語り部になろう。「東日本大震災 勝手に語り部 プロジェクト」始めます。
母が急に先日訪ねた親戚の家での話を語った。
「戦地から引き揚げてきたおじさんが、実家へ帰る前に本家に寄ったら家が無かったんだって。空襲で焼けちゃったからねぇ。」
母の故郷、長岡は空襲で町が焼けてしまった。実家も焼けて無くなったのだそうだ。
空襲の話は、何度も母から聞かされていた。
でも、それを子供達に伝える事ができているだろうか?
戦争があった事を、伝える事ができているだろうか?
そんな事を考えていた時に東日本大震災の映像が新たに流れてきたのを見た。
"New" Japan Tsunami Video, 2011. Shocking Footage.
防災放送が「歩いて逃げてください」と、叫んでいるのを「ダメだ!」と、思い。
川を眺めている人々に「早く逃げろ!」と、思い。
あっという間に津波にのみ込まれる町の映像を見ていた。
震災以降、いろいろな映像を見る度に思い、心の中で叫び続けていた事だ。
戦争の体験談を語る語り部がだんだん少なくなってきていると言う。
当時の体験を語る人が高齢化してきていると。
一方、東日本大震災についても語り継いでいかなければならないと思う。
桜ライン311 の活動はその一環だと認識していた。
被災者が、その体験談を語り継いでいくのだと思っていた。
でも、さっきの映像を見ながらそれは違うのでは?と、ふと思ってしまった。
「語り部」と言うのは青森、岩手、宮城、福島、茨木、千葉の被災者だけが行うものなのでしょうか?
「てんでこ逃げろ!」と言うのは被災地だけでの言葉でしょうか?
大きな地震が起きました。
大きな津波が襲ってきました。
原発が壊れました。
大勢の人が避難しています。
大勢の人が仮設住宅で暮らしています。
そして、大勢の人が今なお苦しんでいます。
これは、日本中の人が知っている事です。
そして、あの時の映像は TV や youtube で何度も見たし、今でも見る事ができます。
映像を見ながら思ったでしょ。
「防災放送で歩いて逃げろはないだろ!」
「川を眺めていないで早く、早く高台へ逃げろ!」
「急げ!急げ!」
と。
そう思ったのならば、津波警報が出た時は何をすれば良いか分かるはずです。
あの時の映像を見た人ならば。
この事は、充分【語り部】なれるんではないだろうか?
体験談ではなくても、語り継げる事があるのではないだろうか?
子供だって話す事ができる。
そこで、一人で勝手に始めます。
「東日本大震災 勝手に語り部 プロジェクト」
東日本大震災では、こんな事があった。あんな事があった。
自分自身も少なからず体験はしている。
これを後世に伝えるために。
「語り」ます。「語り」続けます。
あの時の事を。
とは、いえ、何をどうして良いのかも分かりませんが。
とりあえずは、
・【募金】東日本大震災の被災地への募金の一覧 クリック・TW募金 + アンケート募金 + Tシャツ
・【震災記録】2011.3.11 東日本大震災の記録
・日刊 手をつなごう
の3本柱を続けていきましょうか。
・・・まぁ、いままで通りという事で。
もしも。
もしも、賛同していただける方がいらしたらご自身のできる範囲で語り継ぎましょう。
2011年3月11日のあの震災当日に自分自身に起きた出来事を語れる人は誰でもできますから。
「地震が起きたら海岸、川沿いから離れて、できるだけ高いところへ急いで逃げろ!」
これを語り継ぎましょう。
そして、
津波の事だけではない。
あの時、あの日以来、何が起きたのかを。
子供達や自分達の次の代に語り継げることができればと、思います。
*訂正:「語り部」というのはあまりに重いので「勝手に語り部」としました。
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