いのか?悪いのか?って気になってしまったので・・・。

キナーレの敷地内だけではなく、当然周囲の市街地にも作品は点在しています。
時間的に見て回る余裕は無かったので近くにある作品を一つだけ見てきました。

T314「憶測の成立」

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一見、昔からあるコインランドリーに見えるこの作品は、子供が大喜びでした。
作品の性質上多くは語れませんが

ここまでいくつも作品を見てきましたが、実はガイドブックを見ていて「これを見に行こう!」と、今日「芸術祭」へ来るきっかけになった作品にはまだたどり着けていません。

十日町市街を離れて、再び山の中へと向かってみます。


2015/08/15

【街歩き】再びの妻有巡り その2 〜へぎ蕎麦を探しつつ作品巡り〜

お昼も近づき念願の(?)蕎麦屋を探して国道117号線まで下りていきます。 ところが国道沿いは作品の宝庫となっているため、なかなか蕎麦屋へ辿り着く事ができません。

まずは、県道を下って国道117号線に出たところにある越後水沢駅へ寄ります。
ここにも作品があるのです。

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もう、この駅舎自体が作品で良いんじゃないの?って、いうくらいシンプルで素敵な佇まいでした。
で、作品はこちら。

T326「JR飯山線アートプロジェクト Kiss & Goodbye」

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かまぼこ倉庫をベースにアート作品。
中は鉄道をモチーフとしたアートで埋め尽くされていました。
で、我々はと言うと・・・

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鉄道写真を撮るのに夢中になってたりします。
そうこうしているうちに大地の芸術祭のエリア周遊バスがやってきました。


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このバスは、十日町駅を発着点として作品を回る物です。
うまく利用すれば案内付きで効率よく作品を見て回れます。
エリア別にいくつかコースがあるようで、このバスはちょうど自分達のコースとほぼ同じ所を回る物でした。
一つ前の「再構築」で入れ違いに入ったバスが追いついてきたようです。
狭い駐車場も一杯になってきたので我々は次の作品へ向かう事にしました。

T327「忘れられた道」

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国道をそれた所にあるかつての生活道路。
もう誰も通らない道路をベースにした作品です。
実は、この作品が一番感動した作品かもしれません。

国道を走っていたら駐車場の看板を見つけて車を入れたものの、そこから作品までが結構な距離歩かなければなりませんでした。
お腹は空くは、暑いはで行くのを止めようかと思ったのですが。

うっそうとした廃道の先になにやら球体が見えた時は「?」と、さほど何も感じなかったのですが良く見ると剥がされたアスファルトでできています。
かつての道路が作品として使われてかつての道路に置かれている。
あぁ、この作品はここにあるから意味が有るんだな。
そう思いました。意味の有る、生きている作品だな。そんな感じを覚えたのです。

ここでも、地元のボランティアの方から冷たい麦茶を提供してもらいました。
ここでジッとお客さんを待つのも大変だな。
そう思いながらもありがたく頂きました。

次の作品、と、行きたいところですがいい加減お腹も空いたので作品を飛ばして蕎麦屋を探します。
有名な「由屋」の前には駐車場に入りきれないほどの車と大行列。
以前1時間以上並んだ覚えがあるのでここはパス。
その前のお蕎麦やさんも流れてきたと思われるお客さんでいっぱいだったのでさらに先へと進みます。

立ち寄ったのは「直志庵さがの」さん。
並んではいませんが店内は満席でしばらく待つことに。
ここでようやく先週から食べたかった「へぎ蕎麦」を頂きます。

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ツルッとした喉ごしで何杯でも食べられそうなおいしさでした。
抹茶塩で頂く天ぷらもサクッと揚がっていておいしかった。
途中何件もあるラーメン屋に吸い込まれそうになりましたが、やっぱり蕎麦にして大正解でした。
ごちそうさまでした。

さて、この後は国道沿いの作品をすっ飛ばしてメイン会場の「キナーレ」へ向かう事にします。

2015/08/14

【街歩き】再びの妻有巡り その1 〜作品から作品へ山道はつづく〜

先週、大地の芸術祭を回ったばかりですが、今週は、泊まりがけの同窓会へ出かけるかみさんと、日帰りのツアー旅行へ出かけるじぃとばぁ、と、他に誰もいないので息子と二人過ごす休日となりました。
そこで、どうせパスポートがあるから、もう一回行ってみようか。 と、いうわけで2週連続で「越後妻有 大地の芸術祭」へ行ってみます。

大地の芸術祭は越後妻有地方という広大な地域で行われています。
先週行ったのはその一部、松代地区のさらに一部分のみ。
今日は、メイン会場のある十日町周辺を回る事にします。

