2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

« 【街歩き】大阪をウロウロしてきた。〜その4:坂道と商店街と たこ焼き を堪能する〜 | トップページ | こんな時は、どうしたら良いの? »

2015/03/11

4年目。

今日は、やはり特別な日だ。

1年目は、福島へ行って復興イベントの中で黙祷をした。
2年目は、客先の物陰で黙祷をした。
3年目は、会社の駐車場の傍らで黙祷をした。
4年目の今日は、コンビニの駐車場で車の中で黙祷をした。

2年目以降、周りにはいつもと変わらない日常があった。
仕事をしている人。
買い物をしている人。
車を運転している人。
タバコを吸っている人。
歩いている人。
笑っている人。

たぶん、それで良いのだと思う。
いろいろな感じ方があるのだと、理解している。

友人に「お前が心配なんだ」と、言われた事がある。
久しぶりに友人達に会って、近況を話し合って、
「震災の時はどうしてた」
「あの日はどうだった」
「放射線量を測ったらこんなだった」
・・・そんな話しからちょっとした意見の食い違いが出てしまった。

被災地から遠い新潟で騒いでいる自分。
弟が郡山に住んでいて、実体験で感じている友人。

さも、何もかも知っているような口調だったのかもしれない。
さも、自分はがんばっているんだ。と言う口調だったのかもしれない。
そんな事じゃないんだよ!と、言う事だったのかもしれない。

「お前が心配なんだ」

たぶん見透かされていたんだな。
肩肘張らずに、いつものお前で良いんだよって。
1年以上前に言われた言葉の意味に、今気づいた気がする。

「風化」と、言ってしまえば悲しいけど、決して忘れているわけではないと思う。
いつもの日常を過ごす人達をどうこう言えるわけもない。

だからこそ語り続けていかなくてはと思う。
被災地ではない、遠く離れたこの地でも、あの日、何があったのか、を。
そして、今、何が起きているのかを見続けて、語り続けていかなくてはと。

「勝手に語り部プロジェクト。」

ひっそりと、こっそりと、これからも、続けていきます。
勝手にやっていきます。
外側から見続ける事を。
外側から語り続ける事を。

心配してくれた友人が、「それでこそお前だ」と、いってくれる日が来る事を信じて。

うーーん、まだ肩肘張っているかな?

« 【街歩き】大阪をウロウロしてきた。〜その4:坂道と商店街と たこ焼き を堪能する〜 | トップページ | こんな時は、どうしたら良いの? »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 4年目。:

« 【街歩き】大阪をウロウロしてきた。〜その4:坂道と商店街と たこ焼き を堪能する〜 | トップページ | こんな時は、どうしたら良いの? »