喜多方で感じた事。
昨日(すでに一昨日)喜多方へ行って来ました。
その話は、後日書こうと思いますが。
実は、久しぶりに喜多方の町を見て
かなりガッカリしました。
古き良き喜多方がすっかり無くなっていたのです!
おまえの懐古主義にはつきあえない。
と、言われればしょうがないのですが、十数年前住んでいた頃とすっかり町並みが変わってしまいました。
町の中心部のアーケードが取っ払われ、道幅が広くきれいになりました。
なんだか、どこにでもある町並みに変わってしまった。
かつて、「蔵の町 喜多方」が注目された頃は、あの古くさい(失礼)町並みが人々の心を揺さぶっていたのだと思う。
他には無い魅力を感じて、観光客が押し寄せていたのだと思う。
「ラーメン」も魅力だったのだと思うけど。
今の喜多方は「ラーメン」を中心としていて、ラーメンを食べに来る人に受けるような町を作ろうとしている。
その結果、古き良く喜多方がなくなってきたのではないでしょうか?
妙にスッキリした町並み。
妙に風通しの良い通り。
妙に真新しい建物。
アーケードが取っ払われ、明るい町並みになり。
どこか懐かしいまんじゅうやさんは、古さを装った真新しい建物に変わり。
狭い通りが、広くなり。
高規格道路が直結する。
昔から喜多方は、観光客は来るけど、宿泊客は来ないという立ち位置でした。
(若松や、裏磐梯、猪苗代に宿を取る人がほとんど)
その為に喜多方に目を向けようとするのに必死なのは分かるけど。
たぶん。
かつて「蔵の町」として脚光を浴びた時は、喜多方を見に観光客が集まり。
喜多方独特の町並みが人々を魅了していた。
その後「ラーメン」が美味しいとして知られて更に観光客が集まった。
今は、その集まってきた観光客に視点を移して町を作ろうとしている。
市内の道路を観光バスが入ってこれるように道路を広げ。
古くさい町並みは今風の町並みにし。
観光客に受けるように、古い建物を改装し。
・・・そして、町を破壊していく。
同じ日に訪れた会津若松の七日町通りとは真逆の方向に行っている気がする。
七日町通りは古き良き建物を目玉として町を活性化させていると思う。
あの手法を喜多方で使っていればと、自分は残念に思った。
中心部に車ごと観光客を呼ぶのではなく、むしろ中心部を進入禁止にして町の景観を保存した方が良かったのではないだろうか?
外部の人間がとやかく言う話でもないだろうけれど。
かつて、そこに住んでいた人間からすれば、
久しぶりに訪ねた「喜多方」の町に。
がっかりした。
のだ。
日本全国、どこにでもある町並みを見にやってくる観光客はいないよ。
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