北陸道から関越道へと走りついで越後川口SAで休憩。
ここから眺める信濃川は大きく蛇行しながら悠々と流れています。

今日もとても暑くなりそうな空が広がっています。

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今回は十日町周辺を回るつもりですが、越後川口から国道117号線を通るルートでは無く、いくつかピックアップした作品が集まっている所に近い塩沢石打インターを降りました。
ここから大沢峠を目指して県道を上っていきます。
国道253号線八箇峠は越えた事がありましたが、このルートは初めてでした。
上越国際スキー場のゲレンデの脇を蛇行しながら登っていきます。

峠に着くと大沢山トンネルがあります。
このトンネルが意外と長いのです。
このトンネルを抜けるとそこはもう芸術祭の会場 越後妻有地方になります。
トンネルの出口に早速作品があります。

T076「モミガラパーク」
T154「マッドメン」

駐車スペースの周りに作品が並びます。

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もみがらを包み込んだ半透明の煉瓦のような物で組上げられた作品です。

しかし、息子はと言えば作品はそっちのけで脇を流れる小川の方が気になる様子。
しばらく川遊びで楽しみます。

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川遊びを楽しんだ後、道をそれて山沿いの集落へと入っていきます。
大沢山トンネルのすぐ上にも作品が一つあります。

T323「『アート村鍬柄沢』構想」

斜面にポツンと立つ作品の周りには蕎麦が植えられていました。

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ここからさらに山道を登っていき峠を越えて行きます。
こんな山の中を品川ナンバーや湘南ナンバー等関東からの車や県外ナンバーの車が行ったり来たり。
とても十日町の山の中にいるなんて思えません。
・・・周りの風景は山・山・山なのでむしろ他県ナンバーの車の方が違和感なんですけどね。
これが芸術祭の集客力なんだなと、感心しました。

さて、峠を越え、塩ノ又温泉の脇を通り、着いた集落にあるのが次の目的の作品。

T214「もうひとつの特異点」

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外観は何の変哲も無い、山間の民家ですが、中へ入ると部屋の中にワイヤーが張り巡らされています。
最初は、ただワイヤーが貼られているだけだと思っていたのですが、中心部のワイヤーが密集した辺りにワイヤーとワイヤーを結ぶように細かく別のワイヤーが繋がっています。
受付の女性が説明をしてくれるのですが、部屋の真ん中で寝転がって上を見上げるとワイヤーにぶら下がった人の姿が現れます。
視点を変えると、意図していなかった物が現れるという不思議な作品でした。
受付の方は、作品の見方、作品が作られる課程の話など事細かくお話ししてくれました。
「私は、これが好き。他にも作品はあるけれど、この作品は見る価値があると思う。」
一押しの作品だそうです。

さて、ここで一つ気になった事が。
ここだけでは無いのですが、十日町(国道117号線)方向に案内板が向いているため、自分のように山沿いに来たり、六日町、塩沢方向から入ってくると案内板が見えない場所がいくつかありました。
この作品の入口も2又に分かれている場所でどちらへ行って良いのか分からなかったのですが、自分と反対の場所に看板があったのです。
何台か同じ所で迷っているように見えたので、ちょっと考えて欲しいなぁ。と、思いました。

作品見学を終えて別の山道に入っていき、最初の県道を横切るように更に山沿いを進んで行きます。
上越国際当間スキー場を抜けて進むと次の作品があります。

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最初、駐車場の脇のカラフルな場所が作品の一部だと思ったのですが、こちらは違いました。
この脇を通り神社の境内を更に進んだところにその作品はあります。

T328「森林梦境 森の夢」

「梦」って書いて「ゆめ」って読むんですね。知らなかった。

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木々の間に浮かぶシルクハットと、その周囲に立つシュールな人形達。
幻想的といえば幻想的ですが、ちょっと不気味な感じもする不思議な空間でした。
不思議の国のアリスを思い出しましたが、別にモチーフとなってるわけではなさそうです。

この作品の前には地元の方が冷たい麦茶や、トコロテン、トマトやキュウリでもてなしてくれました。
涼しい、境内でホッと一息付けて、会話も弾みます。

ここから次の作品を目指して、峠道を上っていきます。
峠を越えると今までの風景とは打って変わって急に目の前が開けてきました。
当間高原に入りました。

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雪深い土地のため独特の形になっている「かまぼこ倉庫」があちらこちらに点在しています。
これをモチーフにした作品もあちこちにありました。

高原の中に建つ作品も目をひく物がありました。

T155「再構築」

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最初、透き通った壁か、柱だけの建物か?と、思ったのですが、良く見ると壁の表面や建物の中も鏡を貼り付けた作品でした。
一見、向こう側が見えてるようなそんな錯覚を起こしていたのですね。

