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2014/08/31

【街歩き】金沢市内をウロウロしてきた。 〜その3 雨の美術館と寿司三昧〜

「21世紀美術館へ行ってくる。」と言うと母親も弟も「あそこは微妙だ」と言い出した。
以前、会社の人も「21世紀美術館は、良く分からなかった」と言ってたし。
でも、行ってみなければ分からない。と、言う事で21世紀美術館へ向かいました。

雨宿りで寄った SAINT NICOLAS さんでしたが、スイーツを食べ終わっても雨は止むどころかますます強くなってきました。
いつまでもここにいるわけにも行かず、思い切って出発します。
家族4人に傘が2本。相合い傘で歩き出しましたが、ものすごい豪雨! 靴も、ズボンの裾もビショ濡れです。

途中、109に100円ショップのダイソーがあったので立ち寄ってビニル傘を購入。
100円ではなかった!
109の中を通ると地下道で香林坊のバス停へ繋がっている事が分かったので、雨を避けながらバス停へと向かいました。

当初はこの後、兼六園を見学してから美術館へ行くつもりでしたが、思ったより時間がかかったのと、この雨の中を歩き回る気がしなかったので、真っ直ぐ美術館へ行く事に。
香林坊から21世紀美術館前までバスで移動します。
バス停で1つか2つ分位、歩いても行けない距離ではないですが、何しろ雨が酷かったので。
一日周遊券ってこういう時、便利です。

さて、金沢城の城壁の見えるバス停で降りると道路を挟んだ目の前が21世紀美術館でした。

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広い敷地に建つ、近代的な建物。
美術館、というより科学博物館的な雰囲気もあります。

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中に入ると、ものすごい人・人・人。
建物の中は、外周が無料の展示物があるコーナー、中心部が有料のコーナーとなっています。
無料の外周を回るだけでも迷路っぽくなっている通路のあちこちに展示物があって、楽しかった。

無料展示コーナーで面白い、というか不思議と気持ちの良かったのが「タレルの部屋」。

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広い室内空間の回りがベンチになっていて、他には何も無く、天井から雨だれがポツリ、ポツリとたれてくる部屋。
雨だれが床に落ちる音がものすごく気持ち良く感じて、何時間でもここに座っていられそうな感じです。

そう、この時まで「タレルの部屋」は、「(雨だれの)垂れるの部屋」だと思っていました。
天井から水が落ちるようになっているんだな、と。

後でよく見たらこの部屋の作者が、ジェームス・タレル氏だとか。
・・・「(ジェームス・)タレルの部屋」だったんですね。

《ブルー・プラネット・スカイ》と、言う作品で、通り過ぎていく光をとらえ、人間の知覚体験(見ること、感じること)に働きかける作品。
との事、天井をよく見たら雲が見えてるし。

さっきの豪雨の時は、どんな感じだったんだろうな?

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普段は、「光」が降り注ぐ作品のようですが、この感覚を感じられたのだから逆に雨の日で良かったかも。
この他にも、ロッキングチェアーに座って作品を鑑賞するコーナーがあったり、小屋をテーマに作品が展示されていたりと見所がたくさん。
そして、有料の展示コーナーへ。
「レアンドロ・エルリッヒ ーありきたりの?」という展示をやっていましたが、結構な行列ができていたので面白そうだったけど断念。
「コレクション展 I  透過と反射」の方を見に行きました。
娘が見たがっていた《スイミング・プール》へも行けるようです。

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作品の上部へは、無料コーナーからも行けるのですが雨が強くてこちらも断念。
プールの内部へと向かいます。
長い行列の後に並び、狭い階段を降り、通路を進み、狭い入口を抜けるとそれはありました。

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頭の上にプール!です。

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プールへ入る梯子もあるので、みんなお約束のように梯子を登る・・・頭からプールへと入っていく写真を撮っています。

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やっぱり、お約束の写真をパチリ。
実は、この有料展示は、観光周遊バスのチケットを持っていると割引があるのです。
でも、荷物と一緒にコインロッカーへ入れてしまったので割引を受けられなかった。
残念。

他にも、木梨憲武展をやっていましたが、こちらはものすごい行列でいつ見る事ができるか分からないのでパス。

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どのくらいの行列かというと・・・

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外側の通路に二重三重に列ができていました。

美術館の外に出ると、広い庭のあちこちに建っている物が展示物だったりします。

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地面からニョキッと出ている筒も展示物。

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筒に顔を突っ込んで「おーい!」と言うと、敷地のどこかにある筒から声が聞こえるという物。
筒に書いてあるマークと同じ物通しが通じているようですが、これがなかなか分からない。
小さい子供が一生懸命叫んでいるのですが、反対側に誰もいないので返答がなくつまらなそうにしてました。
もう少し分かりやすいと良いのにね。

思った以上に、外野の前評判をはね除けるかのように、21世紀美術館は面白かった!
家族4人、充分に美術館を堪能しました。
ほんと楽しかった!

次はそろそろ、夕食を食べに行きたいと思います。
金沢と言えば新鮮な魚!
ということで近江町市場へ向かい、お寿司を頂く事にしました。
バスに乗って近江町市場へと向かいます。

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到着したのが夕方の5時近く。
もうすでに店じまいをした所が多く、閑散としていました。
市場の入り口にある「手造りおむすび処 むすび」さんのおむすびがあまりにも美味しそうでした。
後で食べようと思ったのですが、5時閉店と言う事でまずは食べてみる事に。
「焼きたらこ」と「いくら」そして、「白海老かき揚げむすび」を頂きました。
美味しかった!

そして、市場の内部へ。
ガイドブックや、パンフレットを見ながらどこへ行こうかと散策しましたが、どこが美味しいか見当も付かず、まわりはどんどん店じまい。
看板のメニューを頼りに、「近江町市場寿司」さんへ。

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お勧めのお寿司をまず頂き、単品で何品か頼んだけど、どれも美味しかった。

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かみさんが食べて見たいけど、値段がね・・・と、躊躇していたノド黒炙り寿司。
まぁ、良いから食べて見ろ。と、注文し、たべたらかみさんがビックリする位美味しかったらしい。
たまには、こういうのも良いかな。
皆が笑顔でお寿司を堪能しました。
最後は、金沢駅へと戻ってきました。

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駅ナカでお土産を買いましたが、お土産コーナーが広くてここも、お客さんでごった返していました。
駅で夕食を取らなくて正解だったかも。

金沢の駅、街は、来年の新幹線開業に向けて着々と準備を進めています。
きっと、来年の今頃はまた違った顔をしているのだと思います。
金沢駅や美術館等の近代化された建物が建ちはじめた一方で、茶屋街や武家屋敷、近江町市場などの昔からの建物や風情が残る街。
そんな街並みをいつまでも残しておいて欲しいな。と感じた街歩きでした。

慌ただしく、日帰りで行って来ましたが、一,二泊してノンビリ、ゆっくり回ってみたい街ですね。
機会があればまた行ってみたいと思いつつ、高速道路で帰路につきました。
疲れたなぁ。

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