【街歩き】仙台をウロウロしてきた2014 〜その5 閖上リベンジそして地底へ〜
前日の閖上ではちょっとの所で「浜や」さんの海鮮を食べる事ができなかったので、今日はリベンジです!
とは言ってもこれから閖上に行くのではなく「浜や」さんのアスト長町店が近いのでそこへ行ってみる事にしました。
タブレットに Google Map を表示して「浜や」で検索したところ長町駅の裏辺りを差しました。
で、そこを目指して進んでいたのですが、その後「アスト長町」を検索したところ長町の隣駅、太子堂駅付近を指します。
おかしいなぁ?さっきのは間違いだったのか?と、長町駅前を右折して太子堂駅を目指しました。
そして、太子堂駅前で「アスト長町」の標識通り左折し東北本線のガードをくぐると・・・。
「アスト長町」の表示が無くなったのです。
「エッ?」と大通りをウロウロしてモールらしい建物を探しました。
すると突然仮設住宅が目の前に飛び込んできました。
あぁ、昨日の閖上の人達はきっとこの辺りに住んでいるんだろうなぁ。
もし、神様がいるのだとしたら自分にこれを見せたかったんだろうか?
・・・ふとそんな事を思ってしまった。
で、「アスト長町」。 モールとか複合施設とか思っていたら、この辺り一帯の地名だったんですね。
その事にビックリ!
あすと長町 というのが正式らしい。
結局、長町駅まで戻って「SRG Takamiya Sports PARK」という複合施設へ到着です。
ここは、テニスコートやフットサルコートに併設して飲食店が並ぶ施設です。
フットサルはラモス瑠偉がコーチをしているらしいです。
で、前置きが長くなりましたが「漁亭 浜や」さんに到着です。
注文したのはもちろん海鮮。
「浜やの浜丼」
「いくら丼」
そして店員さんがお勧めの「海鮮ちらし」
どれも美味しかったぁ!
やっぱり来てみて良かった。
「閖上」という場所が海と共にあったんだなぁ。と、感じました。
さて、午後はちょっと変わったところへ行こうと思います。
それは、地底の世界!
それは、長町駅から車で5分ほどの所にある「地底の森ミュージアム」です。
名称からして、どんなところ何だろう?と、興味津々。
入口を入ると目の前に建物があるのに、通路は地下へと階段を降りていきます。
結構階段を下りてきたところに・・・。
秘密の入口が・・・・って、全然秘密ぢゃないし!
この入口をくぐると、突然ホワイトアウトに!
ここは、約2万年前の氷河期の森が発掘された場所で、その森の木々が眠っている場所です。
地下水が木々を覆いそのままの形で残っていたのだそうです。
その為、館内は湿度が高く、メガネが一気に曇ってしまうのですよ。
で、ホワイトアウトになるので受付の方がメガネふきを出してくれたりして。
メガネをかけていない人にはどって事ないんですけどね。
受付からさらに下がった所にあるのがその 2万年前の大地です。
それが、これ。
木の幹は残っていませんが、根っこの部分はしっかりと残っています。
何の説明も無く見ているだけだと、あぁ昔の木があるのか・・位の感想になってしまいます。
でも、ボランティアの方が一つ一つ丁寧に説明をしてくれます。
これは聞いておいた方が良いですね。でないと、さっぱり意味が分かりませんから。
例えば、当時の人間がたき火をした跡だとか、実は学校を建てるために削った跡だとか。
空気に触れてカビが生えた場所だとか。
説明の映像もあるのですが、きちんと説明してくれるのでとても判りやすかったです。
そして、ここで発掘された木々の種類を元に氷河期にはえていたであろう木々を施設の周りにうえたのだそうです。それが氷河期の森です。
森の中に池があったのですが、最近「釣り」にはまっている息子は走っていって池の中を眺め回していました。
どうやら魚はいなかったらしいです。
思った以上に楽しめた「地底の森 ミュージアム」でした。
だんだん、陽も暮れて暗くなってきました。
そろそろ、新潟へ帰らなければ。
例年は、天皇誕生日前後で日程を組むのでどこへ行っても大混雑!っていう感じでした。
でも今回は日程の都合で早めにページェントの開催2日目に行きました。
その為か、比較的例年に比べてすいている印象でした。
日程をずらすとこんなに楽に移動ができるのかな?
来年からはそんな事も考えながらページェントを見に行こうかなと思いました。
地底の森ミュージアムを後にして、途中の菅生PAでお土産を買いつつ帰路につきました。
夕食を食べた磐梯山SAには、クリスマスを前にサンタファッションの赤べこが!
この白い物は、髭なのか?雪なのか?
どちらにしても、目が見えていないんですけど・・・
今回は、閖上を中心に仙台を回ってみました。
石巻へ行った時、塩釜、松島を回った去年、そして今回の閖上。
仙台は、「復興バブル」で盛り上がっている。というのが外から見ている人の感想です。
実際、仙台は人が集まり、盛り上がり、にぎやかで、以前と変わらない様相、むしろそれ以上の何かを感じさせてくれました。
でも、一歩その外側へ行くと一気に3年前に戻ってしまうような気がします。
閖上のあのまっさらな風景。
まだ、何もなされていないというあの風景。
あの風景が今回、強烈に頭に焼き付きました。
少しでも、「東日本大震災」について気にしている人がいるのならば。
この地は訪れるべき所です。
もちろん、この地だけではなく、訪れるべき「被災地」というのはたくさんあります。
そして、「被災地」の間に徐々に復興の足並みのバラツキがでてきているのだなと、感じた今回の街歩きでした。
2015年は、被災した人々が幸せに過ごせる年になりますように!
と、願わずにはいられません。
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