日も高く昇り、そろそろお昼の時間。
先週、松代蕎麦を食べ損ねたので今回は十日町でお蕎麦を食べるつもり。
高原を下っていって国道117号線へと向かいます。

しかし、次から次へと現れる作品を見ながら進むためなかなか、お蕎麦屋さんへたどり着けませんでした。


揚げ焼きそばを作ってみた。

お昼に揚げ焼きそばを食べたくなりました。何故か。
砂肝のコリコリ感が好きで久しぶりに食べたかったので砂肝を入れて作る事にしました。

【材料】
・蒸し焼きそばの麺・砂肝・キャベツ・人参・シメジ
・塩・鶏ガラスープの素・豆板醤・オイスターソース
・片栗粉・サラダオイル・ゴマ油

【作り方】
1:砂肝、人参を薄くスライスします。キャベツは手で適当にちぎり、シメジをほぐします。
2:焼きそばの麺をレンジでチンしてボールにあけてほぐします。
3:フライパンにゴマ油を入れて砂肝を炒め、火が通ったら人参を入れて火を通します。
4:キャベツ、シメジを入れます。
5:コップ1杯位の水を入れて、鶏ガラスープの素を入れます。
6:塩、豆板醤、オイスターソースで味付けをします。
7:水溶き片栗粉を入れてとろみを付けます。
8:深めのフライパンにサラダオイルを麺が浸かるくらい入れて暖めます。
9:油が温まったら麺を入れてパリッとするように揚げます。
10:麺が揚がったら、キッチンペーパーに揚げて余計な油を落とします。
11:皿に麺を載せ具をかけていただきます。

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本当は、たっぷりとした油で揚げるのが良いのでしょうが、後始末がめんどくさそうなので油は麺が軽く浸かるくらいに少なめです。
それなりに揚げる事ができます・・・これで良しとしてます。

パリッとした麺も良いのですが、汁を吸って少し柔らかくなった麺が好きです。
砂肝のコリコリ感もあり、ほのかにピリッと効いている豆板醤がアクセントをつけて飽きずに食べられました。
・・・実は一人なのに大量に作ってしまったんですが、一気に食べちゃいました。
これでビールでもあれば最高なんですけどね。

ごちそうさまでした。


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2015/08/13

【街歩き】星空と芸術を巡る その6 〜炎天下の作品巡りは続く〜

松代の駅前まで来ました。 この周辺には作品がたくさんあるのでお昼を食べてから回ろうと思います。

松代は、もともと上杉家の支城「松代城」のあったところ。
城下町を思わせる物が町のあちらこちらにあります。

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町中のマンホールのフタが城のデザインだったり、駅前の道路沿いが石垣と白壁っぽくなっていたり。
近くの城跡公園には天守閣を模した展望台もあるとの事。
そこまでは行きませんでしたが、その公園がキャンプ場になってるらしいのでちょっと気になってしまいます。

松代、と言えば蕎麦!だと思い、車を置いて蕎麦屋を探す事にしました。

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駅前からちょっと小高くなった場所にある商店街へと向かいました。
早速、見つけたのが

D317「松代商店街周辺における土壁による修復プロジェクト」

商店街の店の壁を土壁に変えるという物。何件かのお店が土壁になっていました。
この通り沿いには他にも作品があるのですが、肝心の蕎麦屋が見当たりません。
「松代蕎麦 善屋」とCMで聞き覚えのある店を見つけたのですが、製麺工場のみでお店は町外れにあるらしい。
このままでは、熱中症になりそうな勢いなので散策はあきらめて駅前の道の駅へ行く事にしました。
結局、道の駅の食堂で蕎麦をいただく事に・・・これ、松代蕎麦なんだよなぁ?

この道の駅に併設して北越急行の「まつだい駅」があります。

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去年の今頃は、ここを 特急はくたか が 130km/h で駆け抜けていたのでしょうが北陸新幹線が開業した今年からはローカル電車が静かに走っています。
駅の裏には芸術祭の松代地区の拠点となる「農舞台」があり、駅構内を抜けて行けるのですがこの時は分からずに遠回りをして「農舞台」へ向かいました。
おかげで北越急行の電車を撮れましたけど。

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さて、まつだい「農舞台」は、ほくほく線まつだい駅と連結した「まつだい雪国農耕文化村センター」と、その南側に広がる田畑、森林、遊歩道、そしてアートを内包した里山(フィールドミュージアム)の総称なのだそうです。
その中心にあるのが「まつだい雪国農耕文化村センター」。
田んぼの緑の真ん中に白い奇妙な形をした建物と、アートの数々。

