「篠山紀信展 写真力」を見てきた。
「篠山紀信展 写真力」をやっていたのです。
篠山紀信氏の写真は、雑誌や本で見た事はあっても実際に展示を見た事はありませんでした。
失礼ながら「ヌード写真の人」というイメージが結構あったなぁ。
会場は、
「GOD」
「STAR」
「SPECTACLE」
「BODY」
「ACCIDENTS」
の5つに区分けされていてそれぞれタイトルに合わせて写真が展示してあります。
最初の「GOD」は、亡くなった人の写真が展示してあるのですが、サイズが美術館の壁の高さ位のもの等、ものすごく大きい。
その為だけではなく、迫力というか、本当に今その写真から出て来そうな位のリアリティがあった。
特に、渥美清さんの迫力と、金さん銀さんの存在感。
無理に引き延ばしたわけではなく、最初からこのサイズで撮ったんじゃないか?と思うほど自然にそれらの写真はありました。
最初から圧倒されてしまいます。
と、いうかここだけでも十分な感じ。
「STAR」は、各会のスターを撮った写真。
いわゆるポートレート的な写真が中心で、宮崎美子の写真は可愛かった!
ホント!あの写真すごいな。
隣が綾瀬はるかだったけど、霞んで見えました。汗。
反対側には、壇蜜と蒼井優が並んでいたけど、だんぜん蒼井優が良かったなぁ。
って、何を見に行ったんだろう?笑。
海老蔵の写真も圧倒的な存在感があったなぁ。
「SPECTACLE」は、趣向を凝らした作品を展示。
後藤久美子の夢少女 は、どうやって合成したんだろう?って、継ぎ目を一生懸命探してしまった。
ただ、一点、いるはずの人が消えている場所があったのであそこが繋ぎ目だったんだろうなぁ。
歌舞伎会の面々の写真は華があって、他とは違う独特な雰囲気を醸し出していました。
そして、「BODY」。
これは、もう真骨頂(?)。裸体が男、女問わず並んでいます。
関取や、彫り物をした集団から裸婦まで。
高岡早紀ってキレイだなぁ。・・・ガン見できなかったけど。
そこに混じって、黒柳徹子もいたのはビックリだったけどね。
最後は、「ACCIDENT」。
これは、東日本大震災の被災者の写真。
被災地の様子ではなく、被災者一人一人の素の顔が写ってます。
ほぼ、無表情の子供の写真。
子供を抱いて困った表情の母親。
元気を出そうと、笑いかけている人。
震災の記録ではなく、その人一人、一人の記録を撮っているかのようでした。
ここまでで会場を一周したのですが、何だかこのまま出るのはもったいなかったのでそこからまた戻って最初から見直してしまった。
時間に余裕があれば、そこにあった椅子に座って、じっくりずっと見ていたい気もしました。
篠山紀信という人はすごい写真家だと思いながらも、最初に書いた様にどこか頭の中に偏見のような物もあった気がします。
でも、この写真を見たらそれは、ほんの一部の話であってこれだけの写真を撮れる人なのだという事が良く分かった展覧会でした。
行って、良かったな。
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