D125「地震計」
D310「里山フィールド・ミュージアム・ビジターセンター」
D185「サウンドパーク」
D053〜059,113,218,274「まつだい農舞台」
D114「イエロースライダー」
D155「ゲロンパ大合唱」
D060,305〜309「かまぼこアートセンター」
D247,273「まつだい郷土資料館」
を見て回ります。

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この日は、沖縄の民謡、ネパールの舞踏などの披露も行われ,にぎやかな開場でした。
アートで、一番目をひいて、印象に残ったのは

D001「棚田」

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山の中に農耕をする人達が表現されています。
そして、もう一つ目をひいたのはこれ。

D061「花咲ける妻有」

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まぁ、こちらは派手差加減で目をひいたのですけどね。
さて、今日は8/2、長岡の花火が打ち上げられる日です。
一応、家へ帰ってから出直して花火へ行くつもりだったのでそろそろ帰らなくてはいけません。
炎天下の中歩き回ったので結構疲れた、と言うのもありますけど。
何しろここは幹線道路、高速道路から遠く離れた地なので帰るのも容易ではありません。
ましてや、山道を走るつもりだったのでそろそろ戻らなくては。

今度は駅前へ抜けるのに まつだい駅 構内を抜けていく事にします。
交通整理をしていた人に聞いたら「大丈夫だよ」との事。
本来なら入場券がいるのだろうなぁ?等と思いながら通り抜けてきました。

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改札は無く、「地下通路」という表記になっていますね。
ホームの手前の扉には、かつての名残か「列車が高速で通過します」の文字が。
もう、高速でこの駅を通過していく列車は無いんですけどね。

地下通路を通って上がったところは先ほどの道の駅。
確かにここを通れば農舞台まですぐです。

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この後は、山の中を走る国道403号線で長岡ICまで戻る事にします。
途中道路沿いに一カ所作品があったのでそれを見学。

K029「20 minutes walk」

川の流れを人工的に変えて田んぼを造成する「瀬替え」という技法を 1/10スケールで再現した作品。
こんな山奥まで作品があるなんて、ある意味感心してしまいました。

そこからは一気に長岡まで抜けて、北陸道を使って新潟まで帰ってきました。
その頃にはもう疲れ切っていて花火を見に行くのを断念。
今年は三尺玉を見ずに夏を過ごしています。

一泊二日のキャンプと駆け足で巡った大地の芸術祭。
都合18箇所のスタンプを押しましたが、全体の 1/10 も見ていない気がします。
機会があればまた来ようかな?
等と思ってしまいました。

・・・思ってしまったんですよね。

2015/08/12

【街歩き】星空と芸術を巡る その5 〜スタンプラリーにはまる〜

松之山に「森の学校 キョロロ」というのがあるそうです。 子供も楽しめそうなのでそこへ行ってみるつもりで車を進めます。

今年は「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2015」が開催されていますが、その中の企画の一つにもなっているとか。

山沿いの狭い3桁国道と県道を走り継ぎ里山を走っていると、大地の芸術祭の看板と一緒に「棚田の撮影ポイント」という看板を発見。
ようやく妻有地区へ入ったかと思うと同時に、ここまで棚田の風景がとてもきれいだったので、ちょっと寄ってみようか。と、思いハンドルを切ります。
すぐに大地の芸術祭の作品の案内と駐車場が有り、ついでに見てみるか。と、軽い気持ちで車を止め作品見学へとテクテク歩いて行きました。

D143「脱皮する家」

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そこにあったのは、山間のどこにでもありそうな古民家。
入場料が必要、という事で全作品を見る事ができるパスポートを購入して中へ入ると、壁や柱、天井を彫刻刀で削ったという作品でした。
裸足で家の中を歩くのがとても気持ち良かった。
そして、脱皮する家の裏にあるのが

D215「コロッケハウス」

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内側を削った脱皮する家とは反対に内外全ての面に衣(金属らしい)を吹き付けて作られた作品。
脱皮する家で感じたぬくもりのような物とは対照的に、全体の白い色から感じる感覚は、無機質な物でした。

作品鑑賞パスポートは、スタンプラリーのようにもなっていて作品毎にスタンプを押していく事ができます。
スタンプを貯めるゲーム感覚がこの芸術祭にはある、という話しをラジオで聞いた事があったのですが・・・まんまとそこにはまってしまっています。

さらに近くにある
D153「私たちはそれを、ありありと憶い浮かべることができる」
D217「庭が生まれるところ・・・そして」
D337「漂白花/水滴/空を見上げる」
を見て回りました。
巨大な石鹸の塊にポタッ、ポタッと、水滴が落ちてくるという「水滴」という作品は、まるで鍾乳石が長い時間をかけて姿を変えていくようにその姿を変えていく様が面白いと想った。

ここまで来ると「次はどこへ行こう?」と、すっかりキョロロの事は頭から外れて作品巡りを楽しみ始めています。
松代方面へ車を進め途中にある作品を見学しながら行く事にしました。
次に現れたのは、
D331「奴奈川キャンパス」
廃校になった学校に作品を展示している場所で、D331 から D336 の6作品があります。
中には学食をモチーフにした食堂も有り楽しい場所でした。

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そこからちょっと奥へ走ると、実昇清水が湧き出る城の池があります。

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今日は、気温が30度を超えているので、池の畔に湧き出る水は冷たくておいしかった。
この池の周りも芸術祭の作品になっています。

D106「自然と文化の出会う公園」

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池の畔を囲むように精霊達がたたずんでいます。

池を後にして国道へ戻り進んで行くと、当初の目的地だった「キョロロ」の文字がドーンと視界に入ってきました。
松之山温泉の巨大な看板です。 これも作品になっています。

Y026「ステップ イン プラン」

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この巨大看板、展望台にもなっていて上まで登ると周囲の里山の風景を楽しむ事ができます。
駐車場が狭いので、大勢の人が来るとあんまりノンビリもしていられませんが。
看板も良いけど、この景色を楽しみたい。そんな作品でした。

炎天下の中、右往左往しながらようやく松代の入口に辿り着きました。
お昼を食べたいけど、どうせなら松代でお蕎麦を食べたい。
そんな事を思いながら松代の町中へと向かって行きました。

2015/08/11

【街歩き】星空と芸術を巡る その4 〜2つの日の出と里山の風景と〜

寝苦しい夜を過ごしようやく涼しくなってきた頃、キャンプ場に朝日が昇ってきました。
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坊ヶ池の写真を撮ろうとテントサイトから更に下ったところにある池の畔へと降りていきました。
こちらは、まだ日の出前の静寂に包まれています。

やがて、対岸の木々の間から朝日が差し込み、それが湖面にも反射してあたかも2つの太陽が昇ってくるような不思議な光景を見る事がで来ました。

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下の写真をクリックすると、連続で日の出の様子を見る事がで来ます。

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空へ登っていく太陽の後を追うように池の中へともう一つの太陽が現れます。
こんな光景を独り占め!
今日も良い日になりそうな予感がします。

それまでのヒンヤリとした空気がここで一転。
朝日が昇ると同時に気温も一気に上がっていく感じがします。
太陽の力を感じる一時でもあります。
今日も暑くなりそうだな。

テントへ戻り、ようやく起きてきた息子と二人で朝食を作り始めました。
今日のメニューは、フレンチトースト、野菜炒め、スープとサラダ。
デザートのヨーグルトにドリンクはカルピス。

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焦げ目は気になりますが、おいしい朝食で息子も満足だったようです。
良かった、良かった。

朝食後は、すぐに撤収作業をし、キャンプ地を後にしました。
とは言え、2日目の今日はほぼノープラン!
松之山に気になるところがあるのでそこへ行ってみて後は野となれ、山となれ。
そんな感じで移動を開始します。・・・こんな感じなので地図も持っていないという!
iPad を持って行ったとはいえ肝心のネットには繋がらないし。
おおよその方向と道を頭にたたき込んでいたのでそれだけが頼りです。
・・・それでもネットの繋がるところを見つけて Google Map で位置確認はしましたけど。

清里から牧へ抜ける山道を走り始めると見るもの全てが美しくて見とれてしまいます。
特に棚田の広がる風景は心が癒やされる感じがします。

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気になる風景があると、車を止めて写真を撮る、という繰り返し。
全然急ぐ気なんてありません。

2車線の国道を走っていたと思ったら、急に車一台がやっとという道になったり、つづら折りの坂道になったりと気の抜けない道ばかりですが、それが逆に楽しくてしょうがないのです。

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あるカーブでは、あるはずのカーブミラーがありません。
良く見ると 草に覆われて鏡の部分だけ見える状態になってたりして。
ホント、楽しい事ばかり。

前日、高田公園できれいな蓮が咲いていたのですが、写真に取り忘れてちょっと悔しく思ってました。
でも、こんな山の中にも蓮池が有り、きれいな花が咲いていました。

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2、3の峠を越えて安塚へと入っていきます。
すると風景が一転して、昔の街道筋のような家並みが現れました。
一度は通り過ぎたのですが、どうしても気になったので戻ってみました。

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どっしりとした、風格のある家並み。
豪雪地で長い間この地に建っていたからこそ出てくる風格なのでしょう。
ホント、絵になります。

この家並みの後には、この地を見守るかのように大きなお寺が構えています。
こちらにも引き寄せられるように境内へお邪魔し手を合わせてきました。

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お寺の門前に書かれたこの文章。
ちょっと、クスリと笑ってしまいました。
良いなぁ、このゆるい感じ。

そう言えば、今朝はパンだったなぁ。米屋じゃないけど。

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安塚を過ぎて、再び棚田の広がる山道を上り下りを繰り返し、風景を楽しみつつ松之山方向へと進みます。

そろそろ、お昼も近くなってきたので、松代へ抜けてお昼を食べて、それから松之山へ行こうか?
そんな事をぼんやりと考えていた時に訪れた場所で今回の旅の方向性が決定づけられる事になりました。

それは・・・。

2015/08/10

【街歩き】星空と芸術を巡る その3 〜おいしい夕食と貸切の夜空〜

早速、夕飯の準備に取りかかります。 テントサイトと炊事場の間がかなり段差が有り行ったり来たりがめんどくさい状態です。 最初、炊事場で調理をしようかと思ったのですが、材料を洗うだけにしてテントの脇で調理をする事にしました。

本日のストーブ達です。(笑)

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左側の Optimus 8R は、独身時代にバイクツーリングをやっていた頃からの相棒。
かなり錆び付いてきてますが強火一直線の頼もしいガソリンストーブです。
右側の EPIgas NEO STOVE は、前回の家族キャンプからの参戦で2回目の登場(?)。
人からもらったランタンが EPI だったのでカートリッジを共用するために購入しました。
カートリッジはかさばるけど使い勝手はとっても良いです。
そして、中央の EPIgas QUO STOVE は、前回の朝食時に 8R が不発だったため今回心配から予備で購入しました。
かなりコンパクトでカートリッジよりも小さい!
あくまでも予備、と思ったけど結構使えました。
五徳が小さいのがちょっと不安だったけど、意外と鍋を載せても大丈夫でした。
今回は朝食時に湯沸かしに使用。

なんだか物が増えていく一方ですが(笑)、ストーブフル稼働で作ったのが、パエリアムサカ
スペイン料理とギリシャ料理らしいですが、どちらも鍋1つでできてしまうのでキャンプ料理にピッタリ!

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パエリアの炊きあがり具合や、ムサカに乗せた卵ヨーグルト(?)のフワフワ感がすごくて、思った以上に美味しくできて大満足!
夕食の片付けが終わる頃、日も西へと傾きいよいよ天体ショーの始まりです!

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再び、「星のふるさと館」へと向かいます。
「今日は土星の観測会があるので午後7時に集合。」と、言われていたのですが7時には我々2人しかいなくて職員さんも「来たの?」って状態。
取りあえず館内の展示を再び眺めつつ反射型天体望遠鏡が待つドームへと向かいます。
しかし、心配した通り雲が空を埋め尽くしていました。
「見えなかったら入館料を戻すからね」とまで言われてしまったのです。
小一時間覗いては見えない。でも待ってれば見えるかもと、息子とかわりばんこで望遠鏡をのぞき込んでいました。
でも、そうこうしているうちに雲の切れ間が出てきて土星らしき明かりを捉えました。
そして何度も見返しているうちに雲が切れてはっきりと土星が見えました!

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貸し切り状態で何度も何度も、土星を見ていましたが「肉眼でも見えるよ」との話を聞いて望遠鏡を見ていない時は肉眼で光点にしか見えない土星を眺めていました。
高性能の天体望遠鏡の後ろに立って肉眼で土星を眺めるのも何だか変な気分でしたけど。

その後は小学生の団体が来たので望遠鏡を譲り、肉眼で土星を確認しながら「雲が出て来たから見えないよ」とか、「今ははっきり見えるよ」等と何故か補助的な立場で小学生を案内したりしてなかなか楽しい時間を過ごしました。
その間に土星の近くを ISS 国際宇宙ステーションが横切っていくのも眺める事ができて有意義な時間を過ごしました。
9時頃には望遠鏡を小学生達に明け渡してテントへ戻り早めにシュラフへ潜る事に。
・・・と、言いたいのですが風が全く無く、蒸し暑い夜。高原とは思えないような気温で汗だくになりながらなかなか眠る事もできません。
夜中に何度も目を覚ましてテントの外で涼んでからまた眠りにつくという繰り返し。
なんだかうつらうつらとした夜を過ごしました。

2015/08/09

【街歩き】星空と芸術を巡る その2 〜昼の星もキャンプ地も独占!〜

夕食と朝食の食材を調達してから坊ヶ池へと向かいました。 目的地は「星のふるさと館」。 プラネタリウムの上映時間には間に合いそうも無いのですが、夜の観望会の事も聞きたいので取りあえず行ってみる事にします。

途中、田んぼアートをやっているところを発見。
いまいち、何が書いてあるのか分からなかったのですが、
きれいに形作られています。

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このアートは、「稲文字」と言って、毎年作られているようです。
周囲の棚田の風景にもちょっと癒やされます。

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目的地へ行く前にもう一カ所寄ってみる事に。
それは、昔この近くに隕石が落下した事があり、その場所が公園になってるとの事。
さっそく向かってみます。

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公園は「櫛池隕石落下公園」と言って、大正時代に公園に建てられた三角形の長辺の角度で隕石が落下してこの穴ができたとか。
隕石の現物は流石にここにはありませんが、当時は大騒ぎになったらしいですね。

その隕石を展示している「星のふるさと館」へ向かってみる事にします。
公園からさらに登って行った坊ヶ池のほとりにあります。

入館料を払って中に入ると、宇宙服や、隕石の展示があったり、プラネタリウムがあったりとそれなりの施設。
企画展の星雲の写真は見事な物ばかり!

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空に雲が出て来たので、今夜の観望会の事を職員さんに聞いてみると、
「午後7時からだけど来る前に電話をしてみて、天気によっては中止になるから」との事。
「それなら大丈夫です。下でキャンプしてますから」と、言うと
「それなら良いね!」と、ニッコリ。
そして、「今なら入力をやってるからドームへ行くと良いよ」との事。
早速、天体望遠鏡のあるドームへと行ってみました。

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ドーンと 65cm反射望遠鏡が鎮座するドームの中。
パソコンになにやら入力中の職員さん。
話しを聞くと今夜は土星を見る予定だとか。
ここでも念のため今夜の事を聞いてみました。
「この位の曇り空でも見える物ですか?」と、すると・・・
「大丈夫だよ!」との返事。良かった!と思っているとなにやら操作をして望遠鏡が動き始めました。
そして、接眼レンズに眼を当てた後こちらを向いて、
「金星が見えるよ。」と、一言。
えぇ!今夜の話しじゃなくて今なの!まだ午後3時過ぎでむちゃくちゃ明るいんですけど!
覗いてみると白っぽく光る星が確かに見える。うわぁ!昼間に見る星なんて初体験。
さらに操作をして望遠鏡を動かすと「一等星のアークトゥルスだよ」。
えぇ!金星ならまだしも、そんな星が見えるの!
確かに白い点がポツンと見えます。
もう、息子と二人で大興奮!
後からもう一組来たとはいえ、ほぼ二人で独占状態で見せていただきました!
今夜が楽しみ!

一旦、星のふるさと館を出てキャンプ場へ入るため近くの「京ヶ岳 山荘」へと向かいます。

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使用料 500円。 車をテントサイトに付けても良いとの事。
お風呂は山荘のお風呂を使えるのですが、時間が観望会と重なるので断念。
男2人だとこの辺は臨機応変(?)
受付を済ませてキャンプ場へと向かいました。

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結局、この日は他のキャンパーが湖の畔でテントを貼っただけで、キャンプ場は独占!
それで 500円!
広〜〜〜い、キャンプ場にポツーンと建っているのが我が家です。

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「星のふるさと館」との距離はこんな感じ。
館内の話し声が聞こえてくるレベルですよ!
だけど、他に誰もいないという・・・。

そろそろ日も傾き、時間も無いので急いで夕食を作って観望会に備えます。


【街歩き】星空と芸術を巡る その1 〜おいしいうどんを食べる〜

急にキャンプへ行きたくなった。(笑)

キャンプ地を探す時に「星空もみたい」と、どこが良いか探していたら上越市に「プラネタリウム」と、「新潟県内最大級の反射式天体望遠鏡」を備えた天体観測施設の隣にあるキャンプ場を見つけた。
キャンプ場は予約不要!
こんなすごいところは、きっと混雑するんだろうな?と、思いつつ息子と二人で行ってみる事にしました。

新潟から北陸道を南下、上越市を目指します。

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途中の米山サービスエリアで休憩、隣のスペースに丁寧にそろえた靴が・・・。
ここに止めてた車の人は、次に車を降りる時に焦っただろうなぁ?等と考えてしまった。

さて、上越市には昼前に到着しました。 ものすごく暑くてうんざりしてしまします!
上越ではリージョンプラザの上越科学館へ行ってみる事にします。
新潟の自然科学館みたいな物だから星空とか、宇宙とかそんな展示もあるのかな?と、夜の星空の事を思い浮かべながら「予習」のつもりで行ってみました。

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企画展のトリックアートや化学実験ショーをチラチラ見ながら館内を散策。
ところが「星」の「ほ」の字も出てこない。
「人類の進化」、とか「生命の不思議」とか、人の身体についてものすごく詳しく展示がされているのです。
なにしろ「射精の仕組み」まで解説されていて、読んで良いのか悪いのか?って感じでした。
結局、宇宙の話しは何も無くあっけなく見学を終わってしまいました。

まぁ、お昼も過ぎてしまったので食事に行く事にします。
近くでラーメンでも、とも思ったのですがせっかく来たので高田市内まで行く事にしました。
途中の高田城址の堀は、蓮の花が咲いていてきれいでしたが、まずは昼ご飯!
大和デパートの跡地にできたイレブンプラザへ行ってみました。
大和デパートのイメージで高いビルを探していたのですが、平屋の建物だったんですね。
見逃して先へ行ってしまうところでした。

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お目当ては、ネットで見つけた讃岐うどん屋さん「鶴越」さん。

カウンターとテーブルが2つのこぢんまりとしたお店ですが、お昼時は結構混むらしい。
行った時は、それほど混んでいませんでしたがそれでもちょっと待ってからの入店となりました。
お店の外で整理券を持って待つのですが、結構な音量で番号を呼ばれるのでちょっとビックリしました。

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息子はエビ天とぶっかけ、自分は卵の天ぷらとぶっかけ をいただきましたが、うどんは、ツルツル、シコシコで美味しかった。
卵の天ぷらなんて始めて食べたけど、半熟でこれも美味しい。

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お腹も膨らんだところで、スーパーで夕食の買い出しをして、キャンプ場のある清里区の坊ヶ池へ向かいます。


2015/08/04

キャンプでパエリアを作ってみた。

週末のキャンプでムサカを作ったのだけど、メインディッシュにパエリアも作ってみました。

【材料】
・シーフードミックス(冷凍)・米・玉葱・固形コンソメ
・オリーブオイル・おろしニンニク・マジックソルト

【作り方】
1:鍋にオリーブオイルを入れて玉葱を炒めます。
2:玉葱に火が通ったら一旦取出します。
3:鍋にオリーブオイルを入れて、おろしニンニクを入れます。
4:米を洗わずに入れて透明になるまで炒めます。
5:玉葱を入れ、シーフードミックス冷凍のまま入れて、水を米の約2倍入れます。
6:マジックソルトで味付けをして、固形コンソメを入れ蓋をします。
7:強火で煮込みます。
8:水気が無くなり、米に芯が無くなったらできあがりです。

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パエリア、ムサカにサラダとスープを添えると一見豪華な夕食となりました。
息子と二人で、美味しくてバクバク食べてしまいました。

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パエリアもコッヘル1つで作れるし、汚れも少ないのでキャンプで作るには良いなと思います。
ごちそうさまでした。

キャンプで、ムサカを作ってみた。

週末にキャンプへ行ってきました。 前回キャンプへ行った時はタンドリーチキンを作ってみたのだけど、今回は、ギリシャ料理のムサカを作ってみた。 出かける前にレシピを見てみたら簡単そうだし、フライパン1個でできそうだったのでキャンプ料理に最適だと思って作ってみる事にしました。

【材料】
・茄子・ジャガイモ・トマト・挽肉・チーズ・ヨーグルト・卵
・マジックソルト・オリーブオイル・片栗粉・おろしニンニク

【作り方】
1:ジャガイモの皮を向き芽を取り、薄くスライスします。
2:茄子を薄くスライスし片栗粉をまぶします。トマトは賽の目に切ります。
3:鍋にジャガイモを入れて大さじ2、3杯の水を入れ蓋をして火にかけます。
4:ジャガイモが柔らかくなったら一旦取り出します。
5:挽肉とトマトを混ぜます。
6:鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクを入れて炒めます。
7:ジャガイモを鍋に敷き詰めてその上に茄子を敷き詰めます。
8:茄子の上にトマトを混ぜた挽肉を載せて、マジックソルトを振り味付けをし、蓋をします。
9:ヨーグルト 約250g に卵を溶きよく混ぜます。
10:挽肉に火が通ったらチーズを乗せその上に9のヨーグルトを載せます。
11:火を止めて余熱でチーズと卵に火を通します。
12:卵が固まったら盛り分けます。

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最初ヨーグルトを入れるのに抵抗があったのですが、卵がフワフワになっていてビックリ!
本物のムサカは食べた事がありませんが、なかなか美味しくできました。
材料を重ねて火を通すだけの簡単な調理で美味しくできるのでキャンプに良いなと思います。

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今度は家で作ってみようかな?
ご馳走様でした。

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